【ベスト】威厳がなければ役立たない、ソフトでなければ警備服の資格がないimage_maidoya3
警備服のブランドと訊いても何かを思いつくひとは少ないだろう。警備員さんたちはそれほど警備服メーカーにこだわりを持たないし、大体、警備服のブランド自体が非常に少ない。好きなものを選べと言われたって、作業着メーカーがほんの申し訳程度に数点の警備服を製造しているケースを含めても、数えるほどしか選択肢がない。
  これほどニッチで業界の注目度も低いジャンルの中で、かなりの存在感を発揮しているのが今回ご紹介するG-BESTブランド。カタログ丸々一冊を全て警備関連商品で埋め尽くす圧倒的なラインナップで、全国の警備会社の期待に応えてきた。もちろん、まいど屋でも、お客さまから警備関連のお問い合わせがあれば、まず真っ先にオススメしているのがG-BESTのコレクション。バリエーションが多彩で品質も確か。警備服にありがちなオーダーメイドではなく、既製品を大量生産するから価格もこなれていてお客さまの評判が非常にいい。ホンネを言えば、G-BESTがあれば他に警備服のブランドはいらないんじゃないかと思うくらい、充実度が高い。
  警備服を探しているならG-BEST。まいど屋サポートセンターにお客さまからお問い合わせがあったときと同じように、このレポートでもそう宣言しよう。でも一体どうしてオススメなの?そんな電話越しのご質問にサポートセンターのスタッフがいつも答えている代わりに、今回は同社の吉川社長にG-BESTの魅力を詳しく説明してもらおう。
 

ベスト
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製品づくりにも関わる吉川社長
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こだわりのブラックシリーズG5709
「警備服は2000年から始めて今年で14年目。当初から専用カタログを作り、本腰を入れて取り組んできました。おかげさまで、現在、作業服等のユニフォームが50%、警備服が50%と、当社の2本柱のひとつといえるまで伸びてきています」。
  吉川社長によると、ベストが警備服に着手したのは次のような理由から。まず、当時すでに製造業の空洞化が進み、作業服の需要増が見込めない状況にあったこと。これに対し、今後、伸びていくであろう業種として介護、医療、セキュリティが挙げられたこと。そんな中でも就労人口が増えていたセキュリティ分野に着目し、競合も比較的少ないことから警備服への進出に踏み切ったという。「それまでの警備服は警察の制服を模したものばかりで、色は紺。カラーバリエーションがほとんどありませんでした。そこで当社では、従来の警備服にない商品をと、グリーン、ブラウンといったカラーものやストライプシャツなどを当初から提案してきました。もちろん、警察の制服のようなベーシックラインをキチッと押さえた上で。今でも圧倒的に需要が多いのは、紺無地の警備服ですが、徐々にそういったスマート感のあるタイプへのニーズも増え、今では紺以外で3割を占めるまでになりました」。
  それでは、早速、自慢のコレクションを順に紹介していただこう。まずは、紺制服の持つハード感をそのままに差別化を図ったブラックシリーズから。「従来と大きくイメージを変えたくないが、紺はイヤ。かといってグリーンやブラウンでは変化が大きすぎるし、厳格なイメージも損ないたくない。そんな企業さま向けに3年前から黒シリーズを出しました。某鉄道会社の警備でも採用されていますので、ご覧になったことがあるかもしれません」。
  ブラックシリーズは、黒のアジャスターパンツ(型番:G679)が基本。これに、黒の夏長袖シャツ(型番:G619)を合わせれば威厳のある姿に。また、爽やかなイメージにするなら、グレー地にブラックを効かせた夏長袖シャツ(型番:G613)を合わせて。素材は、上下ともに綿混の裏綿トロピカル。高耐光加工、ノーアイロン、帯電防止と必要機能がしっかり備わっている。これに対し、冬バージョンは同デザインの素材違いでそれぞれ対応。さらに警察官ライクなカッチリとしたジャケット(G5709)もある。夏冬ともにパンツ&シャツには視認性を高める反射パイピングが施され、黒地に白いパイピングラインが見た目の印象にスマートさをプラスしている。
  続いての注目コレクションは、業界初の定番化に踏み切ったという、爽やかなストライプシャツシリーズ。「カラーは紺、グリーン、ブラウンの3色。ベースはストライプですが、前立て、カフス、肩章に同色のアクセントを施し、警備らしいキリッと感を出しています。従来からの紺も、ストライプ(型番:G605)にすると軽快になり、深みのあるグリーン(型番:G607)や明るめのブラウン(型番:G609)は、ソフトで落ち着いた印象に。それぞれ対応カラーの夏アジャスターパンツでトータルコーディネートしていただけます」。
  また、夏の暑さ対策にオススメというのが、東レの新素材を使った涼感速乾の夏長袖シャツ(型番:G196)。「2年前にスタートし、去年はすぐに売り切れてしまいました。一般的に夏物の着用は5月後半からですが、この商品はとにかく涼しいので、その頃に着始めると早朝や夜は肌寒いんです。なので、オススメは本格的に暑くなる6月から。お盆過ぎになるとまた言われるんです。日中は快適だけど、朝夕は少し肌寒いよ、って(笑)」。
  カラーバリエに注力し、警備服の概念を徐々に変えつつあるG-BESTのコレクション。彼らが主導してきた市場の変化の裏には、単に他社と差別化したいという警備会社のニーズ以上に、警備会社と契約する側の意識が大きく変わってきたという事情もある。「これまで警備服には、厳格さ、威厳、威圧感といったものが求められてきました。警察の制服に似せているのもそういった理由からで、犯罪抑止効果を期待しているんです。ですが、最近は警備業が接客を伴うサービスを担うようになってきたんですね。スーパーマーケットだとか家電量販店、百貨店などでは、売り場に不案内な派遣店員に代わってお客さまを案内する。鉄道でも駅構内の案内から路線まで、警備員に尋ねる利用者もいる。当然、警備員にはそういった教育もされていて、仕事内容がサービス業にまで拡大しているんです。すると、必然的に明るくソフトな印象を与える制服が求められるようになってくる。過度に威圧感があるような警備員では、マイナスイメージになると、警備を依頼する企業が判断するようになってきたんです。この傾向は今後ますます高まっていくでしょう」。
  G-BESTでは毎年新たに6~10アイテムをリリースしながら、こうした動向に応えてきた。吉川社長自身も製品づくりに深くかかわりながら、警備服のあるべき姿を模索し続けている。「新商品づくりは、素材選びから始まって2年がかり。モニターしていただいて不具合があるかどうかも調べます。耐光力、暑さ、寒さ、汚れ落ちの良さ、特に排気ガスの汚れが落ちやすいかどうかは非常に大切です」。
  一体どうしてG-BESTの警備服がオススメなのか、これでお分かりいただけただろうか。まいど屋のサポートセンターに警備服について問い合わせると、オペレーターがついついG-BESTの話ばかりしてしまうワケも納得していただけただろうか。製品の信頼性が高く、デザイン、カラー、つくりの細部に至るまで工夫が凝らされたラインナップ。以下にサポートセンターへの問い合わせが特に多く、吉川社長も自信を持っている人気アイテムを紹介しておく。企業の警備服を検討している担当者の方は、しっかりチェックして参考にしてほしい。
 
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ストライプシャツのG605シリーズ
 

    

爽やかなストライプ柄で清涼感抜群!快適な着用感も大好評のG605シリーズ

業界初の定番ストライプシャツスタイルを3色で展開。着こなしはネクタイあり・なし、お好みで。紺は綿15%混のストライプオックス。グリーンと茶はポリエステル100%のオーウィッシュストライプ。アジャスター付パンツは3色ともに裏綿トロピカルの爽やか仕様。全アイテム高耐光加工、ノーアイロンのイージーケア。


汗ばむ季節をクールに過ごすならコレ!優れた速乾性能でいつでもサラリとした肌触りが心地よいG196シリーズ

シャツはドライ感とさらさら感、速乾性もマルの綿15%混のオーウィッシュトロピカル。 パンツは肌当たりのいい裏綿トロピカル、高耐光加工、帯電防止、ノーアイロンのイージーケア。