アイズフロンティアはデニム系ウェアを得意とする新進気鋭のワークウェアメーカーだ。アメリカンカジュアルなデザインとハードな現場を支えるタフな素材にこだわり、打ち出すアイテムそれぞれが他メーカーでいう目玉商品。妥協を許さないフロンティアスピリットと感性を刺激するインスピレーションが創り出すウェアは、ワーカースタイル革命を新たなるステージへ導く。
アイズフロンティア 作業服 その他(その他)
区分:その他
メーカー:アイズフロンティア
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アイズフロンティア50020ナイロン全方位ストレッチテーラードジャケット
家の内装工事を頼むと、小ざっぱりとしたアイビーファッションの男が現れた。まるでこれから、彼女とデートに出掛けるような雰囲気だった。実際、その表情にはお楽しみを間近に控え、その成り行きを早くも想像しているような明るさが溢れていた。私はその男に好感を持った。爽やかで、そつがなく、信頼のおけそうな男だったからだ。男は打ち合わせを終えると、乗ってきたライトバンに戻って行った。そしてなぜか、工具箱を片手に戻ってきた。表情からはついさっきまでの無邪気な笑みが消え、口元に険しいしわが刻まれていた。目には神経質でピリピリとした光が宿っていた。それは自分の世界に入り込んだ頑固者の顔だった。ひとりの人間にこれほどの変化が起こるのを、私は初めて目の当たりにした。何かお忘れ物ですか、と私は云った。打ち合わせに沿って、これから仕事を始めるのです、と男は云った。すっかり人が変わってエキセントリックな変人になったのか、男はスマートなアイビースタイルのまま家具を軽々と移動させ、壁紙をはがし、新しいクロスを貼って行った。作業の間、男は口も利かなかった。全てが終わって、家具が元の位置に戻されるまで。夕刻になり、辺りはすっかり暗くなっていた。男は手早く仕事道具をまとめるとライトバンにそれを戻し、工事完了確認書なるものを手に引き返してきた。私はそれにサインをした。男の顔には、今朝がたの無邪気な明るさが戻っていた。これから妻とディナーに行くんです、と男は云った。新調した仕事着が動きやすくて、思ったよりも早く終わったものですから、映画も見られるかもしれない。その格好で、と私は云った。ええ、この格好で、と男は答えた。むさくるしい作業着と違って、営業もできる、プライベートにも使える。なかなか便利なんですよ。ボディーはスポーツウェアやアウトドアフィールドギアで一般的になりつつあるフルダルナイロン。どんな激しい動きにもしなやかフィットし、薄手でありながら高耐久。お手入れラクラクのイージーケア性もマル。
定価:OP円
販売価格:2,720円
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