まいど通信


        

まいど! 編集長の奥野です。今回は初夏直前の「春夏作業服」特集をお届けしました。なにを着ようと、どんな対策をしようと「とにかく暑い」と言われがちな近年の猛暑ですが、ウェアの素材選びやちょっとした工夫で、ストレスがなくなったり、疲労を軽減したりといった効果はあります。高温多湿を気持ちのいい暑気に変えるワークウェアのお買い求めは、ぜひ「まいど屋」で!

●水泳のすすめ

さて、今回は「水泳のすすめ」を書いてみようと思います。「興味ないよ!」という声が聞こえてきそうですが、ちょっとだけ我慢して、冒頭だけでも読んでみてください。100人中7人くらいは「けっこうもアリかも」「やってみようかな」と思わせる自信があります。

元水泳部でもなんでもない私が、スポーツクラブに入会して水泳を始めたのは2021年の3月のこと。2020年の春に続いて第2回目の緊急事態宣言のさなかでした。遊びに行こうにもお店や施設は開いておらず、家で仕事をして、家でくつろぐ。そんな幽閉生活を送るうちに「くそ、どこにも行けないなら、いっそプールに通ってやる!」と思ったことをなんとなく覚えています。

カナヅチではないものの、50mでゼェゼェ言うビギナーでした。ただ、「ゆっくり長く泳ぐ」といったスタイルに昔から憧れがあり、この際、「半分溺れているような泳ぎ方」の修正に取り組んでみようと思ったのです。クロールで何十分も泳げるようになれば、これから先の健康づくりにもいいだろうとの狙いもあって、子供がスイミングを習っていた近くの施設の会員になりました。

あれから丸5年が経過。毎年コンスタントに100〜150日くらいは泳ぎ続けています。ここ3年ほどルーティーンは、週に3、4回、夕方にスポーツクラブに行って、30分ゆっくり泳いで、風呂に入って帰るというもの。施設の滞在時間はちょうど1時間くらいで、継続にちょうどいい感じです。

肝心の水泳スタイルはどうかと言えば、めちゃくちゃ遅いしフォームもまだまだです。しかし、一度も止まらずに何十分もクロールを続けたり、十数回のストローク(水をかく動作)だけで25mを泳いだり、といったことはできるようになりました。競泳はもちろんスポーツ経験ゼロの自分がここまでになるとは、けっこう驚きです。1年目はスタート地点で息を整えてばかりだったことを思えば、すごい上達と言っていいでしょう。

5年も同じプールに通っているといろんなものが見えてきます。代表的なものがプール利用者の固定化ですね。水泳は本当に人を選ぶというか、メンバーの入れ替わりがほとんどありません。たとえば毎年、初夏になるとプールにはピカピカの水着姿の人がたくさんやってきます。しかし、秋口からクシの歯のように欠けていき、冬には「いつものメンツ」に落ち着いて、また夏を迎える、というわけです。

理由は簡単で、寒いから。温水プールなので入ってしまえばそれほどでもないんですけど、まあ、夏に比べればキツイのは事実です。さらにプール特有の事情として「退屈さ」があります。ランニングマシーンならスマホ動画も見られるし、筋トレ中も音楽が聞ける。ところが、スイミングはプールの底を見ながら(前を見ると抵抗になるため)手足をバタバタし続けるだけ。私も最初の1、2年はこの水泳特有の単調さに苦しみました。

しかし、私は5年間、歯を食いしばることなく水泳を継続してこれました。今回は水泳に興味のある方へのアドバイスとしてその秘訣を語っておきましょう。

●プール通いは超ラクチン!

「どんなスポーツをしたいか」というのは完全に好みの問題ですが、運動習慣としての水泳のメリットを挙げるなら、「手軽さ」があります。

まず荷物。私がスポーツクラブに持っていくのは、1:手ぬぐい 2:水着 3:ゴーグル 4:スイムキャップ。たったこれだけで、小さな巾着袋に収まる程度。ジムの持ち物としてはすごく少ない印象ですが、それもそのはずで「上履き」が不要だから。さらに、ウェアも上下じゃなくてパンツ1枚なので、すごくコンパクトです。

時短にもなります。ロッカールームに着いたら、水着になってプールに行くだけ。終わったら、そのまま風呂場で水着を脱いで入浴。上がったらロッカールームで服を着て終了。これがジム利用者だと大変です。スポーツウェアに着替えるのもけっこう面倒ですが、運動が終わったらまずロッカーに戻って、上履きをしまってウェアを脱いでから風呂にいかなきゃならない。つまり、水泳の格好≒風呂の格好、というわけです。冷えるプールサイドから風呂に向かい、水着をポイッと脱いでドボンと湯船に浸かるのは、冬の醍醐味と言えるでしょう。水泳やっててよかった!

さて、水着も好みでいいのですが、乾きやすさ重視でシンプルなものにしましょう。アマゾンで売ってる入門用のスイムパンツ(レビューがめちゃついてるやつ)はダメです。私は2着買いましたが、劣化スピードが凄まじくて、半年も持ちませんでした。おすすめはポリエステル100%のもので、伸縮性はいまいちなものの塩素に強くて長持ち。2、3年はいけます。また「学校水着」もおすすめです。最近の小学生は体が大きいようで、身長170cmくらいまでの人なら、夏前にイトーヨーカドーやイオンで大量販売されている授業用の水着がぴったりハマる。もちろん激安です。

スイムキャップも安いメッシュ素材でOK。あと、ちょっと面倒ですけど、メガネの人は度付きゴーグルを買いましょう。わずかなストレスでも積み重なるとプールから足が遠のいてしまいます。さらに、あると便利なのが、アウトドア用の防水バッグですね。水を入れても漏れないようなやつ。風呂から上がったら、タオルや水着などをぜんぶこの中に入れて密閉しておけば、「本が濡れちゃった」といった事態は予防できます。古い公共施設など、水着用の脱水機がないプールではマストアイテムと言えるでしょう。

あっ、準備の話だけでかなりの文字数になってしまいました。プールでの心構えや技術の話は、次回の「まいど通信」に続きます。

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というわけで、今月も最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回も『月刊まいど屋』にご期待ください!