まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。もうあと30日。毎年、この時期になると、泣きたくなってきます。残り時間の少なさと、やり残したことのあまりの多さ。今から猛チャージをかけてももう絶対に追い付けそうもない、遠い目標。年の初めに描いた理想郷ははるか彼方。世間がクリスマスに浮かれようが、お正月休みの計画に気もそぞろになっていようが、まるでCNNの今日の出来事のように人ごとに感じます。
出来ないものはできないって、開き直ればいいんだけど、根っからの貧乏性だから、あきらめが悪い。容赦なく忙しい日中をなんとかしのぎ、コールセンターの電話を「本日の業務は終了しました」に切り替えたあと、アドレナリンの最後の一滴を振り絞ってやっと編集部の仕事を始めます。まだあと30日。悪あがきが続く今日この頃。。。

今月のテーマは防寒服
しばれます。日本語に訳すと、すごく寒いです。あ、ごめんなさい。東北弁も日本語でしたね。東北の言葉はフランス語のように聞こえるから、あえて使ってみました。何せ、今回の特集は「ココロまで温まる防寒物語」。パリのクリスマスのように、気持ちがジンワリする、おしゃれなウインターギアが満載です。インタビューでは各社、対応してくれた担当者が読者のハートを熱くするストーリーを語ってくれました。自社のコレクションに対する情熱と思い入れ。うまく伝わったでしょうか。
え、防寒なんて、先月もう買っちゃったよ。特集する時期が遅くない?そんな読者の恨み節も聞こえてきそうですが、こんなに寒いのに、まだ防寒着を揃えていない体育会系のひとだって絶対いるはず!ほらほら、そこのそんなあなた!クリスマスまで耐え忍んでも、防寒着をプレゼントしてくれる人などいないでしょ。特集を読んだら、潔く自分で買いましょう。天涯孤独でも、生きていればいいこともきっとある。月刊まいど屋を読んでりゃ、さらに幸運が巡ってくる。特集した防寒着のいくつかを、トップページの「今月の特ダネ」にしてありますので、チェックしてみてくださいね。まいど屋からあなたへの、ささやかなプレゼントです。あ、そうそう、ちなみに、東北弁でまいど屋は「いづも屋」。づの濁音はフランス語らしく鼻に抜けるように発音するのがポイントです。トレビアン?んだきゃ!<*東北弁についての解説は東北出身のまいど屋スタッフに聞き取り調査をしています。万一、説明に誤りがあった場合の責任は、全て月刊まいど屋編集部になく、このスタッフ個人にあります。予めご了承ください。>

みんなの写真館
まいど屋の画面に出ている商品説明はいまいち信用できないぜ!そんな健全な批判精神をお持ちのお客さまがお買い物の際に参考にされているのが「みんなの口コミ」。過去にその商品を買った人たちの生の声がそのまま掲載されていますので、画面にある情報だけではお伝えできないビミョーな使い勝手などが結構わかる。まいど屋を信じ切っている穢れを知らない心の持ち主も、実は隠れてこっそり見てる。彼女のケータイを覗き見るように、何となく気になってやっぱり見ちゃう。別にまいど屋を疑うワケじゃないんだけど、他のひとがどんな風に思っているか、知っておくのも悪くないじゃない。そのひとがどんなことを書いていたって、別に自分の気持ちは変わらない。どれどれ、え、こんな悪評もある。お、いい評価もあるぞ。あるときは小悪魔、あるときは天使。そんなところに、やっぱりホレちゃうんだよなぁ。と、まあこんな感じ。
前フリが長くなりすぎました。先月号でチラッとお話しした例の写真館の件です。お客さまにとって、そんな有益なユーザー情報をもっともっと臨場感あふれるものにパワーアップしたい。それならやっぱり実際に着用しているシーンを写した写真でしょ。そう、写真館は投稿文の代わりに、お客さまご自身がモデルになった、画像形式の口コミ掲示板。彼女のアイフォンを盗み見るようなスリルにあふれた背徳の楽園。
投稿写真の受け付けスタートは、12月1日から。具体的な方法については、まいど屋でお買い物をしていただいた全てのお客さまにお送りしている「商品の感想をお聞かせ下さい」のメールをご確認くださいね。メールについているURLをクリックするだけですから、本当に簡単です!写真の数がたまってきたら、まいど屋トップページに写真館の入り口をアップします。もちろん、コンテストも開催します。乞うご期待!

まいど屋を信じて
まいど屋のお客さまは礼儀正しいひとが多いです。買う立場なのに、逆にまいどスタッフに気を使ってくれるひとがたくさんいます。まいど屋なんだから、安くて、早くて、対応がいいのは当たり前だろ。そんな風にはなかなか言わない。スタッフが真っ青になるほどの腰の低さ。
ご注文の最後に出てくる画面の備考欄には、お客さまからのメッセージが書き込まれていることがよくあります。よろしくお願いします。がんばってください。そんなコメントにスタッフはいつも励まされる。疲れている時でも、いつも以上に丁寧に対応しようと奮い立つ。
先日いただいたご注文にあったコメントもそうでした。まいど屋さんを信じて注文をしました。どうか、よろしくお願いします。もちろん、すごく嬉しかったです。でも、同時にちょっと複雑な心境にもなりました。このお客さまは、もしかしたら、ほんの少し不安があったのかなぁ。まいど屋なんて、聞いたこともないし、ヘンなお店だったらどうしよう。でも、きっと大丈夫だよな。。。ご自身を無理に納得させているような、そんな微妙なココロの揺れが伝わってきて、どうしてなんだろって、しばし考え込む。
まいど屋なんだから、完璧なのは当たり前だろ。注文すれば1ミリの不安もなく、あとは安心して任せておけばいいに決まってるだろ。全てのお客さまから無条件でそう思ってもらえるようになるにはどうしたらいいんだろ。ご注文のコメント欄を読みながら、今日もそんなことを考えます。

一年間、ありがとうございました
まいど屋にとって、怒涛のような一年が終わろうとしています。スマホ店のオープンから始まって、ツイッターとフェイスブックの公式デビュー。マンガの連載開始と続いて最後はみんなの写真館のリリース。全て今年の出来事です。走りながら考えて、あれもこれも全部ほしいと欲張って、あちこちぶつかりながらここまでたどり着きました。どうにかこうにか、スケジュール通りに間に合わせたスタッフ全員に感謝します。そしてもちろん、まいど屋に来店してくれた一人ひとりのお客さま。始まったばかりで至らないサービスにも、仕方ないな、とお付き合いしてくれたお客さま。本当に、本当にありがとうございました。なんだか海外の翻訳本のあとがきみたいになってきたところで、そろそろエンディング。そうだ、来年は、公私にわたって支えてくれた妻に感謝って書けたらいいな。そんな縁があったらだけど。なにはともあれ、来年もどうぞよろしくお願いします!