まいど通信
まいど!まいど通信編集長の田中です。重大発表があります。玉音放送ですから、日本国民の皆さんは正座して姿勢をただし、心清らかに聞くように。この度まいど屋は、カリブ海にあるケイマン諸島に本社を移転することになりました。先日、引っ越しも無事終わり、実はこの原稿は今、カリブのビーチに寝そべりながら書いています。サポートセンターや物流のスタッフもみな一緒です。お客さまからのお電話には、水気を着たスタッフが、やはりハンモックに寝そべって、あくびを噛み殺しながら誠心誠意、対応中。パラダイスです。あ、そうそう、まいど屋は本店所在地がケイマンにあるため、4月になりましたが消費税は上がりません。それどころか、消費税自体がありません。お客さまにとっても買い物天国、パラダイス。いいことずくめの電撃移転。こんなまいど通信なんか読むのをやめて、トップページに戻って特ダネを漁れば、マジで得する5秒前。広末もにっこりの頬笑みプライス。あ、また電話がかかってきました。一週間前に注文した商品がまだ届かない?今お調べしてみますね。えーと、お客さまのお荷物は現在、ハワイ沖を西に向かっているようです。船便ですから、あと2、3ヶ月お待ちいただければ届くはずです。では、ごきげんよう。。。それにしても、このしょうもない原稿、一体どう結末をつけりゃいいんだろ。今日は4月1日。何を書いても許される。でも、明日以降にまいど通信を読んでるひとがいたとしたら、どうイイワケしたらいいんだろ。
消費税
冒頭でふざけたことを書いてしまいましたが、すみません、まいど屋は今でもしっかりと日本国内で営業してます。日本にある日本の会社ですから、日本国法にのっとり、4月1日午前0時ちょうどから容赦なく消費税が8%になりました。日付をまたいでお買い物をしていたお客さまの中には、画面では税率が5%だったのに、バスケットに入れたら8%になっていたという不運なひとがいたかも知れません。そりゃ詐欺だよと文句を言われたって、知ったこっちゃありません。お客さまが買い物途中であろうがなかろうが、その時刻になったらプログラムが自動で動いて勝手に税率を変更しちゃったんです。バスケットボタンを押すのが1秒でも遅れたらもうアウト。機械ですから、文字通り機械的に、ちょっと待ったの叫びも無視して、情けもへったくれもなく変わってしまいました。まいど屋だって本当はそんなことしたくなかったのですが、アベさんからやれやれって言われて仕方なくやりました。勘違いしてまいど屋に対して腹を立てているひとがいたとしたら、本来はまいど屋のせいじゃないんですけど、謝ります。この場を借りて、政府とホームページのプログラムに代わり、深くお詫び申し上げます。そして、皆さまからお預かりした余分な3%が、日本の未来のために有効に使われることを祈ります。あ、そうそう、3月31日の午後11時59分59秒までにバスケットに入ったご注文については、たとえお届けが4月でも、税率5%のままでお支払いいただけます。差額の3%分はまいど屋が負担してますからご安心くださいね。日本国民による、日本国民のための良心的通販サイト、まいど屋からのお知らせでした。
今月のテーマは警備服
ニッチだけど、注目度が高い。まいど屋の数ある商品ジャンルの中でも、お客さまからのお問い合わせが特に多い。月刊まいど屋のネタとして取り上げる条件は十分すぎるほど揃ってる。やろうと思えばいつでもやれるのに、もう何年も先延ばしにしてきた幻の企画。何度もやってるようで、実は初めてなのが今回の警備服特集です。
編集部の腰が重かったのにはワケがあります。レポートの本文でも書いたのですが、警備服のメーカーがあまりにも少な過ぎるんです。G-BESTという最強ブランドがでんと君臨していて、あとは比較検討くらいの意味しか持たないように思える。特集しようにも、G-BESTだけじゃレポートとして格好がつかないし、かといってその他のメーカーを回っても、特集できるだけの商品ボリュームがないし。どうしようかなぁ。また今度にしようかなぁ。グズグズと決断できずにいましたが、今回は思い切りました。やってしまえば、何とかなるだろ。もうこれ以上引っ張ったら、警備服の情報を求めているたくさんのお客さまに申し訳が立たないから。ない知恵を絞ってG-BEST以外のメーカーを「その他」としてひとまとめにし、二本立てで構成した今月号。事前に危惧した通り、「その他」の方のレポートの出来は散々でしたが、収穫もありました。「その他」なんて失礼なことを言ってしまったジーベックさんとアイトスさん。話を聞くと、決して「その他」なんかじゃなかったんです。彼らの商品には彼らにしかない独自の特徴やよさがある。読者の皆さんにうまく伝わらなかったとしたら、それは2社の商品力が劣っているのではなく、編集部のライティングの力量が足りないから。いつかまた、警備服特集をしてリベンジしたいなぁ。そう強く反省した今回の取材でした。
まいど屋キャバクラ化計画
環境の変化が苦手です。できることなら、今まで通り、いつものままで過ごしたい。自慢じゃないけど、夕食はこの10年、毎晩同じ。服も同じ。ケータイはガラケーのまま。新しいものを試すのがめんどくさくて、彼女以外は全て昔のままがいい。
そうは言っても、世の中、自分の思い通りにならないこともあります。XPのパソコンが使えなくなった。まいど屋担当のメーカーの営業マンが、何人か交代した。微妙な間合いがつかめなくて、けっこうストレスがたまります。慣れてしまえばなんてことないんだろうけど、慣れるまでは今までの方がよかったなぁなんて、誰にもぶつけようのない不満ばかりがたまります。
まいど屋のお客さまも、同じような感覚の人が多いようです。そんなことないよって否定したって、本心はすぐわかっちゃう。例えばサポートセンターへのお問い合わせ。大抵、いつもの担当ってご指名がかかる。まいど屋はキャバクラみたいな指名制じゃないんだけど、なぜかいつものあのひとってことになる。コールセンターのスタッフは、年数がたてばたつほど自分の担当が増えて行き、電話がひっきりなしにかかってきて手の休まるヒマがないです。だったら、同伴出勤やらアフターやらも解禁しちゃおう。作業着のついでにシャンパンも買えるナイト系通販、まいど屋。なかなかいい企画だと思って、オペレーターのスタッフにそれとなく相談したら、ほとんど口をきいてくれなくなりました。世の中、やっぱり思い通りにならないです。
作業服の日のできごと
先月号のまいど通信でも皆さんにお伝えした作業服の日のこと。まいど屋が制定したこの記念日が一般の方にも少しずつ浸透してきたようで、今年はテレビ局の取材も受けました。たった5分の短い番組ですが、レッキとした全国放送です。放送はもう終わっちゃったので、今更番組名は言いません。読者の皆さんの中に放送を見たひとがいたとしたら、忘れてください。何かの拍子に間違って録画をした人は直ちに消去をお願いします。まいどスタッフ数名の作業着ファッションショーの他、血迷ってインタビューに答えている自分が写っています。まいど屋にとって作業着とはなんて漠然とした質問に、臆面もなく答えを返す恥ずかしい姿が記録されています。インタビューの中では、あまりまいど屋の宣伝をしちゃいけないということだったので、言葉を選ぶのが難しくって、10回は撮り直した末の悲惨な映像。たった5分の放送のために、事前に打ち合わせをして台本を作り、当日は3時間以上かけて撮影した悪夢のドキュメンタリー。万が一目撃した人は、事故だったと諦めて、ひとり胸の中にしまいこんでください。間違っても口外したりしないこと。そんなはしたない番組は見なかったことにしておけば、とりあえずあなたの将来は安泰です。意味のないリスクは遠ざけて、安全な人生を歩んでいってくださいね。