【ル・ルソール】駒場の隠れ家ブーランジェリーimage_maidoya3
 駒場東大前駅にほど近い、緑豊かで閑静な住宅街に店鋪を構える「ル・ルソール」。過去に月刊まいど屋でも取り上げた日本料理やカフェのシェフと同様、競争の激しい世界で、革新的なパン作りに挑んでいるのが代表の清水宣光氏である。清水氏はあの「メゾン・カイザー」でも修行され、立ち上げにも関わっている。今回は、いつもお客さんで混み合う話題のお店で清水氏にインタビュー。店鋪の立地や、お客さん達のニーズと自身のパン作り、そしてその時に要求される作業服としてのコック・コートへの考え方も含めて、興味深いお話を伺う事ができた。

ル・ルソール
image_maidoya4
作業着であるポロシャツ姿で商品をレイアウトする清水代表。確かに清潔感があり機能的。店内の雰囲気にも合ってます。胸には「Le Ressort」のネームが。
image_maidoya5
厨房では伝統的なコック・コートを着て、パン作りの真最中。真剣そのもの。
 店鋪を立ち上げて3年目になるブーランジェリー「ル・ルソール」。元々は自分で店鋪を立ち上げるつもりではなかったという。「飲食関係のブランド立ち上げの話があって、動いていたんです。ただ、パンは初期投資が大きいので話しが噛み合わなくなった。その時に、自分でやれる規模の現在の物件に出会ったので、自分で立ち上げる事にしたんです」(清水宣光さん、代表)。
   駒場野公園にも近い、閑静な住宅地に佇むル・ルソールの立地は素晴らしいものに見えるが、どんなお店を出してもうまくいくわけではないという。立地とお店のスタイルがうまく一致することが重要なようだ。「住環境としてはいいんですが、生活面ではスーパーや商店は少ない。普段デパートでセレクトされたものを選んで来るようなアッパーな人達が住まわれている場所ですから、むしろいい材料を使って、いいものを作って欲しいという要望が強い所です。逆に妥協が少なくてすむ事が、ここでやってみようと思った理由の一つです。場所によって商売の仕方は確実に変わって来ますから」。だからといって、自分本意に商品を作っている訳ではない。「お客さんに求められているものに対して、自分なりの力で表現したものを作る喜び、それを忘れると、お客さんからの反応が返って来た時に素直に喜べなくなると思うんです。売れないものを売ろうとするのではなく、環境に対して自分の経験から出て来るものを提供していくことで、いいサイクルが生まれるんです」。
   清水代表は店づくりの信念を淡々と、そして理路整然と語る。しかし、実際にはクリエイティビティーと合理性のバランスという相当な能力が要求されるのだろう。それらを合わせ持つ清水氏がコック・コートに要求するものとは何だろうか?「機能性ですね。着心地が良く、疲れないもの。昔のコック・コートは肩周りなどが重くて疲れるんです。最近の人は、ポロシャツとか、伸縮性のある動きやすい格好の人も多いですよね。コック・コートにこだわる方も多いですが、毎日洗うものでもないので、頻繁に洗えるポロシャツの方が本当の意味で衛生的なのかなとも思えます。形にこだわらないなら、ポロシャツでもきちっと見えるようなものならいいんじゃないかと思うんですが」。ちなみに清水氏もポロシャツ派で「ル・ルソール」のネーム入り。既存の枠にとらわれない、清水氏らしい考え方である。
image_maidoya6
ル・ルソール、外観。周囲は閑静で緑あふれる住宅地。
 

    

コックコート

デザイン性、機能性、価格帯・・・バラエティーに富んだラインナップで様々なシーンに対応するコックコートシリーズ。素材にもとことんこだわり抜いたオススメ品。


半袖ポロシャツ

通気性が良く丈夫なポロシャツはオシャレさと清潔感を演出してくれる。また、使用頻度の高い店鋪においては、抜群の経済性も魅力。体毛落下防止機能付きや、汗が乾きやすいドライ素材のアイテムまで、豊富な品ぞろえはまいど屋ならでは。