【丸五】安心、確実、ハズレなし!安全スニーカーの大本命image_maidoya3
マルゴの安全スニーカーは信頼性が高い。他メーカーの商品に比べ、耐久性などの基本性能がしっかりしているので、お客様から購入の相談を受けた時など、真っ先に推薦するのがマルゴの靴だ。性能と履き心地にとことんまでこだわるのがマルゴ流。
 通気性を確保するために業界に先駆けて採用した穴あきタイプの先心は、強度の問題を克服し、今や、安全スニーカーのスタンダード仕様とも言える。その他、足先の当たり具合に細心の注意を払ったワイド先芯仕様、耐油性ソールの標準採用など、マルゴが先鞭をつけた新機軸は数多い。耐久性にも徹底してこだわり、特にスニーカーの弱点となるマジックテープやソールの屈曲部分については1万回以上の耐久テストを実施して製品化するという。
 スニーカー安全靴の黎明期、商品化前に大量のプロトタイプを大手ゼネコンの現場などに提供し、現場の声を拾い上げてから商品化したエピソードは、いまでは業界の語り草である。マジカルセーフティーなど、マルゴにロングセラー商品が多いのは、そんな徹底したこだわりがあるから。反面、納得するものしか商品化しないため、新商品の発売頻度が少なく、デザインも保守的になりがちだ。
 このような弱点を今後、マルゴはどう克服し、新たな提案をしていくのか。岡山の本社を再び訪ね、お話を伺った。

丸五
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たくさんの商品が並ぶ会議室内の展示棚。
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業務企画課課長 大谷公人さん。これからのシーンを見据えた、強い眼差しが緊張感を生む。
手堅い定番の安全靴を数多く手がけるマルゴではあるが、常に変化を見せるのが工場や現場での作業シーン。その動向を、同社がただじっと見ているだけとは到底思えない。今年の新しい商品トレンドは何か。いきなりではあるが、核心を尋ねてみた。
  「当社としましては、今年初めてソールが薄めの安全靴を手掛けました。定番型のスニーカーに採用されている『バルカナイズ製法』を採用し、ファッション性の向上を図ったのです。働く人たちは、若い世代に入れ替わっていきます。そんな中、どうしてもワークウェアの中にファッション性を取り入れないと難しいのが現状です。安全靴も同じ。労働環境や労働者に合わせて、新たな要素を取り入れていきます(業務企画課課長 大谷さん)」。
  保守的なイメージを抱いていた同社から、意外な返答を聞くことができた。では、同社が安全靴を手がける上で、いちばん大切にしていることは何なのだろうか。
  「第一に考えるのは、当然のことながら安全性です。いくらファッション性を取り入れたからといって、その考えがブレることは決してありません。『安全靴は何を守るか?』その答えを考えると、ファッション性より安全性ですよね。スニーカータイプの安全靴といっても、安全性を重視した弊社では、先がやや広めのデザインを避けることはできません。鉄芯部分は安全靴、それ以外はスニーカーと同じという構造になっているからです。ファッション化した安全靴には、強度が弱いものも目につきます。デザイン性を打ち出すのなら、ちゃんとしたものを作ることが私たちメーカーの責務だと思っています。見た目では安全性が分からないので、消費者に対して失礼にもあたるんですよね」と、大谷さんの語調が強まった。
  性能面で、常に最先端を走り続けてきた同社。これからの市場に対しては、どのようなビジョンを描いているのだろうか。「より本物のことをしているメーカーが、最終的に生き残ると考えています。一度よいものを体験した人は、その快感から抜けられません。理想としては、最高級・最先端の素材を使用して、安全靴を作りたい。現在のラインナップも、可能な限りのこだわりを尽くしている。決して高いとは思わずに、その良さを体感していただきたいですね」。
 
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使うシーンに合わせた、様々な種類の安全靴が並ぶ光景は圧巻だ。
 

    

105 道路くん

舗装面を傷つけにくいフラット耐油底を採用した、舗装用安全靴のベストセラー。履き口ゴムが足にフィットし、アスファルト・小石の進入をシャットアウト。熱による底剥がれを防ぐ大底全周縫い付け仕様も安心。

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    ■型番:105
    ■定価:\OP
    ■販売価格:\7,200