昨今の「作業服をカジュアル化する」という業界の流れにあえて背を向け、ワークウェアとしての機能性と着心地にとことんこだわる。「作業服は作業を最大限に効率化するためのツールである」という哲学を見事なまでに貫き通す。そんなブランドカラーを信頼しているファンは全国に数多く、特に規模の大きい会社のユニフォームとして採用されることが多い。日新被服はそんなメーカーだ。
コダワリの一つが作業服の基本性能の一つである「動きやすさ」。それは同社のカタログ写真からも窺える。作業服を着たモデルさんが野球やバスケットボールのポーズをして写っている。ワークウェアのカタログとしてはかなりユニークがあるが、彼らの運動性能へのコダワリを知ればすぐに納得できるだろう。
一方で、ユニフォームが職場の一体感を醸成する側面に着目し、デザインに斬新な手法を取り入れることもある。例えば5116シリーズ。男性から女性まで、また、混紡や綿などと素材を変えて、同一テイストでデザインされた商品群で会社のあらゆる部門をカバーできる。ポロシャツ、帽子やベルトの小物類まで同じデザインで揃えてあり、企業イメージを職域横断的に統一できる画期的なユニフォームだ。
今回の特集である「ビルメン作業服」にはまさにうってつけの商品が目白押しの日新被服。月刊まいど屋編集部は早速、岡山県の本社にお伺いし、彼らの商品の魅力について、お話を伺ってきた。
コダワリの一つが作業服の基本性能の一つである「動きやすさ」。それは同社のカタログ写真からも窺える。作業服を着たモデルさんが野球やバスケットボールのポーズをして写っている。ワークウェアのカタログとしてはかなりユニークがあるが、彼らの運動性能へのコダワリを知ればすぐに納得できるだろう。
一方で、ユニフォームが職場の一体感を醸成する側面に着目し、デザインに斬新な手法を取り入れることもある。例えば5116シリーズ。男性から女性まで、また、混紡や綿などと素材を変えて、同一テイストでデザインされた商品群で会社のあらゆる部門をカバーできる。ポロシャツ、帽子やベルトの小物類まで同じデザインで揃えてあり、企業イメージを職域横断的に統一できる画期的なユニフォームだ。
今回の特集である「ビルメン作業服」にはまさにうってつけの商品が目白押しの日新被服。月刊まいど屋編集部は早速、岡山県の本社にお伺いし、彼らの商品の魅力について、お話を伺ってきた。
日新被服
社屋併設の自社工場。ここで数多くの商品に、後加工サービスが施されている。
美脚シルエットのパンツ。重ねた従来のパンツと比べ、ラインの違いが見て取れる。
「作業服という商品の差別化は難しいですね」という言葉が、インタビューの冒頭にあった。それは決して、諦めによって出た言葉ではない。真剣にウェアと向き合い、さまざまな追求を重ねた末の、逆説的な信念。差別化できない商品を、どうやってお客さまに提案し、選んでいただくか。ちょっとわかりにくいこの逆説への答えは、インタビューの時間が経つとともに、少しずつ理解できるようになる。お話を聞かせていただいたのは、営業部の大内さん。インタビュー以外にも、本社に併設された工場内をくまなく案内していただき、商品に対する深い理解と愛情を存分に伺い知ることができた。
日新被服がコダワリ抜いているのは、一目見て、誰もがすぐに印象付けられるような底の浅い「差別化」ではない。着用したときに初めてわかるような、細部に宿る「正直さ」。一見では多くの人が気付かないようなところに、作業性を高めるための工夫をちりばめる。派手なアイデアとは無縁の丁寧な作り込みを積み重ねたウェアは、作業着として使用された時に、初めてその輝きを放ち始める。そんな地味な仕事を愚直に続けていく姿勢が、「作業服の差別化は難しい」という言葉となってあらわれるのだろう。
お客さまには『お値打ち感』をお届けしたいと大内さんは言う。日新被服のラインナップには決して人目を引くようなロープライスの商品が並んでいるワケではない。だが、お客さまにお支払いいただく価格と商品の品質を比べた「コストパフォーマンス」で見れば、日新被服のウェアは圧倒的に「バリュー商品である」と言えるだろう。「できるだけ価格を抑えながら、納得のいく商品をつくるために、私たちは生地から自社で開発しています。コスト面を考え、ベースは海外で生産し、付加価値の高い、商品のポイントとなる加工は国内でという態勢をとっています。後加工でクオリティを高めることにより、コストを抑えながら、お客さまが納得できる商品を作っている」。
話をしながら、大内さんが見せてくれたのが、プリーツ付きのブルゾンと美脚シルエットに特殊カットしたパンツ。ブルゾンの肩口に搭載したプリーツは、腕のツッパリを抑え、運動性を格段に向上させる。パンツはヒップのカーブラインとヒザの高さを上げることにより、足長のシルエットを出しながら、身体へのストレス感を抑制し、作業性を高めている。どちらも派手さはないが、動きやすさと着心地を第一に考えた日新被服らしい商品だ。
着用してみて、初めてその良さに気付く日新被服のビルメンシリーズ。まいど屋の商品画面だけでは残念ながら、その良さをすべて伝えきることができない。日新ブランドの真価は、実際に商品を手にとり、着てみたときに初めてわかる。興味がある読者は、以下に掲載したラインナップを参考に、試してみてほしい。
日新被服がコダワリ抜いているのは、一目見て、誰もがすぐに印象付けられるような底の浅い「差別化」ではない。着用したときに初めてわかるような、細部に宿る「正直さ」。一見では多くの人が気付かないようなところに、作業性を高めるための工夫をちりばめる。派手なアイデアとは無縁の丁寧な作り込みを積み重ねたウェアは、作業着として使用された時に、初めてその輝きを放ち始める。そんな地味な仕事を愚直に続けていく姿勢が、「作業服の差別化は難しい」という言葉となってあらわれるのだろう。
お客さまには『お値打ち感』をお届けしたいと大内さんは言う。日新被服のラインナップには決して人目を引くようなロープライスの商品が並んでいるワケではない。だが、お客さまにお支払いいただく価格と商品の品質を比べた「コストパフォーマンス」で見れば、日新被服のウェアは圧倒的に「バリュー商品である」と言えるだろう。「できるだけ価格を抑えながら、納得のいく商品をつくるために、私たちは生地から自社で開発しています。コスト面を考え、ベースは海外で生産し、付加価値の高い、商品のポイントとなる加工は国内でという態勢をとっています。後加工でクオリティを高めることにより、コストを抑えながら、お客さまが納得できる商品を作っている」。
話をしながら、大内さんが見せてくれたのが、プリーツ付きのブルゾンと美脚シルエットに特殊カットしたパンツ。ブルゾンの肩口に搭載したプリーツは、腕のツッパリを抑え、運動性を格段に向上させる。パンツはヒップのカーブラインとヒザの高さを上げることにより、足長のシルエットを出しながら、身体へのストレス感を抑制し、作業性を高めている。どちらも派手さはないが、動きやすさと着心地を第一に考えた日新被服らしい商品だ。
着用してみて、初めてその良さに気付く日新被服のビルメンシリーズ。まいど屋の商品画面だけでは残念ながら、その良さをすべて伝えきることができない。日新ブランドの真価は、実際に商品を手にとり、着てみたときに初めてわかる。興味がある読者は、以下に掲載したラインナップを参考に、試してみてほしい。
マネキンに成り済ましてくれた大内さん。ユニークに商品の魅力を語ってくれた。
|
職域横断的にコーディネート可能な5000シリーズ 職場、職域で最適な生地を選びながらコーディネートが可能な人気のシリーズ。丈夫でソフトな綿とポリエステルの混紡素材が最もポピュラー。JIS/T-8118対応の高度な帯電防止機能付き。 |
|