まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。至急電です。業界筋から入った情報によりますと、今年は値上げがすごいらしいです。ありとあらゆるメーカーが、それこそスーパーの特売セールに殺到するおばちゃんたちのごとく、我も我もと先を争って値上げをしてくるんだって。現時点ではどのメーカーも正式なアナウンスはしていませんが、もう時間の問題みたい。おそらく、次回の春夏カタログが出来上がったタイミングなんだろうなぁ。
常日頃、皆さんと共にあるって公言しているまいど屋としても、本来ならば値上げなどせずに穏便にコトを済ませたいのですが、背に腹は代えられない。体力の続く限り、ギリギリまでがんばるつもりだけど、もうアカンとなったら、ほんのチョットだけ、皆さんにもご協力をお願いすることになるかもしれません。なんせ、皆さんとまいど屋は運命共同体ですから。まいど屋が苦しんでるのを知りながら、枕を高くして眠れるワケないですよね。なので、もし、いつもの商品を買おうとまいど屋にアクセスしてきて、画面に見慣れぬ価格を発見したとしても、まいど屋もとうとうアカンことになって大変なんだろうなぁと寛容な心で大目に見てあげてください。まだそれほどまいど屋との付き合いも深くなく、ゆえにまいど屋のことなど知ったことかとクールに突き放すお客さまは、どうか価格が変わらぬうちに、もっと身も蓋もない言い方をすれば、できるだけお早めに、必要な商品をゲットしておいてください。Xデーはある日突然やってくる。皆さんに迷惑がかからないよう、なるべく先延ばししようとは思っているけれど。

今月のテーマはレストランめぐり
彼女の蒸し返しと月刊まいど屋のレストランめぐりは忘れたころにやってくる。そんな格言、ありましたよね。え、聞いたことない?常日頃、びくびくと身を縮めて生きている心優しき月刊まいど屋愛読男子なら先刻承知の一般常識。この期に及んでもなお、それなあにとしらばっくれる罪深き女性たちがいるとしたら驚きです。嵐は突然やってくる。警戒態勢を解いてリラックスしている時が一番危ないんだっていう処世訓のようなもの。油断を戒めるつもりで筆にしたため、肌身離さず持っているひとだってたくさんいます。それでもやっぱり不意打ちを食らって慌てふためく人が多いんだよなぁ。
今回のレストランめぐりは、無防備に日々を過ごしているご同輩諸氏への警世のレポートです。災難に遭うひとは大抵、なんで今頃その話が蒸し返されるのか意味も分からず、不条理に耐えながら原因を探そうとする。でも、実際は意味など考えてもムダなんです。理由は彼女だけが知っている。秘密はいくら探しても見つかりっこない、彼女だけの深い深い穴の中にある。そしてレストランめぐりが突如復活したワケは、月刊まいど屋編集部だけが知っている。それにしてもなぜ?なんていちいち詮索してもムダですから、天の意思だと諦めて受け入れていただければ幸いです。不条理ですけど、考えようによっては刹那的に楽しいですよ。

個人的なことですみません
何にも書くことが思いつかないので、自分のコトを話していいですか?読者の皆さんからは別にオマエのことなど知りたくもないぞって突っ込まれそうだけど、頭をヒネってもネタが何にも出てこないんだから仕方がない。餓死寸前で切羽詰まったタコが自分の足を食うように、自分のことを書いちゃいます。皆さんだって、そういうことならしょうがないなぁって許してくれるはず。許してくれますよね。きっと。
不肖、編集長の私、タナカ。何かに影響されやすい性格です。健さんの映画を見れば、不器用ですからになりきっちゃう。たけしのアウトレイジだったら何か言うたびにバカ野郎この野郎と付け加えたくなる。影響を受けているのはほんの何日かの間で、そのあとはすぐに元のへなちょこに戻っちゃうんだけど。
そんな私の唯一の息抜きが夕飯を食べながらの読書。晩酌のようにちびちびと活字を読むのが楽しみです。いや、正確に言うと、楽しみというよりは何か読んでいないと飯がノドを通らないという特異な体質で、胃腸の弱い人がキャベジンを常に持ち歩くように、通勤車の中に食事用の文庫本を大量にストックしてあります。仕事が終わるのは大体深夜になるので、行く店はいつも近くの牛丼屋。ここで毎晩、小一時間ほど過ごします。持ち込んだ本をなめるように読んでいると、それくらいはすぐに経っちゃう。きっと店員さんにはまた来たって迷惑がられているとおもうけど。
で、なんだったっけ?あ、そうそう、自分は何かに影響されやすいって話。実は、去年の秋くらいから読み始めた本がたまたまドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」だったんです。何の気なしに買って読み始めたら予想以上にのめり込んで、晩酌のように気軽に済ますことができなくなくなっちゃった。するとどうなるか。毎晩腰を落ち着けてじっくりと彼の文章を追っていると、自分でも気づかぬうちにドフトエフスキーになりきってしまい、こうして書いている月刊まいど屋の記事もどんどんドフトエフスキー化して長くなる。以前はもう少しサラリと書いていたはずなのに、どうしても短くまとめることができなくなる。その巻き添えで、読者の皆さんもむやみに長いセンテンスに付き合うことなったというわけ。だからこれは個人的な話であると同時に、皆さんにもちゃんと関係のあることなんですよ。
ともあれ、最近の月刊まいど屋、やたら長いなぁってストレスを感じていたひとがいたら、ごめんなさい。影響されました。もう読み終わったから、もうじきまた元に戻ると思うけど。それにしても、次は何の影響を受けるんだろ。ゴルゴ13を読めばきっとハードボイルドな月刊まいど屋が出来上がる。渡辺淳一ならエロい月刊まいど屋になる。それとも、あまりキワモノになるとまずいから、爽やかな青春小説でも読んだ方がいいのかな。編集長をやるのも結構大変です。

まいどスタッフからのお願い
前にも書いたことがありますが、まいどスタッフの楽しみの一つが、お客さまの商品レビューをチェックすること。まいど屋でお買いものしてくれたたくさんのひと達が、実にいろんなコトを書き込んでくれています。買ってよかったって言ってくれるひとがいたら、私たちもすごくうれしくなります。電話やメールでやり取りをして見覚えのあるお名前なら、あ、あの時のお客さまだ!ってすぐわかります。お買い上げいただいた上に、逆にありがとうなんて言われると、恐縮しつつもとても幸せな気持ちになる。そんなときは、まいど屋で働いていてよかったなぁって心から思います。
反対に、買わなきゃよかったってコメントがあったときは悲しいです。きっと、そのお客さまは商品が届くまでの間、あれこれ期待しながら待っていたと思うんです。で、届いて商品を見てがっかりした。せっかく買ったのに、期待外れだった。そしてまいど屋に腹を立ててレビューに投稿した。この商品、全然よくないぞって。その気持、すごくよくわかる。自分だって通販でモノを買って失敗したことがあるから、そんな時に感じるイヤな気分は身をもって知っている。
まいど屋でお買い物をするお客さまには、そんな不幸な体験をできるだけしてほしくないです。理想を言えば100%、全員が笑顔で満足してくれたらと心から思います。でも、やっぱり実際はなかなか難しいんです。サイズが合わなっていう場合もある。画面から想像していたものとイメージが違ってるって言われることだってある。じゃ、まいど屋はどうしたらいいのか。本当に、本当に、どうしたらいいんだろう。。。
ひとつお客さまにお願いがあります。まいど屋で買った商品にご不満があった場合、どうか、ご遠慮なく、まいど屋サポートセンターにご連絡ください。試着しただけなら、返品や交換も喜んでお受けいたします。そして、お客さまが納得いくまで、スタッフが全力で対応します。念のために言っておきますが、私たちは実体のない美辞麗句を並べ立てたパンフレットを作るつもりはないんです。私たちは本気です。まいど屋で買ってよかったよ。一人でも多くのお客さまにそう言っていただくために、私たちはここで働いているのですから。