お客さまはユニフォームとしてのニットウェアに何を期待しているんだろう。長期間にわたってリピートが入るウェアとそうでないものの違いは何なのだろう。毎日、全国からのご注文に対応するまいど屋サポートセンターにいると、ふと、そんな疑問が頭をよぎる。例えばこれからご紹介する小倉屋。ニット一筋30年。専門メーカーならではの品揃えと品質の確かさで着実にファンを増やしてきた。一見何の変哲もないポロシャツに今日も数多くの引き合いが来る。お客さまは正直だ。商品が似ていても、価格が安くてもダメ。小倉屋でなけりゃ、欲しくない。
ひとつ例をあげるなら、この夏、注目を集める「吸汗速乾」や「接触冷感」などの涼感対策機能がついたウェア。小倉屋はコストの安い後加工などで体裁を整えたりしない。生地自体に必要な機能性がある、正真正銘の本格仕様。カタログの謳い文句通りのパフォーマンスを発揮する。着用して初めてわかる品質の確かさ。幅の広いサイズ展開や豊富なカラーバリエーション。ユニフォームとしてのニットに長く付き合えば付き合うほど、小倉屋でなければならない理由が増えていく。
息の長いヒット商品とその他大勢を分けるもの、それは最終的には基本に忠実な丁寧な商品作りに行きつくのではないか。ニットといえば小倉屋。小倉屋といえばニット。今回の特集では、そんな同社の岡山本社を訪ね、企画部の高橋さんに小倉屋のニットウェアの魅力について、たっぷりとお話を伺ってきた。
ひとつ例をあげるなら、この夏、注目を集める「吸汗速乾」や「接触冷感」などの涼感対策機能がついたウェア。小倉屋はコストの安い後加工などで体裁を整えたりしない。生地自体に必要な機能性がある、正真正銘の本格仕様。カタログの謳い文句通りのパフォーマンスを発揮する。着用して初めてわかる品質の確かさ。幅の広いサイズ展開や豊富なカラーバリエーション。ユニフォームとしてのニットに長く付き合えば付き合うほど、小倉屋でなければならない理由が増えていく。
息の長いヒット商品とその他大勢を分けるもの、それは最終的には基本に忠実な丁寧な商品作りに行きつくのではないか。ニットといえば小倉屋。小倉屋といえばニット。今回の特集では、そんな同社の岡山本社を訪ね、企画部の高橋さんに小倉屋のニットウェアの魅力について、たっぷりとお話を伺ってきた。
小倉屋
商品を示しながら小倉屋のニット製品の魅力を熱く語る企画部の高橋さん。
主力のニット製品をはじめ、多彩な商品見本が並ぶ展示室。
■涼感機能ウェア、絶好調!
「工場から届くとすぐに出荷。物流倉庫に在庫を搬入する余裕もほとんどないんです!」と、今シーズンの手ごたえを語る高橋さん。今、涼感機能ウェアが飛ぶように売れているそうだ。確かに今年は、暑さの立ち上がりが早かった。また、震災の影響から節電が叫ばれ、例年になくクールビズ需要が増えている背景もある。だが、どのメーカーの商品も同じように販売好調なわけではない。このメーカーの好調ぶりばかりが突出して目立つ。
小倉屋の涼感機能ウェアといえば、『吸汗速乾』のドライシリーズ(型番:9006、9007)が代表格。そして今期、『吸汗速乾』をさらにパワーアップさせた新商品『接触冷感』シリーズ(型番:7361、7362)が登場した。ちなみに『接触冷感』とは、肌に生地が触れた時に“冷たさ”を感じること。肌の熱が瞬時に生地へ移動し、ヒヤッと感じるハイテク素材だ。
「中に手を入れてみてください。ヒヤーッとしますから」と促され、差し出された『接触冷感』のポロシャツに手を入れてみた。確かに少し汗ばんでいた手の甲が一瞬ひんやりとしてサラッ。手を上下させて風を入れてみると、さらに気持ちよく感じる。「一口に涼感機能といっても、価格の安いものは、縫製した後で薬品に浸ける“後加工”で、何回か洗濯をすると機能が失われてしまいます。ウチのはちがうんです。糸の段階から機能を作り込むので、半永久的に効果が続きます」と高橋さん。「しかも、生地に凹凸があって、身体に点で接するから涼しい。着て歩いてみると、ウェアの中をサーッと風が通り抜ける感じがしますよ」。
この『接触冷感』シリーズ、吸汗速乾に加え、女性にうれしいUVカットや透け防止対策も施され、機能満載。他に似たような商品が多くても、「やっぱり小倉屋で!」と、指名買いが多い理由にも納得がいく。
■専門性に徹底してこだわったプロ仕様
小倉屋が選ばれる理由をもう少し考えてみよう。インタビューのために用意されたサンプルを前に、パラパラとカタログを繰ってみると、同じキャッチフレーズが何度も使われていることに気付く。「プロ仕様」。意味を尋ねるとこんな答えが返ってきた。「一言で言えば、専門性ですね。ある特定の作業環境の中で、ウェアがどこまで働く人をサポートできるか。突き詰めて考え、作っている。それがプロ仕様です」。
例えば、帯電防止仕様の『制電』ウェアについて、高橋さんはこう説明する。「制電を謳った製品は他社にもありますが、本格的な制電素材を使用したのは当社が最初。塗装、精油、ガソリンスタンド、精密機械関連、電力会社などから引き合いが多数来ています」。確かに、オファーのある企業のほとんどが、一つ間違えば、取り返しのつかない大事故にもつながりかねない業界。小倉屋の『制電』シリーズは、従業員の安全対策とともに、企業そのもののリスク対策という意味でも非常に頼りにされているのだろう。
また、食品業界御用達の『セイフティスリーブ』も専門性の高い商品の一つ。袖裏にネットを付けて体毛落下を防ぐだけでなく、ポロシャツのボタン部分もスナップ仕様にして、食品への異物混入防止に一役かっている。さらに、ニットの動きやすさに着目し、医療・介護ウェアに応用したスクラブ型ニットもある。従来の布帛(ふはく)製スクラブに比べて、格段に涼しく、動きやすいことで人気だ。このほか、「遊び心があることも知ってもらいたいので、ぜひ」と紹介されたのは、ダンスの練習用や普段着に大人気という『ヒップホップパンツ(型番:1919)』。幅広・先細りのジャージといった感のあるスタイルが若者に受け、常に品薄の状態という。「どのシリーズも特に宣伝しているわけでもないのに、じわじわと人気が広がってきています。口コミで広がり、リピーターになっていただけるんです」と高橋さんは笑う。
■だから、少々高くても売れる! リピーターになっていく
プロ仕様は特別な機能だけを指すのではない。動きやすさや素材品質の確かさ、サイズやカラーの豊富さ、在庫切れなどの心配が少ない安心感など、ユニフォームとしての条件を満たした「トータルクオリティー」も大事な点だと高橋さんは強調する。「メーカーの多くは最初に価格設定ありきですが、ウチはまず、価格を考えずに素材づくりから入っていきます。プロたちが仕事に安心して使える水準であるか、制服として一番肝心なことがおろそかになっては、意味がないんです。その分、価格は若干高くなりますが、品質は保証します」と、倉庫を案内しながら熱く語る高橋さん。「見てください、この在庫。当社は “ニーズがないから作らない”とか“ニーズがあるかもしれないから作ってみよう”ではなく、“絶対にニーズがある”というスタンスで製品づくりをする。ですから、どのウェアも基本的に8サイズ以上で商品化し、売れ筋でないカラーも定番として必ず用意します」。
確かに、体型は人それぞれ。サイズバリエーションが多い方が企業も制服として採用しやすいだろう。それに息の長い定番商品であれば、買い足しも容易だ。着る人や採用する企業の立場に立った真摯な製品づくり。そして、品質や在庫対応など、トータルで考えれば十分納得できる価格。どうやらリピーターが多い理由はこの辺りにあるようだ。
「ニットを手掛けて30年。営業がお客さまの生の声を拾い集め、製品化していくことで、ずっとお客さまの期待に応えてきました。同じ買うなら小倉屋で。そう言っていただけるのが一番うれしい」と語る高橋さんの言葉は、小倉屋の考え方すべてを表している。そんなプロ仕様の小倉屋のニット。この夏、その着心地の良さ、機能の良さをぜひ体感していただきたい。
「工場から届くとすぐに出荷。物流倉庫に在庫を搬入する余裕もほとんどないんです!」と、今シーズンの手ごたえを語る高橋さん。今、涼感機能ウェアが飛ぶように売れているそうだ。確かに今年は、暑さの立ち上がりが早かった。また、震災の影響から節電が叫ばれ、例年になくクールビズ需要が増えている背景もある。だが、どのメーカーの商品も同じように販売好調なわけではない。このメーカーの好調ぶりばかりが突出して目立つ。
小倉屋の涼感機能ウェアといえば、『吸汗速乾』のドライシリーズ(型番:9006、9007)が代表格。そして今期、『吸汗速乾』をさらにパワーアップさせた新商品『接触冷感』シリーズ(型番:7361、7362)が登場した。ちなみに『接触冷感』とは、肌に生地が触れた時に“冷たさ”を感じること。肌の熱が瞬時に生地へ移動し、ヒヤッと感じるハイテク素材だ。
「中に手を入れてみてください。ヒヤーッとしますから」と促され、差し出された『接触冷感』のポロシャツに手を入れてみた。確かに少し汗ばんでいた手の甲が一瞬ひんやりとしてサラッ。手を上下させて風を入れてみると、さらに気持ちよく感じる。「一口に涼感機能といっても、価格の安いものは、縫製した後で薬品に浸ける“後加工”で、何回か洗濯をすると機能が失われてしまいます。ウチのはちがうんです。糸の段階から機能を作り込むので、半永久的に効果が続きます」と高橋さん。「しかも、生地に凹凸があって、身体に点で接するから涼しい。着て歩いてみると、ウェアの中をサーッと風が通り抜ける感じがしますよ」。
この『接触冷感』シリーズ、吸汗速乾に加え、女性にうれしいUVカットや透け防止対策も施され、機能満載。他に似たような商品が多くても、「やっぱり小倉屋で!」と、指名買いが多い理由にも納得がいく。
■専門性に徹底してこだわったプロ仕様
小倉屋が選ばれる理由をもう少し考えてみよう。インタビューのために用意されたサンプルを前に、パラパラとカタログを繰ってみると、同じキャッチフレーズが何度も使われていることに気付く。「プロ仕様」。意味を尋ねるとこんな答えが返ってきた。「一言で言えば、専門性ですね。ある特定の作業環境の中で、ウェアがどこまで働く人をサポートできるか。突き詰めて考え、作っている。それがプロ仕様です」。
例えば、帯電防止仕様の『制電』ウェアについて、高橋さんはこう説明する。「制電を謳った製品は他社にもありますが、本格的な制電素材を使用したのは当社が最初。塗装、精油、ガソリンスタンド、精密機械関連、電力会社などから引き合いが多数来ています」。確かに、オファーのある企業のほとんどが、一つ間違えば、取り返しのつかない大事故にもつながりかねない業界。小倉屋の『制電』シリーズは、従業員の安全対策とともに、企業そのもののリスク対策という意味でも非常に頼りにされているのだろう。
また、食品業界御用達の『セイフティスリーブ』も専門性の高い商品の一つ。袖裏にネットを付けて体毛落下を防ぐだけでなく、ポロシャツのボタン部分もスナップ仕様にして、食品への異物混入防止に一役かっている。さらに、ニットの動きやすさに着目し、医療・介護ウェアに応用したスクラブ型ニットもある。従来の布帛(ふはく)製スクラブに比べて、格段に涼しく、動きやすいことで人気だ。このほか、「遊び心があることも知ってもらいたいので、ぜひ」と紹介されたのは、ダンスの練習用や普段着に大人気という『ヒップホップパンツ(型番:1919)』。幅広・先細りのジャージといった感のあるスタイルが若者に受け、常に品薄の状態という。「どのシリーズも特に宣伝しているわけでもないのに、じわじわと人気が広がってきています。口コミで広がり、リピーターになっていただけるんです」と高橋さんは笑う。
■だから、少々高くても売れる! リピーターになっていく
プロ仕様は特別な機能だけを指すのではない。動きやすさや素材品質の確かさ、サイズやカラーの豊富さ、在庫切れなどの心配が少ない安心感など、ユニフォームとしての条件を満たした「トータルクオリティー」も大事な点だと高橋さんは強調する。「メーカーの多くは最初に価格設定ありきですが、ウチはまず、価格を考えずに素材づくりから入っていきます。プロたちが仕事に安心して使える水準であるか、制服として一番肝心なことがおろそかになっては、意味がないんです。その分、価格は若干高くなりますが、品質は保証します」と、倉庫を案内しながら熱く語る高橋さん。「見てください、この在庫。当社は “ニーズがないから作らない”とか“ニーズがあるかもしれないから作ってみよう”ではなく、“絶対にニーズがある”というスタンスで製品づくりをする。ですから、どのウェアも基本的に8サイズ以上で商品化し、売れ筋でないカラーも定番として必ず用意します」。
確かに、体型は人それぞれ。サイズバリエーションが多い方が企業も制服として採用しやすいだろう。それに息の長い定番商品であれば、買い足しも容易だ。着る人や採用する企業の立場に立った真摯な製品づくり。そして、品質や在庫対応など、トータルで考えれば十分納得できる価格。どうやらリピーターが多い理由はこの辺りにあるようだ。
「ニットを手掛けて30年。営業がお客さまの生の声を拾い集め、製品化していくことで、ずっとお客さまの期待に応えてきました。同じ買うなら小倉屋で。そう言っていただけるのが一番うれしい」と語る高橋さんの言葉は、小倉屋の考え方すべてを表している。そんなプロ仕様の小倉屋のニット。この夏、その着心地の良さ、機能の良さをぜひ体感していただきたい。
広い倉庫には、品番×カラー×サイズで分けた在庫が整然と並び、出荷を待っている。
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◆ヒンヤリ気持ちいい接触冷感シリーズ ヒンヤリ気持ちいい着心地で人気沸騰。生地に触れると、肌の熱が生地に瞬時に移動して超COOL!汗をかいてもドライでベトつき感のない吸汗速乾機能、女性にうれしいUVカット・透け防止機能付き。夏の厳しい環境でも仕事がはかどること間違いナシ! |
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◆ドライな肌当たりの吸汗速乾シリーズ 仕事の大敵「汗」対策の救世主として多くのファンを持つ、吸汗・速乾の実力派。汗を肌面から素早く外部へ排出することで不快なベトつき感や冷え感を抑え、いつもサラッと爽やかな着心地をキープ!肌が触れる内側はソフトな肌触りの綿混紡。何度洗濯しても半永久的に機能が持続するコストパフォーマンスの良さも見逃せない。 |
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