【東江そば 浦添】いつ来てもホッとできる味image_maidoya3
沖縄の食べものといえば、ゴーヤチャンプル、沖縄そば、ラフテー、ミミガー、紅いもタルトにちんすこう、ステーキ、タコライスってのもあったっけ・・・。
  そう、こんな程度の知識しかない私だってハズさなかった「沖縄そば」。一日に15万食も食されるという、沖縄県民になくてはならないソウルフードだ。実際、沖縄の道を車で少し走るだけで、その看板の多さに驚かされる。
  ひと口に「沖縄そば」と言っても、それぞれの店が、「麺」「スープ」「具」にこだわりを持ち、味も種類も様々。違いを求めて訪れる楽しみもあるが、作り手次第で雲泥の差が出てしまうのも現実だ。実際、「旅先で食べた沖縄そばが、あまり美味しくなかった・・・」という残念な経験をした方もいるんじゃないかな。
  今回はそんな方にこそ味わってほしい、今までの「沖縄そば」のイメージを覆してくれる人気店を紹介したい。開業からたった9年でJAL機内誌に掲載され、2号店も展開している「東江(あがりえ)そば」だ。
  場所は那覇市のお隣り、浦添市。国道58号からちょっと入ったところにあるこぢんまりとした店。さてさて、なにがどう美味しいのか?なぜ人気なのか?その秘密を探ってみます。
 

東江そば 浦添
image_maidoya4
こぢんまりとして清潔感のある店舗
image_maidoya5
東江そば(中)
<人気の秘密1:麺好きだからこそたどりついた、もちもちぷりぷりの食感>
  本店である東江そば浦添店は、観光客が訪れないような静かな住宅街の一角にある。店内にはテーブル席・カウンター席・畳の座敷席があり、訪れたその日は平日のお昼時を過ぎた頃だというのに、家族連れやサラリーマン、年配のご夫婦で賑わっていた。
 
  実は、「沖縄そば」は、そばと言いながらも、そば粉が一切使われていない。そのため、そばの呼称が正式に認められたのは1978年と最近のことだ。小麦粉・塩・カンスイと材料だけみればラーメンのようだが、食べた感じがうどんに近いのは、作り置きという「沖縄そば」独特の麺の提供方法にある。
 
  一般的には麺はまとめて茹でて作り置きをしているため、「何となく伸びてしまった麺を食べているような」残念な食感になってしまっている店も正直多い。しかし、東江そばは・・・。
  「うちは、ご注文をいただいてから、生麺を茹でて提供しています。そうすることで沖縄そばでは珍しい、もちもちぷりぷりの食感が生まれるんです。そのもちもち感を出すために、麺は自家製。食感を左右する材料の配合にも徹底的にこだわりました。」と、創業者の東江さん。
 
  実は東江さんはラーメン屋で働いていたこともあるほど、大の麺類好き。麺をこよなく愛するがゆえに、理想の麺にたどり着くまで、何度も試行錯誤を繰り返した。今でも時間があれば、そば屋に留まらずあちこちのラーメン屋に足しげく通って、麺の研究を続けているそうだ。
 
 
  <人気の秘密2:とろとろ豚肉、だしのきいたスープ>
  東江そばのこだわりは、麺だけではない。
  ・具材
  本ソーキ・三枚肉共にじっくり時間をかけて煮込み、コラーゲンたっぷりの軟骨ソーキは骨まで食べられるほどとろっとろに仕上げる。
  その後、黒糖・泡盛・しょうゆ・島マース(沖縄の塩)を使った秘伝のタレ(なんと創業当時から継ぎ足されているもの!)に漬け込むことで、スープに合うように旨みを凝縮している。
 
  ・だし
  国産の昆布と鰹節をふんだんに使った一番だしのみを使用。
  美味しさを引き出すために酸化還元水を使い、鰹の香りが引き立つ、あっさりしながらもコクがある味わい深いスープ。
 
  レビューサイトで常に高得点を獲得しているのも、麺と具材とスープそれぞれのクオリティが高いからだとうなずける。
 
 
  <看板メニューは、三枚肉・本ソーキ・軟骨ソーキの3種類乗せ!>
  さっそく、お店の名前が付いた看板メニューの「東江そば」を注文してみた。
  「東江そば」(大810円 中730円)は、三枚肉・本ソーキ・軟骨ソーキの三種類の豚肉全部乗せ!
 
  厨房の方々の手際よい動きを眺めていると、あっという間におそばが運ばれてきた。出来立ての湯気にのって、カツオだしの香りが顔をつつむ。器をのぞくと、三種類の豚肉・かまぼこ・卵焼き、がドンと存在感たっぷりに盛られ、麺が見えないほどだ。今まで薄くてぺらぺらした三枚肉にはよく出会ってきたが(笑)、こんなにボリュームのある豚肉は初めてで驚いた。
 
  まずは、東江そば一番のこだわりである、麺をずずっとひとすすり。
  「わぁぁ、なに?!この食感ー!」
  思わず声が出てしまったくらい、もちもちぷりぷりの麺が美味しい!過去に経験した「沖縄そば」のごわっとした固い麺とは違った、つるんとしたのど越しがなんとも不思議で、お箸が止まらなくなる。
 
  かつおと昆布のスープもしっかりとコクが出ており、ちぢれた中細麺によく絡む。秘伝のタレでじっくり煮込まれた豚肉も、ボリューム満点で柔らかく。もう、何がメインなのか分からなくなる美味しさだ。さすが、お店の名前がついた看板メニュー。もちろん一番の人気なんだって。
 
 
  <実はまだある人気メニュー!皮から具まで全て手作りのジューシーな焼き餃子>
  東江そばにはそんなこだわりそばの他に、注文必須な人気メニューが存在する。沖縄そば屋では珍しい「餃子」だ。
 
  沖縄そば屋に餃子?!と初めは驚いてしまったが、なんと、東江さんのお父様は、沖縄で40年愛され続ける「味美(あじよし)餃子」の創業者。沖縄県内のスーパーやデパートで実演販売を行うと、いつも大盛況の人気ぶりなのだそうだ。
 
  きっと東江さんのとことんこだわる姿勢は、お父様ゆずりなのだろうな。そう思えるほど、この味美餃子も皮から具まですべて手作りというこだわりよう。もちもちの皮が包む7種類の野菜と豚ひき肉にはしっかり味付けがされているので、タレがなくても十分美味しい。野菜のカットはやや大きめ。肉汁の甘みと野菜の甘みが噛めば噛むほどに口中に広がる。その美味しさに、ここが沖縄そば屋であることを一瞬忘れてしまいそうになるほどだ。
 
  こだわりの沖縄そばと、こだわりの餃子。今では「東江そばに来たら餃子でしょ」と言われるほど、この意外なコンビが「東江そば」の顔となっているみたいです。
 
 
  <味への自信を伝える黒のユニフォーム>
  店内をてきぱきと動き回るスタッフのみなさん、黒のユニフォームがビシッと決まっている。ここにも、こだわりがあるのだろうか。
  「そうですね、厨房にいるとどうしても油汚れなどがひどいので、もちがいい丈夫な生地と動きやすさにはこだわっています。あと、黒という強い色で、自分たちの味の自信が伝わればいいなと思っています」。そう笑顔で話す東江さん。宣伝になればと、東江そばの文字が入ったユニフォームでフルマラソンに参加するスタッフさんもいるんだとか。
 
  9年間沖縄おそば屋を営んでいて、嬉しい瞬間はどんな時ですか?最後に東江さんに質問してみた。
  「中学生だったお客さんが結婚し、子供を連れて食べに来てくれたりする時があるんです。そうやって何年たっても、うちの味を美味しいと言って、食べに来てくれることが、とても嬉しいです」。
 
  いつ来てもホッとできる味。東江さんは決して今に満足せず、さらに上のおいしさを追求し続けると何度も強調していたけど、やっぱり東江そばの一番の魅力は、その変わらなさにあるんじゃないかな。今回初めての訪問でも、なぜかそう強く確信してしまった私でした。
 
 
  【店舗情報】
  店舗名
  住所:〒901-2122沖縄県浦添市勢理客2-1-36 2F
  電話:098-879-5366
  サイトURL: http://agariesoba.com/
  営業時間: 11:00-17:00(売り切れ次第終了)
  定休日: 年始
  アクセス:国道58号 仲西交差点から車で3分くらい
  「ゆいレール」古島駅から1,501m
 
image_maidoya6
手作りぎょうざ
image_maidoya7
スタッフ全員揃って「9周年」の「9」のポーズ

    

汗をかいてもサラッとドライですぐ乾く!着心地もセンスもワンランク上のDRY半袖ポロシャツ

高品質の吸汗速乾糸を通気性に優れたハニカムメッシュに編みあげた、暑い夏場も快適な半袖ポロ。素材はポリエステル80%、綿20%。表は独特の光沢感がオシャレなポリエステル、裏は綿素材で肌当たりもソフト。こだわりの縫製、優れたイージーケア性も要チェック。カラー14色。


バツグンの通気性と優れた素材で快適オシャレに!ありきたりのポロに物足りなさを感じているお店にオススメのスタイリッシュポロ

優れた通気性をもつハニカムメッシュ素材を使用し、見映えと着心地をグレードアップさせた快適オシャレポロ。前立ての下側の配色アクセントと、袖口と裾のライン入りリブ仕様がワンランク上のスマート感を演出。素材はお手入れもカンタンなポリエステル100%。カラー8色。