【有限会社グランツ 【業種:解体業】】男気と人情溢れる社長が語る解体現場と作業服とは?image_maidoya3
平成7年創業の有限会社グランツ。現場での主な職種は、男っぽいラフな解体作業と、気配りの大事な建築現場での清掃業。この二つの業務を柱にしてプロフェッショナルな男達を束ねてきた林社長は、実際お会いすると実に謙虚で人情味に溢れ、他人の苦労が分かる魅力的な方だった。起業してから14年の間は、解体業界自体も激動の時代だったという。そんな中、人とのつながりを大切にしながらサバイバルしていく林社長に、御自身の会社と現実の作業現場、そして愛用する作業服について語ってもらった。

有限会社グランツ 【業種:解体業】
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品川のグランツ、外観
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熱心に語ってくれた林社長
 現在、会社というのは10年続くだけでも大変な時代だ。そんな中14年前に起業したグランツも様々な荒波を乗り越えて来た。「一時は横広がりに営業所を幾つか出してもいました。でも今と違って、人手不足で従業員が集まらなかった時もあります。その時は、営業所の仕事を自分でやる事もありましたよ」(代表取締役、林進一さん)。
   元々解体業をしていた林社長。独立した時は、親友や当事面倒見ていた後輩達が進んでついて来てくれたという。「バブルが弾けた後だったから、失敗していたら『やっぱりな』って言われていたでしょう。ついて来てくれた人間の生活も守らなくちゃいけない。最初は僕の給料は殆ど無かったし、不安で眠れない事もありました。そんな時は、もう自分を信じていくしかない。『やるしかない。俺が働けばなんとかなる』って」。社長を慕う人たちが大勢いるのが分かる気がする言葉である。
   では、実際の解体作業では何に気を付けて作業しているのだろう?「機械を使うので道具管理と、お客様への確認です。解体だと、配管など解体してはいけない部分もありますから。それに、揉め事が起こらないためにもコミュニケーションが大事です」。ハードな現場仕事に細やかな気配り。手早い仕事に正確さ。相反する要素を同時にこなしていくのが、解体業だという。業者によっては仕事が荒い事もあるこの業種で、最後の掃除まで綺麗に仕上げるというグランツの仕事は、着実に顧客の信頼を勝ち取ってきたようだ。
  そんな林社長が語る解体現場での作業服とは?「基本的にニッカか普通の作業ズボン。ただ僕的にはニッカは好きじゃない。鳶さんと違って解体だと、天井とか壊すので絶対に物が落ちて来る。そうするとニッカって引っ掛かって破れますよね。だから細みの作業ズボンに、怪我防止になる長袖シャツがいい」。しかし、グランツで人気なのは寅壱のニッカなのだそうだ。「機能性でなく、ファッションなんでしょうね」。ブレーカー等の機械を使う解体では、破れや汚れは当たり前。コダワリをなくしたら、どんどんみすぼらしくなってしまう。だからこそ気になるのは価格とカッコ良さなのだろう。
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社内にずらりと揃えられた解体用の機械。迫力です。
 

    

寅壱2151シリーズ (春夏)

ポリエステルの頑丈さに、綿の肌触りの良さとナチュラル感とを加えた夏向け素材。着心地はソフトで洗濯にも強い。形状安定素材を使用しているのでノーアイロンで着用可能。半袖シャツなど、暑さ対策にこだわる方にもオススメ。


解体現場向けシューズ

危険な解体現場では、釘などを踏み抜いて大けがにつながることもある。本物のプロなら、そんなリスクを未然に防いでおこう。スチール製のインソールが標準装備された解体用シューズなら安全、確実。手持ちのシューズにこだわるなら、踏抜き防止のセーフティーインソールもオススメ。