まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。スランプです。何が不調かって、このまいど通信。さっきからもう5時間もデスクに座っているのに、一行も書けてない。必死に最近の出来事を振り返ってみても、いつもと同じ忙しい毎日が延々と続いているだけだから、書きようがない。だいたい、皆さんにお伝えするような、とっておきの話なんて、毎月毎月あるワケないんだから。波瀾万丈の月9のドラマみたいな職場だったら、それこそ大変でしょ。月刊まいど屋の廃刊を決定した会社に抵抗する編集長の孤独な戦い。仲間の編集部員に支えられ、何とか今月号をリリースしたものの、スタッフの一人が難病にかかって、あと1カ月の命。そんなとき、突然、ニューヨーク支店に転勤を命じられ。。。
まいど通信のネタには困らないだろうけど、こりゃ、身が持たない。平凡な毎日でよかったです。それに、空想を書き連ねてみたら、少しは原稿も埋まったし。もう、窓の外が暗くなってきました。この分だと今夜は徹夜になりそう。明日の朝、出勤してきたスタッフがデスクで倒れている編集長を発見して。。。もうやめとこ。

今月のテーマはまいど的ミシュランガイド東京版
久しぶりのユーザー巡り。今回の取材は料理の評判が高い東京の人気レストランが3軒です。読者の皆さんのため、人気店がこだわるウェアについてじっくりと話を聞いてくる。プロの皆さんの役に立つ、しっかりしたレポートにまとめ上げる。そんな強い決意で出かけたものの、取材中に出された料理のうまさとお店の雰囲気のよさについつい当初の目的を忘れてしまい、どこぞのグルメ雑誌みたいな記事になってしまいました。だからタイトルはまいど的ミシュランガイド。でも、結果的には、こっちの方が一般の人でも興味を持っていただける内容になったのかなぁ。
それにしてもタイミング悪いです。夜も遅くなってきて、お腹もすいてきたのにこのテーマ。今思い出すのはホント、拷問に近い。読者の皆さんも、記事のチェックはできるだけ食後にした方がいいですよ!

ポイントサイトと写真館
誰だってトクしたいです。あまり労力をかけずに欲しいものがタダでもらえるなら、そりゃ、たいていの人は喜びます。うまい話は転がってないって言うけれど、実際にそんなチャンスがたくさん落ちてるのがインターネット。
今年に入って、しばらくの間、まいど屋へのアクセスが激増したんです。だけど、最終的なオーダー数はアクセス数ほど伸びていない。不思議に思って調べてみたら、多くのお客さまが入店後、すぐに退出しているようでした。まいど屋に入ったら、すぐに戻るボタン。どうやら、知らないうちにたくさんのポイントサイトに登録されていたようでした。クリックするだけでポイントがもらえるんだから、おいしいです。まいど屋だろうが、よろず屋だろうが、とにかくマウスを押して押して押しまくる。気持ちはわかる。自分だって、やっちゃうかもしれない。
だけど、トクする話が大好きなら、戻るボタンを押す前に、もうちょっとまいど屋の中を覗いてみてほしいなぁ。例えば、先月オープンしたばかりの「みんなの写真館」。告知が不十分だったせいか、あまり投稿が集まらないです。一ヶ月で写真が9枚。エントリーされた写真のコンテストもちっとも盛り上がらず、1位がわずか12票。これでグアム旅行にペアで行けちゃいます。ちなみに2位がiPadで、3位には高級松坂牛をどーんと1kg。まいど屋で100円でもお買い物したひとには、もれなく投稿用のメールをお送りしていますから、こんなにおいしい話はないのになぁ。何でだろ。
なお、ポイントサイトのリンクは、すでに外してもらっていますので、ポイントハンターの人たちの目にまいど屋がふれる機会はもうないかもしれません。いつか、彼らが本当に仕事に必要なものを探しにまいど屋を訪れてくれたなら、今度はじっくりと店内をチェックしてくれることを願ってます。ポイントサイトで涙ぐましい努力をするより断然おトク。コンテストも引き続きやってますし、特ダネセールやタイムセールなど、業界人が見たら腰を抜かすようなイベントだって満載ですから。

大雪
先月の大雪。往生しました。雪国のひとには叱られるかもしれないけど、めったに経験しないまいど屋のスタッフにとっては一大事。仕事に集中できず、高校時代の数学の授業みたいに気もそぞろ。
というのも、通販にとって、雪はかなりの難敵だから。大雪になれば高速道路が使えなかったり、集荷やお届けにも遅れが出たり。たくさんのお客さまにご迷惑をおかけしてしまいます。まいど屋では納期の短縮を第一に考えていますから、大雪や台風などの悪天候には人一倍ナーバスになるんです。明日までに絶対届けてほしいと言っていた、あのお客さまの荷物は大丈夫だろうか。今日の着日指定があった防寒着はちゃんと間に合っただろうか。。。
まいど屋が配送を依頼している佐川急便の人たちも必死です。担当のドライバーは牡丹雪が降りしきる中、まいど屋物流センター前で1時間もかけてタイヤチェーンを巻き終え、涙目になってスタッフがいるサポートセンターに飛び込んできました。とりあえずストーブにあたってもらうと、真っ白な水蒸気が彼のユニフォームから立ち上ってきます。沸騰したヤカンみたいな煙が、水を吸った繊維から勢いよく噴き出すこと10分。まだまだ乾ききらないまま、急いで車に戻って行きました。
発送した荷物がお客さまのお手元にちゃんと届く。普段当たり前に思っていることって、実はすごいことなんだ。泣き顔のドライバーさんを見送りながら、そんなことをしみじみと考えました。

玉手箱
どうしても必要なことがあったら、この箱を開けなさい。あなたが必要としているものがきっと見つかるから。でも、その時が来るまで、絶対に開けてはいけません。そんな昔話、ありませんでした?去年の話で恐縮ですが、初めて宝くじを買いました。年末ジャンボ。それまでは宝くじを買うなんて、思いつきもしなかったけど、あるひとに頼まれて、3万円分購入しました。で、これが結構いい買い物だったんです。
実際に当たったわけじゃないですよ。くじはまだ机の引き出しの中にあります。めんどくさがりですから、当選番号をまだ確認してません。でも、なんだか大金を手にした気になっている。アタマでは1等が当たるより、交通事故に遭う確率の方が高いと分かっていても、不思議なもので、ココロは日々、確信を強めてる。銀行にはわずかな貯金しかないけど、イザとなったら机をごそごそ引っ掻き廻せば、引っ越しもできる。車だって買える。彼女の誕生日には気後れせずに回らない寿司屋に連れていける。そのあとケンカして慰謝料を求められても大丈夫。今の自分なら、どんな不測の事態が起きたって対応できる。
毎日そんな気分で過ごすために払った費用が3万円。悪くないです。当分、番号のチェックをせずにできるだけ長く引っ張れば、費用対効果はさらに高まります。でも、本当にピンチになって、どうしても箱を開けなきゃならなくなったら。。。箱を開けた浦島さんって、どうなったんだっけ。車のローンと、カード会社からの督促状と、彼女の置手紙だけが残りましたとさ。。。

追)ホントに夜が明けちゃった(泣)