まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。日に日に気温が下がってきて、もうすっかり秋たけなわ。皆さん、いかがお過ごしですか?冬服の準備は済ませたかな。景気のキビシイこの時代、去年買ったものを今年も着ようなんて考えているあなた、正解です!衝動買いは絶対しないと固く心に誓ってから、まいど屋サイトを覗きましょう。ちょっと予算に余裕があるひとは、まいど屋サイトを隅々までチェック!今年の新作も大豊作、お値打ち商品がテンコ盛りです!

今シーズンのトレンドはグレード感のある黒
各メーカーの秋冬新作もほぼ出そろい、今シーズンの特徴も見えてきました。特に目を引いたのが、黒をスタイリッシュに表現したユニフォーム。一昔前なら考えられなかったこの色も、ワークウェアのカジュアル化の流れを受けて、最近では抵抗なく受け入れられるようになりました。また、防寒着や安全スニーカーではメタリック系のヒカリモノ素材が人気なようです。カジュアルとのボーダーがますます希薄になり、一般ファッションのトレンドがそのままワークウェアに押し寄せているように思います。

で、今回のテーマは「秋冬作業服」
今月号ではこれまで「ワケアリ」で取り上げてこなかったメーカーを一気に特集。
以前から「やりたいなぁ、どうしようかなぁ、次回にしようかなぁ」とずっと心に引っ掛かっていたメーカー3社が登場です。ワケアリのワケは全部まいど屋の勝手な先入観。「社長が乗り気でないような気が・・」(ホシ服装)、「欠品したらどうしよう」(シンメン)、「取り扱いを始めたばかりで、あまり詳しくないからなぁ」(クロダルマ)。今考えると、どれも取るに足らない「ワケ」ばかり。前進を阻む壁は、外部ではなく、自分の心の中にあることが多いんですね。取材を終えて、やっぱりやってよかった、と心のつかえが下りた半面、何でもっと早くしなかったんだろうと反省もいっぱいの特集でした。

まいど屋に足りないもの
今回特集したホシ服装の社長に言われた言葉が忘れられません。「まいど屋の画面では商品のグレード感や質感が伝わりにくい。我々が真剣にこだわり抜いて磨き上げたディーテールがほとんど分からない」。
確かにその通り、耳の痛い言葉です。どんなにキレイに写真を撮っても、知恵を絞った言葉で商品説明を書いても、モノを手に取れないハンデは果てしなく大きい。まいど屋にはそんな絶望感が常にあります。絶望しながら、ショップでお客さまが感じるのと同じトキメキ、ワクワク感を伝えるにはどうしたらいいか、といつも考えているんです。
商品に直接触れない制約の中で、どうしたらショッピングの楽しさを感じてもらえるか、どこでお客様の不安感を補えばいいか。いつもたどり着く答えが接客の基本に帰ること。まいど屋サポートセンターのスタッフは、常にお客さまの立場に立ってモノを考えたい。決して、販売側の立場に立たない。お問い合わせがあったら、お客さまと一緒に考え、商品を探す喜びを共有したい。万一、お客さまから見て納得できないことがあれば、臆せず改善していきたい。それが私たちが目指しているまいど屋の姿です。

秋の風物詩
まいど屋物流センターの敷地内に働き者の柿の木があります。まいど屋がオープンするずっと前から、ひとの手を一切借りずに自力で生きているエライ柿の木です。これから徐々に冷え込んで、実が甘くなるのが11月の中旬ごろ。その頃が秋冬物商品の出荷のピークです。まいど屋スタッフは赤く色づいた柿とお客さまのご注文商品で埋め尽くされた物流センターを見て、秋を実感します。
柿が程よく熟すと、近所の人がそれぞれ梯子を持ってきて取っていく。まいど屋のスタッフもみんなで食べます。カラスも来ます。みんなを少しずつ幸せにして、11月の終わり、最後の実がなくなると葉を落とし、丸裸になります。来年の春、再び生命感あふれる新緑の季節になるまで、裸のままじっと一人で立っている。エライ木です。