まいど屋コミック221号/三度目の宇宙人

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221話三度目の宇宙人

>三度目の宇宙人

お話に出てくるアイテム

7510
防寒ジャケット（大型

このマンガの話とは真逆の展開になるが、人類が火星に移住する計画が進んでいるらしい。そんなに寒い場所でなぜわざわざ生活しなきゃいけないのか、まいど屋ごときの頭では到底理解できないのだけれど、とにかく今後10数年以内に数千人を輸送する事業がスタートし、それからしばらく経つと100万人が彼の地で暮らすことになるということだ。そんなバカな。でも、そういう情報は能天気なSF同好会とか、秘密政府を信じる陰謀論者からではなく、時価総額が1兆ドルを超えている超巨大企業、テスラのトップが公に語っていることなんだ。電気自動車屋がなぜ火星に行こうとしているのか、この狭い日本でしょぼしょぼと作業着を売っているまいど屋はその理由を想像することすらできないのだけれど、とにかくCEOのイーロン・マスク氏は本気も本気、その実現に全てを賭けていると言っているらしい。もしかしたら彼は、麻薬のやり過ぎで頭がおかしくなっているのかもしれない。マリファナを吸いながら記者の質問に答える姿が生放送されるくらいの男だから、常人には感知できない神のお告げのようなものを、とうとう脳内で感じ取ったのかもしれない。あるいは世界一の資産を使って、遂に火星人とコンタクトをとることに成功し、何らかの密約をしたのかもしれない。まあともかく、計画は着々と進行しているようだ。前段階の宇宙旅行ビジネスもスタートし、ZOZOの前澤氏はその顧客リストに名を連ねている。数年後には彼を乗せた宇宙船が、月に向けて出発する。そしてその後、いよいよ火星への旅が始まる。その頃、地球は温暖化の影響で、今よりずっと暑くなっているかもしれない。火星に到着した地球人が、ワレワレノ住む地球は暑スギル、と火星人に訴えているのかもしれない。でも、そのときになっても、まいど屋は相変わらずここで、昭和の昔と同じ感覚のまま作業着を売り続けているだろう。月にも火星にも縁がなく、おかしいな、防寒がちっとも売れねえやなんて言いながら、暇にまかせて連載マンガのコメント欄にダラダラ余計なことを書き続けているのだ。

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