チトセというブランドがあるらしい、と聞いたのはもう二年以上前のことだった。どんなコレクションを抱えているのかそのときは詳しく調べもせず、聞きっぱなしに終わってしまったのだが、とにかく見栄えのする、ある意味でネット通販向きの商品が多数あるという情報だけはなぜか強く印象に残り、頭の片隅にしっかりと刻み込まれた。
今にして思えば、いつかはまいど屋でチトセを取り扱うんだろうなという漠然とした予感のようなものは、始めてチトセの名を耳にしたときに、すでに胸の内に芽生えていたのかもしれない。それから月日がたっても、意識の中に根を張ったチトセのイメージは、消え去るどころか日を追うごとにますます大きくなっていったからだ。毎日が非常に忙しかったこともあり、なかなか具体的な行動を起こすまでには至らなかったのだが、チトセがまいど屋のラインナップに加わることは、カタログを取り寄せるなりしてひとまず大まかに商品を確認する以前に、最早既定の路線として頭の中で固まっていたように思う。それはまだ会ったこともない女性に恋をして、何の根拠もない明日を夢想してしまう思春期の青年の気持ちに似ている。自分こそが彼女にふさわしい人間だ。まいど屋こそが、チトセを扱うのに最適なインターネット通販だ!
そしてまいど屋は今年に入ってとうとう行動を起こした。パーフェクトに美しくはあるが決して未来につながることのない想像の世界を飛び出し、現実的な諸問題に対処せねばならないリアルの世界に戻ってきたのだ。まず先方にコンタクトを取り、会う約束を取り付けた。それからまいど屋のラインナップにチトセを加える意義について、相手が納得できるように熱心に語りかけた。こんにちは、まいど屋です。あなたのことは昔から存じています。まいど屋では、これから飲食店向けのユニフォームに今以上に積極的に取り組みたいと考えているんです。このことはオフレコにしていただきたいのですが、かなり本気です。まいど屋にはチトセさんが必要なんです。是非、お付き合いいただけませんか。
今、読者の皆さんがこうしてチトセに関するレポートを読んでいるということは、上述のプロポーズが首尾よく成功し、チトセとまいど屋の両者が手を握り合ったということだ。まいど屋さんのことはこちらも気になっていたんですよとチトセの担当者氏は言った。そしてやるからには、お互い実のある関係を築きたいと念を押すことも忘れなかった。もちろんです、とまいど屋は言った。まいど屋はこれまで以上にフードユニフォームに力を入れる。同時に、チトセが持つ魅力を読者の皆さんに伝えていく。でも、冷静になってみると、一体どうやって?まいど屋には早くも現実的な問題に直面しているのだろうか?
取りあえず挨拶代りの今回は、これほどまいど屋を前のめりに熱くさせたチトセのコレクションを皆さんにお伝えすることから始めることにする。現実的に、いつもの取材を通じてだ。話をしてくれるのは、営業部の落合仁司(おちあい・ひとし)さんである。
今にして思えば、いつかはまいど屋でチトセを取り扱うんだろうなという漠然とした予感のようなものは、始めてチトセの名を耳にしたときに、すでに胸の内に芽生えていたのかもしれない。それから月日がたっても、意識の中に根を張ったチトセのイメージは、消え去るどころか日を追うごとにますます大きくなっていったからだ。毎日が非常に忙しかったこともあり、なかなか具体的な行動を起こすまでには至らなかったのだが、チトセがまいど屋のラインナップに加わることは、カタログを取り寄せるなりしてひとまず大まかに商品を確認する以前に、最早既定の路線として頭の中で固まっていたように思う。それはまだ会ったこともない女性に恋をして、何の根拠もない明日を夢想してしまう思春期の青年の気持ちに似ている。自分こそが彼女にふさわしい人間だ。まいど屋こそが、チトセを扱うのに最適なインターネット通販だ!
そしてまいど屋は今年に入ってとうとう行動を起こした。パーフェクトに美しくはあるが決して未来につながることのない想像の世界を飛び出し、現実的な諸問題に対処せねばならないリアルの世界に戻ってきたのだ。まず先方にコンタクトを取り、会う約束を取り付けた。それからまいど屋のラインナップにチトセを加える意義について、相手が納得できるように熱心に語りかけた。こんにちは、まいど屋です。あなたのことは昔から存じています。まいど屋では、これから飲食店向けのユニフォームに今以上に積極的に取り組みたいと考えているんです。このことはオフレコにしていただきたいのですが、かなり本気です。まいど屋にはチトセさんが必要なんです。是非、お付き合いいただけませんか。
今、読者の皆さんがこうしてチトセに関するレポートを読んでいるということは、上述のプロポーズが首尾よく成功し、チトセとまいど屋の両者が手を握り合ったということだ。まいど屋さんのことはこちらも気になっていたんですよとチトセの担当者氏は言った。そしてやるからには、お互い実のある関係を築きたいと念を押すことも忘れなかった。もちろんです、とまいど屋は言った。まいど屋はこれまで以上にフードユニフォームに力を入れる。同時に、チトセが持つ魅力を読者の皆さんに伝えていく。でも、冷静になってみると、一体どうやって?まいど屋には早くも現実的な問題に直面しているのだろうか?
取りあえず挨拶代りの今回は、これほどまいど屋を前のめりに熱くさせたチトセのコレクションを皆さんにお伝えすることから始めることにする。現実的に、いつもの取材を通じてだ。話をしてくれるのは、営業部の落合仁司(おちあい・ひとし)さんである。
チトセ
営業部の落合さん
漂白剤や高温油に強いショートエプロン
「1952年に創業して60年あまり。チトセはユニフォームメーカーとして飲食サービスを主力に、働く皆さんの仕事着を提案しています。アイテムが豊富なのでトータルに揃えていただけますが、中でも特に強いのが、シャツとエプロンです」。インタビューの初めにメーカーの自己紹介をお願いすると、落合さんは迷わずそう言い切った。うーん、なかなか期待できそう。でも、シャツとエプロンってどこが、どのように強いの?落合さん、まず、シャツの解説からよろしくお願いします!「種類が豊富なこと、価格訴求の商品を揃えていること、ですね。ちゃんとしたシャツが定価で2,000円台後半から3,000円台前半で揃う。もちろん、ハイクラスな商品もあります」。
たとえば、ロングセラーのベーシックシャツ『EP-5962』シリーズ。なんと、カラーバリエ11色でよりどりみどり。生地はポリエステル65%、綿35%のブロードで、しっかりとした作り。これが半袖で定価2,700円、長袖で2,900円(税別)という。同じ生地、色、価格でスタンドカラーのシャツ『EP-6839』もある。ホントだ。こりゃ、かなり競争力がありそう。でも、まいど屋の商品一覧は価格順に表示されるから、1ページ目はチトセの商品だらけになっちゃいそうでちょっと怖い。「シャツのもう1つの強みは、七分袖が充実していることです。食品関係の仕事場では、袖まくりする必要のない七分袖ってかなり人気があるんですよ。長袖よりも使い勝手がいいですし、また、半袖と違って脇が見えたりする心配もない。もしまいど屋さんのお客さんで、七分袖を探しているひとがいたら、是非、種類も豊富で価格も手ごろなチトセを勧めておいてください(笑)」。確かに、カタログには半袖、長袖に混じって七分袖がちょこちょこ顔を出しているし、七分袖特集のページもある。そして嬉しいことに、七分袖は女性用のブラウスにも多く、色、デザイン、生地も多彩に揃っている。
では、もう1つの強み、エプロンはどうなのか?「エプロンは、色、柄、形が豊富。ロングセラーの『選べる15色のエプロン』シリーズは、39cm丈、62cm丈と、胸あてタイプの首掛け型、X型があり、同素材の三角巾やバンダナキャップなどもすべて15色揃っています」。
これはほんの一例で、ほかにも柄物、機能素材などいろいろ。しかも、今年は優れた機能を備えたイージーケアエプロン(T-8088、8089ほか)が新登場している。「漂白剤が付いても色が抜けませんよ!高温の油にも強いですよ!という生地で作っています。ストレッチが効いて動きやすいうえに、静電気にも洗濯にも強い。まさに飲食店向けの鉄板スペックでしょ?カラー8色で40cm丈、70cm丈と、胸あてタイプが3種類。同色、同素材でハンチング、ベレー帽、イージースカーフタイも出しているので、トータルでコーディネートいただけます」。
では、ここで和洋それぞれのカテゴリーから新商品をピックアップして紹介いただこう。和を代表するのは、従来品とはひと味違う、柄付き・トリコット素材のシリーズ。「これまで無地ばかりでしたが、今年は和柄を少し入れて、甚平、カットソー、和風シャツの3アイテムをリリースしました。甚平でトリコット素材を使ったのは、これが初めて。これまでハードルの高かった甚平も、カットソーで馴染みのあるトリコット素材なら抵抗なく着ていただけるのではないか、と」。
カラーはエンジ、紺、黒の3色で、衿などに配色は桜、幾何学模様、菊の柄が入っている。さらにエプロンやハンチング、バンダナキャップも揃い、コーディネート提案にもスキがない。
一方、洋を代表するのは、デパ地下スタイル。惣菜店やベーカリー、スイーツショップなどで幅広く着用できるほか、カフェなどの飲食店でも雰囲気の出るスタイルだ。「高級感あるカルゼ織りのブラウスやシャツにパンツを合わせ、エプロンや小物で味付けをするご提案です」。
七分袖のブラウス『BL-8055』は、華やかなフリル衿と光沢のあるラグジュアリーな素材感が特徴で、気品と華やぎにあふれた表情。同素材でパフスリーブのキュートな半袖ブラウス『BL-8056』もある。「見映えしてプレミア感があるのに定価で3,800円(税別)。かなり抑えて作っているでしょ。洗いっぱなしでイージーケアなのもいい」。
また、白ブラウスやシャツに合う杢グレーのベストは、軽快ながらもきちんと感ある着こなしができるオススメアイテム。「黒ベストは、よほどカチッとしたところでないと着ませんよね。でも、グレーなら取り入れやすく、着こなしの幅も広がります。それと、グレーは汚れが目立ちやすいので防汚加工をしっかり施しています」。
そして、コーディネートに彩りを添えるのが、先に紹介した新商品のイージーケアエプロン。カラーが8色揃っているので、選ぶ色次第でシックにも、華やかにも演出できそうだ。
「チトセのこだわりは、他社より半歩先を提案していくことです。デザイン性があって、使い勝手のいいものをいかに提案できるかが重要なんです。そういう意識を持っているせいか、商品のデザインがいい、カタログの見せ方もいい、チトセという会社はセンスがいい、なんて声を販売店さんからいただいているんですよ」。インタビューの最後の改めてのご挨拶で臆面もなくそう言い切った落合さん。かなりの自信家と見たが、うーん、でも、確かにそう。参りました。今後、お客さまからの注文が、チトセに集中しそうで怖いです。
ま、なにはともあれ、そんなチトセの飲食サービスウェア、本文だけではレポートしきれないので、以下に代表的な商品をスタイル別に紹介しておきますね。ベーカリー、カフェ、オープンキッチン、ホテルなど、シーンに合ったコーディネートの参考になるので、是非、チェックしてみてください。でも、ホント、安すぎるよな、困ったことに。
たとえば、ロングセラーのベーシックシャツ『EP-5962』シリーズ。なんと、カラーバリエ11色でよりどりみどり。生地はポリエステル65%、綿35%のブロードで、しっかりとした作り。これが半袖で定価2,700円、長袖で2,900円(税別)という。同じ生地、色、価格でスタンドカラーのシャツ『EP-6839』もある。ホントだ。こりゃ、かなり競争力がありそう。でも、まいど屋の商品一覧は価格順に表示されるから、1ページ目はチトセの商品だらけになっちゃいそうでちょっと怖い。「シャツのもう1つの強みは、七分袖が充実していることです。食品関係の仕事場では、袖まくりする必要のない七分袖ってかなり人気があるんですよ。長袖よりも使い勝手がいいですし、また、半袖と違って脇が見えたりする心配もない。もしまいど屋さんのお客さんで、七分袖を探しているひとがいたら、是非、種類も豊富で価格も手ごろなチトセを勧めておいてください(笑)」。確かに、カタログには半袖、長袖に混じって七分袖がちょこちょこ顔を出しているし、七分袖特集のページもある。そして嬉しいことに、七分袖は女性用のブラウスにも多く、色、デザイン、生地も多彩に揃っている。
では、もう1つの強み、エプロンはどうなのか?「エプロンは、色、柄、形が豊富。ロングセラーの『選べる15色のエプロン』シリーズは、39cm丈、62cm丈と、胸あてタイプの首掛け型、X型があり、同素材の三角巾やバンダナキャップなどもすべて15色揃っています」。
これはほんの一例で、ほかにも柄物、機能素材などいろいろ。しかも、今年は優れた機能を備えたイージーケアエプロン(T-8088、8089ほか)が新登場している。「漂白剤が付いても色が抜けませんよ!高温の油にも強いですよ!という生地で作っています。ストレッチが効いて動きやすいうえに、静電気にも洗濯にも強い。まさに飲食店向けの鉄板スペックでしょ?カラー8色で40cm丈、70cm丈と、胸あてタイプが3種類。同色、同素材でハンチング、ベレー帽、イージースカーフタイも出しているので、トータルでコーディネートいただけます」。
では、ここで和洋それぞれのカテゴリーから新商品をピックアップして紹介いただこう。和を代表するのは、従来品とはひと味違う、柄付き・トリコット素材のシリーズ。「これまで無地ばかりでしたが、今年は和柄を少し入れて、甚平、カットソー、和風シャツの3アイテムをリリースしました。甚平でトリコット素材を使ったのは、これが初めて。これまでハードルの高かった甚平も、カットソーで馴染みのあるトリコット素材なら抵抗なく着ていただけるのではないか、と」。
カラーはエンジ、紺、黒の3色で、衿などに配色は桜、幾何学模様、菊の柄が入っている。さらにエプロンやハンチング、バンダナキャップも揃い、コーディネート提案にもスキがない。
一方、洋を代表するのは、デパ地下スタイル。惣菜店やベーカリー、スイーツショップなどで幅広く着用できるほか、カフェなどの飲食店でも雰囲気の出るスタイルだ。「高級感あるカルゼ織りのブラウスやシャツにパンツを合わせ、エプロンや小物で味付けをするご提案です」。
七分袖のブラウス『BL-8055』は、華やかなフリル衿と光沢のあるラグジュアリーな素材感が特徴で、気品と華やぎにあふれた表情。同素材でパフスリーブのキュートな半袖ブラウス『BL-8056』もある。「見映えしてプレミア感があるのに定価で3,800円(税別)。かなり抑えて作っているでしょ。洗いっぱなしでイージーケアなのもいい」。
また、白ブラウスやシャツに合う杢グレーのベストは、軽快ながらもきちんと感ある着こなしができるオススメアイテム。「黒ベストは、よほどカチッとしたところでないと着ませんよね。でも、グレーなら取り入れやすく、着こなしの幅も広がります。それと、グレーは汚れが目立ちやすいので防汚加工をしっかり施しています」。
そして、コーディネートに彩りを添えるのが、先に紹介した新商品のイージーケアエプロン。カラーが8色揃っているので、選ぶ色次第でシックにも、華やかにも演出できそうだ。
「チトセのこだわりは、他社より半歩先を提案していくことです。デザイン性があって、使い勝手のいいものをいかに提案できるかが重要なんです。そういう意識を持っているせいか、商品のデザインがいい、カタログの見せ方もいい、チトセという会社はセンスがいい、なんて声を販売店さんからいただいているんですよ」。インタビューの最後の改めてのご挨拶で臆面もなくそう言い切った落合さん。かなりの自信家と見たが、うーん、でも、確かにそう。参りました。今後、お客さまからの注文が、チトセに集中しそうで怖いです。
ま、なにはともあれ、そんなチトセの飲食サービスウェア、本文だけではレポートしきれないので、以下に代表的な商品をスタイル別に紹介しておきますね。ベーカリー、カフェ、オープンキッチン、ホテルなど、シーンに合ったコーディネートの参考になるので、是非、チェックしてみてください。でも、ホント、安すぎるよな、困ったことに。
コスパに優れたフリル衿の七分袖ブラウス
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カラーが豊富!サイズも充実!オマケに値段がマジ手ごろ!多人数のスタッフユニフォームにオススメのベーシックスタイル チトセで売れ筋No.1!と落合さんも太鼓判を押す人気シリーズ。ベーシックなシャツカラーの『EP-5962』、『EP-5963』はロングセラー。生地はポリエステル65%、綿35%のブロード。元気色から渋い色までカラーいろいろ11色。スタンドカラーもモダンな印象でオシャレ。どちらもリーズナブルなプライスが魅力。サイズはSS~4Lの7サイズ。 |
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POPでオシャレ!お店の雰囲気が明るくなる!着るひとが生き生きと見えてくる、好感度メチャ高のベーカリースタイル 清潔感あるホワイトの七分袖コックシャツは、パイピングとボタンのカラーアクセントがオシャレ。生地はポリエステル100%のストレッチツイルで、透け防止、制電、防汚と機能もよし。コックシャツのアクセントカラーとお揃いのエプロンやハンチングは、ポリエステル100%の制電ツイル素材で、漂白剤に強い耐塩素漂白加工がポイント。カラーは落ち着き感ある5色展開。 |
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