まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。寒くなったなと思ったら、暖かい日が続いたり、夕立みたいな雨が降ったり。オンナゴコロのような天気に振り回されている今日この頃。読者の皆さんはいかがお過ごしですか。先日、ラジオからマライヤのクリスマスソングが流れてきました。気温が高くてとても12月とは思えなくても、クリスマスの歌を聞くと、年末が近いことを実感します。ココロの準備ができていないから、最初は不意打ちを食らったようにドキッとしますが、ようやく覚悟が定まります。
きっともうすぐ、まいど屋サポートセンターが入る建物の脇を通り抜ける北風がビュービュー音を立て始める。センターの敷地にある柿の木の葉っぱもすっかり落ちて、裸になった枝の上に鉛色の空が覆いかぶさってくる。NHKの天気予報の気圧配置図には鬼の顔をした冬将軍のマーク。シベリアからの寒気が南下して、寒波襲来。防寒の季節。まいど屋が得意とする防寒ウェアのシーズンがこれから始まる。まいどファンの皆さんのご期待に添えるよう、しっかり準備をしてご来店をお待ちしています!

というわけで、今月のテーマは防寒ウェア
まだまだ暖かい日が多いから、防寒特集なんて読む気になれないというあなた!正常な神経をお持ちです。どんなセールストークにもダマされない、健全な判断力がおありです。でも、何かお忘れではないですか?そう、今年は例の節電があることを。ちょっと寒くなったから、エアコン入れようか。今シーズンは気軽にそう言いだせない。少しくらいならガマンしろ。そんな無言のプレッシャーを受けて、節電に励み、風邪を引いてしまわぬように。いくら気温が高くても、朝夕はやっぱり冷え込んできます。寒暖差が激しいですから、体調管理が大変です。
そこで今月号の月刊まいど屋は防寒ウェアを特集しました。最新、売れ筋の防寒ギアから、ナルホドな小物類まで、凍えた体を温めるための快適アイテムがテンコ盛りです。気候に関係なくお買い物ができるお金持ちの方とこれから節電に協力しようというモラルの高い人たちは要チェック。買う気がないというひとも、読むだけタダですから、やっぱりチェック、です。

ランキングのドタバタ
お詫びがあります。先月号のまいど通信で華々しく発表した売れ筋ランキング掲載の話。記事を見て、早速チェックしてみた読者の皆さんも多かったはず。ごめんなさい。ランキングは現在、トップページを除いてどの画面にも出ていません。商品ジャンルごとに画面にランキングが現れるので、お買い物のご参考に、なんて皆さんの期待を煽っておいて、結局は言いっぱなし。誇大広告。風説の流布。お客さまの期待を裏切る罪深いサイト。
ランキングは確かに出ていたんです。11月1日の午前中までは。午後から急きょ掲載を取りやめたのは、ランキングが出ている画面の見え方に思わぬ問題があったから。例えばヤフーやグーグルで「作業服」と検索してご来店されるお客さまの場合。入場して最初に目にする画面にランキングの商品が10個くらい並んでいる。今までは「作業ブルゾン」や「作業ズボン」などのボタンがあるだけだったから、お客さまもすんなりボタンをクリックして、目的の商品を探しに行けた。ところがその下にランキングの商品が出ていると、まいど屋には作業服が10種類しかないように誤解されてしまう。ボタンを押してくれれば、何千種類の商品が待っているのに。失望したお客差さまはさっさと帰ってもどってこない。まいど屋にとって大ピンチ。。。
午前中、ドタバタの打ち合わせを済ませると、午後にはランキングを削除。サポートセンターにやっと元のにぎわいが戻りました。でも、せっかくプログラムしたランキングシステムですから、表示の仕方を工夫して、近いうちに何とか復活させたいと思います。それまではしばらくご容赦くださいね。

日本シリーズ
息詰まる熱戦の連続に、日本中が盛り上がった今年の日本シリーズ。何度もリーグ制覇をしながらシリーズに出ることさえできずにいたソフトバンク。落合監督の最後の采配にファンが胸を熱くした中日。両者互角の名勝負。まいどファンの中にも、ゲームの行方に一喜一憂していたひとが多かったはず。そして、両チームが攻守交替するたびに何度もまいど屋を思い出させられ、仕事以外のリラックスタイムもまいど屋か!と舌打ちしたひとも多かったはず。シリーズの行方がいよいよ混沌としてきた第4戦。まいど屋はラジオ中継の公式スポンサーでした。イニング合間の通常のCMのほかに、アナウンサーのクレジットもつきました。この放送はナゴヤドームからまいど屋の提供でお送りしています!作業着、作業服を買うなら、まいど屋!仕事を思い出して試合に集中できなくなったまいどファンの皆さん、ホントに、ごめんなさい。

師走の風景
師も走るほどの忙しさ。だから師走。いつにもまして慌ただしいのに、年の瀬独特の浮き立つような雰囲気でなんとか乗り切ってしまう不思議な一ヶ月。どんなにバタバタでも、まいどスタッフのだれ一人として弱音を吐かないのは、ゴールがすぐそこに見えているから。最終12ラウンドのリング上。倒れる寸前のボクサーが最後に見せる奇跡の猛ラッシュ。フラフラだったはずのスタッフに、まだこんなチカラが残っている。ヤレばできる。お客さまからのお問い合わせがもっともっと増えたって、きっと何とかしてしまえる。
さしずめゴングは除夜の鐘。耐えきれずに途中で意識を失うか。それともゴングに救われるか。スタッフの気力を信じて疑わない最終ラウンド。でも、正月になったら真っ白な灰しか残ってないなんてことにならないよう、少しは余力を残しておこうかな。

一年間、ありがとうございました
長かった一年がようやく終わりに近づいています。長い長い一年でした。一日いちにちはあっという間に過ぎていくのに、一年前のことはまるで古いアルバムにしまわれた過去のように、はるか遠くに感じます。ようやく春が近づいてきた3月のあの日、この国に住む全てのひとが一つの同じ経験をしました。混乱。不安。そこから何とか立ち直ろうとする悲痛な思い。そして震災の衝撃が少しずつ薄れていくにつれ気付いたんです。あの日を境に、全く違う世界に私たちは住んでいることに。
災後という言葉が生まれました。震災で多くの大切なものを失ってしまい、慣れ親しんだ日常に変化が起き、これまで通りのやり方、生き方ができなくなった。古い世界と災後。二つの世界を歩きとおした、とてつもなく長い一年だった気がします。
全てのひとが強制的に放り込まれた新しい世界。たくさんのものがなくなっていたけれど、そこには絆という新しい価値観が生まれていました。きっとこの国のあちこちで、人と人とのつながりがずっと強まった。本当に大事なことは何なのか、私たちは意識するようになった。
まいど屋でも、変化がありました。困難を乗り越え、多くのスタッフがお互いをもっと身近に感じるようになった。そして何より、お客さまとの絆が深まった。震災直後の度重なる停電で休業を余儀なくされていた頃。多くのお客さまから温かい励ましの言葉をいただきました。たくさんのお客さまに支えられて、どうにか年末までたどり着くことができました。今年も、まいど屋をご贔屓にしていただき、本当に、本当にありがとうございました。そして、また来年、まいど屋でお会いしましょう。皆さまにとって、笑顔があふれる一年になりますように。