月刊まいど屋 --特集-- 2011年10月号[フォーク]1ページ

■“着るとわかる”動きやすさと心地よさ
「ブランド名の『NUOVO』（ヌーボー）はフランス語で“新しい”という意味です。その名のとおり、デザインのどこかに必ず“新しさ”や“新鮮さ”を取り入れるようにしています。そして働く女性の動作に注目し『着て働くこと』の心地よさを追求することがポリシーです」。ベストには二重ポケットや印鑑ポケット、ボトムにはブラウスがはみ出ないための工夫が施されるなど、“着ると心地よさがわかる”アイデアいっぱいのウェアたちを前に、オフィスウェアへのこだわりをひとつひとつ丁寧に説明してくれる鈴木さん。こだわりを形にしていく作業は大変な時間がかかるといいます。「企画段階では、ユーザーさんにインタビューやアンケートを数多く行うんです。近隣の会社にサンプルとアンケートを持ってアポなしで訪問することもあるんですよ」。デザインに入る前や、サンプルが出来上がったときには、率直な意見をユーザーさんから聞くようにしているそう。そしてインタビューとアンケートを重ねていくうちに具体的なイメージが浮かんでくるのだとか。「女性は年齢を重ねていっても、かわいいデザインが好きなんです。ベストはトレンドを取り入れつつ大人の女性が着てもかわいらしく見えるよう、ボトムはエレガントさに加えて、動きやすさを重視しデザインしています」。働く女性の感性をすくいあげ、実用性とトレンド感のあるデザインに構築し直す。その構成力が商品の良し悪しを決めるといいます。

■“大人かわいい”ベストには、こだわりがいっぱい
　「ベストの生地は全てオリジナルです。アイデアの段階で、ファッション誌や靴、バッグなどさまざまなジャンルからインスピレーションを得て柄を決めていきます。トレンドが感じられるよう意識していますね」。NUOVOのベストの“売り”はなんといってもディテールの細やかさ。例えば、大人気の“フラワーガーデンチェック”（型番：FV35859）は、お花畑をイメージしつつ、光沢のあるブラック×ホワイトのチェック柄。さらにシルバーの縁取りのボタンがアクセントとなり、“大人かわいい”を表現しています。もちろん、フォークの得意技である充実機能もかなりの完成度。気配りいっぱいの使いやすさでワーキングレディを強力にサポートします。「このベストの胸ポケットは仕切りが多く、ペン、PHS、名札がぴたっと収納できるんです。ウエスト部分のポケットは手の平がすっぽり入るほど深くして使いやすく、さらに印鑑をすぐに取出せるように小さなポケットが付いています。そして中にループを付けているのはキーホルダーをつけるため。病院では棚に鍵がかかっていることが多いという意見を反映しました」。また、布地は摩擦に強いかどうか、洗濯試験やモニターで必ずチェックしてから商品化するそう。「病院事務はカルテや書類を胸に抱えて移動することが多いのです。摩擦で毛玉が出来てしまう素材はNGですよね。そんなアイデアもインタビューから生まれてきたんです」。働く女性の動作に細やかな気配り。NUOVOのオフィスウェアが支持されるのも、こんなところに秘訣があるのでしょう。

■軽やかさを約束！アイデアが光る、ボトムコレクション
使い勝手の良さを高めるアイデアは、大評判のボトムにも数多く施されています。「“軽くて足さばきがいい！”と言われるマーメイドプリーツスカート（型番：FS4569）には、２つのこだわりポイントがあるんです。１つ目は『らくらく感』と呼んでいるもので、ホック部分が動きに合わせて伸縮すること。穿き心地が軽いと言われるのは、ウエストの締め付けがないので、軽やかさを感じてもらえるのだと思います。２つ目は、ブラウスのはみ出しを防ぐためのシリコン製の『すべり止めテープ』がスカートのウエスト部分の内側についていること。長時間の仕事でも上着が乱れないので、このテープはとても評判がいいんです」。その他にも、ウエスト部分の後ろが上がっていて背骨に沿うため着崩れがなく、すっきり見える『バックアップウエスト』と呼ばれるデザインや、スカートの後ろにこっそり付ける携帯カイロ用のポケットなど、ちょっとした配慮で心地よさを高める商品がたくさんあるのがNUOVOのよさ。
フォークでは、社長を囲んだ企画会議がたびたび開かれます。経営、マーチャンダイジング、営業、デザイナー、それぞれの立場で意見が活発に交わされ、こうした様々なアイデアが生まれてくるのだとか。働く女性のための“気配りオフィスウェア”の今後にますます期待が持てそうです。
充実の機能と “大人かわいい”デザインで、忙しく働く女性に大人気のNUOVO。その評判のラインナップは、以下でご覧いただけます。