【□サンダンス】「スニーカーにデザイン革命の衝撃」image_maidoya3
例えビジネスウェアであったとしても、もっとかっこいいものを身につける楽しみを感じてもらいたい。そんな想いから、従来のワークシューズの概念を打ち破る、全く新しいコンセプトの製品を提案し続けているサンダンス。高いデザイン性により、スニーカー安全靴のイメージを一変させた『デイトナ』シリーズの登場は、既存のスニーカーに飽き足らなかった多くのユーザーに衝撃を与え、瞬く間に市場に受け入れられることとなった。次はどんなサプライズを巻き起こしてくれるのか。今後の新商品開発計画へ向けて、どのようなビジョンをもっているのだろうか。

□サンダンス
image_maidoya4
自社商品を手にインタビューに答える山尾専務
image_maidoya5
近代的なデザインのロゴが来客者を迎えます。
今年で創業35年目を迎える、サンダンス。今でこそ普通に流通しているスニーカータイプの安全靴だが、その普及に強い影響を与えたうちの一社が同社である。とにかく高いデザイン性を誇るプロダクツは、まさに安全靴とは思えないほどのスタイリッシュな完成度。
  「安全靴といえば、当初は本皮を使用した、見た目にもゴツくてシッカリとしたものが業界のスタンダードでした。スニーカータイプのものはまだ市場で認知されてから13年くらいですね。当社はその数年前から作業靴を生産していたのですが、各社が安全靴の開発に参入してきたので、それなら差別化を図ろうと考えたのが現在の商品開発の基になっています。どのようなコンセプトの商品を開発していくか悩んでいた時に、実際の仕事現場を見つめ直し、若い人に気に入ってもらえる商品を作ろうと考えました」とは、専務取締役の山尾健治さん。商品の企画にも携わる自身もスニーカーが大好きで、日頃からたくさんのスニーカーを履くそうだ。その経験が、商品開発の勉強にもなっているとのこと。
  「スニーカータイプの安全靴の開発で苦労した点は、安全性を保ちながら見た目を重視することです。全体のアウトラインをシャープに見せるのが大変困難で、無事に完成するのか疑心暗鬼になってしまったこともあります。そんな中で考えていたものが形になったときは嬉しかったですし、売れたときの爽快感は忘れられません」
  そんな山尾さんに、今後の目標をお伺いしてみると「現在も新しい商品を企画していますが、作業靴は何よりも履き心地がいちばんです。いい材料を使用し、よりいい商品を開発していきたい。いつまでも品質とかっこよさが共存した商品を提供していきたいですね」と、頼もしい言葉を聞くことができた。これからもサンダンスの動向からは目が離せそうにない。
 
image_maidoya6
安全靴の固定概念を覆した、洗練されたカラーとデザイン
 

    

GT-3

従来の安全靴にはないスマートなフォルムを保ちながらも、決してタイトではない履き心地が快適。先芯は1tの圧迫にも耐える本格仕様でありながらも軽く、豊富なカラーバリエーションも魅力の一足。