まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。年が明けました。だから何って突っ込まれても困るけど、とにかく年明け。人間、歳を重ねるたびに成長していくよ。昔、近所のおばさんにそう教わったから、きっと何かが変わっているはず。ゆく年くる年が終わったとたん、去年の自分とは違う人間がそこにいる。紅白を観ていた1時間前とは全く別人。意思が強くて、頭がよくて、スポーツ万能で大金持ち。誰からも尊敬される人格者で、ついでに美男で身長があと5センチ高ければもっといい。あ、そうだ、おばさんはヨクバリな人間は願いがかなわないと言っていたから、身長は3センチでもいいです。できれば足だけ長くしてほしいけど。
新年らしく、何だかすがすがしい気持ちになってきました。神サマだって、きっと元旦くらいはキブンがよくて太っ腹だろうから、あともう少し願かけを。どうか、今年も皆さまに愛されるまいど屋でありますように。もっともっと多くの人たちから信頼されるお店でありますように。そして読者の皆さまにとっても、素敵な一年になりますように。。。うん、人の幸せまで祈るなんて、やっぱり年明けして成長してる。あとで鏡を見て、それから預金通帳も確認しなきゃ。

今月のテーマは売っててよかった消耗品
売っててよかった。コレ、まいど屋がよかったんじゃないですよ。昔、セブンイレブンのキャッチが、「開いててよかった」だったでしょ。まいど屋に売っててよかったなぁっていう、お客さまのキモチをタイトルにしました。
特集に取り上げたのは3社。刃物を扱うときに使用する耐切創手袋や素材とスペックにコダワリ抜いた超高級革手袋などなど、ちょっと変わったアイテムばかり。あまりにもニッチで普通のお店にはまず置いていないけど、実はそんな商品を切実に必要としているひと達が、全国にはたくさんいるんです。まいど屋はリアルなお店とは違って、陳列棚スペースの制限がないから、どんな特殊な商品だって、無制限に取り扱える。今まで売ってるお店を探すのに苦労していたひとがまいど屋を覗いて、売っててよかった!って思ってもらえたら、本当にうれしいです。

キアイの夏装束
まいど屋のお客さまには、気合の入ったひとがたくさんいるなぁ。こんなに寒いのに、夏物のご注文が結構ある。きっと、筋金入りのスパルタ会社で、肉体と精神の限界を試しているんだろうなぁ。。。なんてノンキなこと言ってられません。実は、つい先日まで、この時期の夏物オーダーは、まいど屋のスタッフにとっては悩みのタネだったんです。
例えば、夏物のズボンに冬物の上着のセットオーダー。こんな組み合わせは、たいていお客さまのご注文間違いが多いです。なるべく早くお客さまにお電話をして、確認をさせていただきます。難しいのは夏物の上着だけのときや、上下とも夏物の場合。過去の履歴やお住まいの地域も確認しながら、電話しようか、どうしようか、結構悩みます。通販なのに、電話がかかってきたら、きっとうっとうしいと思われる。でも、お届けした商品にガッカリされてしまうよりはまだマシだと思い直して、気付いたらお電話してみます。スタッフが困るのは、ご連絡がつかないとき。頂いたご注文には迅速に、正確に対応するというのもまいど屋が大切にしているポリシーなので、そんな場合は、仕方なく目をつむって出荷しちゃう。きっと、このお客さまは、たまたま夏モノが必要だったんだ。来シーズンになったら使うつもりで、今からご準備をされているんだ。ムリにそう納得しながら、出荷を続ける日々が続いていました。
その悩みが、最近かなりなくなってきたんです。ある日、スタッフの一人が思いついたアイデアのおかげです。冬に夏物を注文しようとしたときには、画面に「この商品は夏物です」とメッセージを出せばいいんじゃない?例えば10月から2月まで限定で、絶対に見落とされないように、赤色で大きく。そりゃ、いいやと早速システムに導入したところ、やっぱり夏物の注文が減りました。
なお、現在でも夏物のご注文を頂いた場合は、なるべくお電話するようにしています。ただ、メッセージが出るようになってからは、ご連絡してみても、分かっていて夏物をお買い上げのひとが多いです。うっとうしいと思われたらどうしよう。電話しようか、どうしようか、今でもやっぱり悩みのタネです。

蛇のように
12年に一度。普段あまり好かれない蛇も、今年ばかりは主役です。AKBのセンターを務めるように、自信を持って自分のよさをアピールすればいい。どんな嫌われ者でもいいところはあります。悪く言えばしつこい。粘着質。あきらめが悪い。でも、裏を返せば地道で努力家で一本気。まいど屋もそんな蛇のように、今も粘り強くお店の改善を続けています。
先ほどの夏物表示以外の話なら、例えばつい先日マイナーチェンジしたネーム入れの入力画面。これまでは複数の商品にそれぞれ刺繍を入れる場合、商品ごとに刺繍内容を入力する必要がありましたが、内容が同じであれば入力の手間が省けるようになりました。また、会員様のリピートオーダーの場合も、前回と同じ刺繍であれば、やはり入力しなくても前回の内容が表示されるようになりました。さらに、複数行にわたって刺繍加工する場合は、中央揃えや左寄せ、右寄せなどを画面上でハッキリ選べるように進化しています。どうです?かなり便利になったでしょ。まいど屋は今年も蛇の執念でしつこくバージョンアップを続けます。乞う御期待!

今年もよろしくお願いします
皆さんとともに歩んできたまいど屋も、もう6年目になりました。月並みな感想ですが、本当にあっという間の気がします。開店当時にやり取りをさせて頂いたお客さまのお名前だって、すぐに思い出せる。本当につい最近のことのように感じるから。そしてそんなお客さまの多くが、今でもときどきまいど屋を訪れてくれるから。
毎日山のように吐き出されるご注文伝票の中に、見知ったお名前を見つけると嬉しいです。たくさんの失敗。苦い経験。そのたびにお客さまに教えられ、着実に力をつけさせてもらいました。今日初めてのお客さまだって、きっと何年か後には、お名前を見ただけでスタッフの笑みがこぼれるようになる。そのとき、スタッフの頭の中には、今日のご注文のやり取りが強く記憶に残っている。一度も直接にはお会いしたことがないけれど、普通のリアルなお店で対面する以上の、強いつながりが生まれている気がします。
まいど屋は今年も、皆さんとともに、成長してまいります。今年もよろしくお願いいたします。