何度取り扱いをやめようと思ったか、わかりゃしない。煮え湯を飲まされたこと数知れず。まいど屋にとって、鬼門中の鬼門。販売するときは厳重注意。ましてや月刊まいど屋の特集に取り上げるなんてもってのほか。通販業界じゃ禁断のメーカーがこのシンメンだ。
シンメンの何がヒドイかって、そりゃ、欠品率の高さ。数年前、一度だけのつもりで書いたレポートでも触れたが、人気商品になると、シーズンが始まる前に売り切れちゃう。カタログに載っているおいしそうな写真だけ見せられて、キブンが盛り上がって注文すると、今季終了しましたの冷たい声。惚れてその気になるとプイとよそを向いちゃうあの子によく似てる。こんな気持ちになるなら出逢わなきゃよかった。もう耐えられない。さよなら。。。
何度も大やけどを負ったまいど屋が、今回、再び取材を申し込んだのは、リリースされた今シーズンのコレクションが、あまりにも魅力的だったから。素っ気ない態度にひどく傷つけられても、次の日にはやっぱり愛しいと思わずにいられない悪魔のようなあの子の笑顔のように。ようし、そっちがその気なら、まいど屋にも考えがある。惚れちゃったんだから、ホンキになっちゃったんだから、仕方がない。いつも以上に在庫を積めば、特集後に注文が急増したってきっと何とかなる。万一、お客さまに迷惑をかけてしまったとしても、そのときはその時。編集部をそこまで思いつめさせたシンメンの魅力っていったい何なのか。以下のレポートでじっくりお話ししよう。
シンメンの何がヒドイかって、そりゃ、欠品率の高さ。数年前、一度だけのつもりで書いたレポートでも触れたが、人気商品になると、シーズンが始まる前に売り切れちゃう。カタログに載っているおいしそうな写真だけ見せられて、キブンが盛り上がって注文すると、今季終了しましたの冷たい声。惚れてその気になるとプイとよそを向いちゃうあの子によく似てる。こんな気持ちになるなら出逢わなきゃよかった。もう耐えられない。さよなら。。。
何度も大やけどを負ったまいど屋が、今回、再び取材を申し込んだのは、リリースされた今シーズンのコレクションが、あまりにも魅力的だったから。素っ気ない態度にひどく傷つけられても、次の日にはやっぱり愛しいと思わずにいられない悪魔のようなあの子の笑顔のように。ようし、そっちがその気なら、まいど屋にも考えがある。惚れちゃったんだから、ホンキになっちゃったんだから、仕方がない。いつも以上に在庫を積めば、特集後に注文が急増したってきっと何とかなる。万一、お客さまに迷惑をかけてしまったとしても、そのときはその時。編集部をそこまで思いつめさせたシンメンの魅力っていったい何なのか。以下のレポートでじっくりお話ししよう。
シンメン
アニマル柄のエンボス防寒ブルゾン『7725』
コットン100%の綿防寒ブルゾン『15135』
「ウチは価格優先。“売れ筋を、他メーカーより安く”がポリシーです。流行のモノを安く買いたい場合は、シンメンで探す。お客さまもそう思ってくれている。このポリシーの根底にあるのは、“とにかく食いつけ!マズけりゃ、吐きだせ!”というダボハゼ精神。だから、ワークに限らず、いろんなことをやってきた。カシミアセーターとか、時計とかね」。
お話を伺ったのは、シンメンの平(たいら)取締役部長。いきなりの公言に筆者は動揺→感嘆→関心MAXとなり、続く言葉を待った。「安く提供するには、高確率で売れるものを作らなけりゃならない。なので、ウチではトレンドを見極めてから商品作りをする。たとえば、展示会で参考出品として出して、反応が良ければ作るというようにね」。
そんなふうにして毎シーズン、20~25もの新商品を出しているシンメン。最盛期には1シーズン70アイテムを出したこともあったそうだ。「今は少量多品種で、昔のように枚数を作らない。暖冬ということもあり、年々シーズンが短くなっているからね。だから、1回しか生産しないスポット商品も多く、早々に売り切れになることもある」。
まいど屋泣かせの少量生産。おまけに今シーズンのNEWアイテムはかなりの粒ぞろい。さらには厳冬を予想する今シーズンの長期予報。いつもの欠品が大量発生する条件はそろっている。このレポートをアップする頃にはほとんど全部売り切れているんじゃないか??つのる不安を封印し、とりあえず作法に則り、新商品の紹介をしていくことにする。
まずは、革ジャンライクな表情を大切に、エンボス加工(型押し)で特徴を出したというエンボス防寒ブルゾン『7725』。「雰囲気があって、職人さんが着そうでしょ。ポリエステルなので軽くて革ジャンのような硬さも重さもない。エンボス加工は多いけど、こういった感じのアニマル柄をワークに採用したのは、ウチが初めてじゃないかな」。一見無地のようだが、近くで見るとドットのような細かなアニマル柄が不規則に浮かび上がり、質感はなかなかのもの。鈍い金属色のビスロンファスナー(プラスチック製)もいい味を出している。衿裏はワイルド感あるジャージ。本体は保温性を高めるために中綿入りとなっている。
次は、薄手ながらも一枚あると超便利な、軽防寒ブルゾン『98025』。「非常にリーズナブルな軽防寒です。内ポケットも何もなく、デザインもシルエットも至ってシンプル。表はポリエステルタフタ、裏はトリコット起毛(フリース)で、軽くて暖かい。寒冷地以外なら、中に着こめば12月ぐらいまでコレで大丈夫です。ここまで低価格にできたのは、生地を安く確保できたこと。それと、ファスナーの中でも単価の安いコイルファスナーを使っていること。それでも、安かろう、悪かろうではダメなので、スタンドカラーにして着ても、アゴにファスナーが当たらないようにファスナー止めを付けています」。シンプルなデザイン&シルエットだけに、逆にプロっぽさが感じられる一着。なお、カラーはネイビー、ブラック、シルバーグレーの3色。
続いては、火を使う作業に携わる方や、コットンのナチュラル感が好きな方にオススメの綿防寒ブルゾン『15135』。「ウチの綿シリーズの最新作で、ブラウンのステッチをかけて立体感を出しています。衿と裏は、やわらかくて肌当たりのいいニットボア。ポケットはオリジナルデザインで、手袋をしたままでも開け閉めしやすいよう、ビッグスライダー(つまみ部分が大きい)ファスナーを採用しています」。
コットンのナチュラルな風合いもさることながら、デザインのカッコよさもハイレベル。カラーはブラック、カーキ、シルバーグレーの3色だが、特にブラックはワイルドな味が出ている。「綿製品はバングラディッシュにオリジナルで作れるルートがあるんです。生地も染めも縫製もバングラ。綿100%の製品しかできませんが、中国より水がいいから、色ブレや色落ちが少なく、素材面で安心。それに縫製でも綿専門でやっているせいか、バングラの方が品質がいい」。平氏が太鼓判を押すだけあって、同シリーズの春夏向け綿ブルゾンは、非常によく売れているという。その防寒バージョンだけに、『15135』の実力は間違いないだろう。
もう一つ、カッコよさでいえば、デジカモ防寒ジャケット『10725』も見逃せない。「ワークで迷彩は定番ですが、この商品はデジタル迷彩でかなりオリジナル。砂漠をイメージしたサンドベージュと、森をイメージしたフォレストグレーの2色があります」。ポリエステル100%で中綿入り。内ポケット付きで、衿にはフードが入っている。ちなみに、この新商品は生産1回きりのスポット商品。売り切れの際はご容赦願いたい。「ウチは、良く言えば、市場の動きに敏感で、業界研究に長けている。悪く言えば、追随とか模倣。ですが、そんな中でもオリジナル性を出すことにこだわり、なおかつ“安く”を貫く努力は惜しみません。ダボハゼ精神でも意地がある。特に『10725』のような柄物に関してはオリジナルにこだわっているんです」。
“トレンドをより安く”を徹底しながら、予測不能の高ポイント商品を送り出してくるシンメン。中には衝撃プライスで業界をあっと言わせ、ロングセラーとなった商品もある。もちろん、それらは信頼できる品質あってのこと。読者の皆さんになるべく迷惑がかからないように、今回まいど屋では通常よりかなり多めに在庫を積み増した。以下にラインナップを紹介しておくので、ぜひご覧いただきたい。
お話を伺ったのは、シンメンの平(たいら)取締役部長。いきなりの公言に筆者は動揺→感嘆→関心MAXとなり、続く言葉を待った。「安く提供するには、高確率で売れるものを作らなけりゃならない。なので、ウチではトレンドを見極めてから商品作りをする。たとえば、展示会で参考出品として出して、反応が良ければ作るというようにね」。
そんなふうにして毎シーズン、20~25もの新商品を出しているシンメン。最盛期には1シーズン70アイテムを出したこともあったそうだ。「今は少量多品種で、昔のように枚数を作らない。暖冬ということもあり、年々シーズンが短くなっているからね。だから、1回しか生産しないスポット商品も多く、早々に売り切れになることもある」。
まいど屋泣かせの少量生産。おまけに今シーズンのNEWアイテムはかなりの粒ぞろい。さらには厳冬を予想する今シーズンの長期予報。いつもの欠品が大量発生する条件はそろっている。このレポートをアップする頃にはほとんど全部売り切れているんじゃないか??つのる不安を封印し、とりあえず作法に則り、新商品の紹介をしていくことにする。
まずは、革ジャンライクな表情を大切に、エンボス加工(型押し)で特徴を出したというエンボス防寒ブルゾン『7725』。「雰囲気があって、職人さんが着そうでしょ。ポリエステルなので軽くて革ジャンのような硬さも重さもない。エンボス加工は多いけど、こういった感じのアニマル柄をワークに採用したのは、ウチが初めてじゃないかな」。一見無地のようだが、近くで見るとドットのような細かなアニマル柄が不規則に浮かび上がり、質感はなかなかのもの。鈍い金属色のビスロンファスナー(プラスチック製)もいい味を出している。衿裏はワイルド感あるジャージ。本体は保温性を高めるために中綿入りとなっている。
次は、薄手ながらも一枚あると超便利な、軽防寒ブルゾン『98025』。「非常にリーズナブルな軽防寒です。内ポケットも何もなく、デザインもシルエットも至ってシンプル。表はポリエステルタフタ、裏はトリコット起毛(フリース)で、軽くて暖かい。寒冷地以外なら、中に着こめば12月ぐらいまでコレで大丈夫です。ここまで低価格にできたのは、生地を安く確保できたこと。それと、ファスナーの中でも単価の安いコイルファスナーを使っていること。それでも、安かろう、悪かろうではダメなので、スタンドカラーにして着ても、アゴにファスナーが当たらないようにファスナー止めを付けています」。シンプルなデザイン&シルエットだけに、逆にプロっぽさが感じられる一着。なお、カラーはネイビー、ブラック、シルバーグレーの3色。
続いては、火を使う作業に携わる方や、コットンのナチュラル感が好きな方にオススメの綿防寒ブルゾン『15135』。「ウチの綿シリーズの最新作で、ブラウンのステッチをかけて立体感を出しています。衿と裏は、やわらかくて肌当たりのいいニットボア。ポケットはオリジナルデザインで、手袋をしたままでも開け閉めしやすいよう、ビッグスライダー(つまみ部分が大きい)ファスナーを採用しています」。
コットンのナチュラルな風合いもさることながら、デザインのカッコよさもハイレベル。カラーはブラック、カーキ、シルバーグレーの3色だが、特にブラックはワイルドな味が出ている。「綿製品はバングラディッシュにオリジナルで作れるルートがあるんです。生地も染めも縫製もバングラ。綿100%の製品しかできませんが、中国より水がいいから、色ブレや色落ちが少なく、素材面で安心。それに縫製でも綿専門でやっているせいか、バングラの方が品質がいい」。平氏が太鼓判を押すだけあって、同シリーズの春夏向け綿ブルゾンは、非常によく売れているという。その防寒バージョンだけに、『15135』の実力は間違いないだろう。
もう一つ、カッコよさでいえば、デジカモ防寒ジャケット『10725』も見逃せない。「ワークで迷彩は定番ですが、この商品はデジタル迷彩でかなりオリジナル。砂漠をイメージしたサンドベージュと、森をイメージしたフォレストグレーの2色があります」。ポリエステル100%で中綿入り。内ポケット付きで、衿にはフードが入っている。ちなみに、この新商品は生産1回きりのスポット商品。売り切れの際はご容赦願いたい。「ウチは、良く言えば、市場の動きに敏感で、業界研究に長けている。悪く言えば、追随とか模倣。ですが、そんな中でもオリジナル性を出すことにこだわり、なおかつ“安く”を貫く努力は惜しみません。ダボハゼ精神でも意地がある。特に『10725』のような柄物に関してはオリジナルにこだわっているんです」。
“トレンドをより安く”を徹底しながら、予測不能の高ポイント商品を送り出してくるシンメン。中には衝撃プライスで業界をあっと言わせ、ロングセラーとなった商品もある。もちろん、それらは信頼できる品質あってのこと。読者の皆さんになるべく迷惑がかからないように、今回まいど屋では通常よりかなり多めに在庫を積み増した。以下にラインナップを紹介しておくので、ぜひご覧いただきたい。
デジカモ防寒ジャケット『10725』
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