【アシックス】スポーツ工学から生まれた異次元の性能image_maidoya3
トップアスリートたちが履いているあのシューズ。いつもの現場で履きこなせたら、どんなにいいだろうか。超人的な動きをしっかり支えるフットウェアなら、いくらハードな仕事に使ったって不足はない。それどころか、自分の潜在能力をこれまでとは比べ物にならないほど引き出してくれる。そんな夢を見たことはないだろうか。
  世界のスポーツ界のあの選手、この選手。そして数え切れないくらい多くの市井のスポーツフリークたち。彼らが自分のシューズに対して過剰なほどの愛情を注ぐのは、その良し悪しが自己のパフォーマンスに直結することを知っているから。例えば急な方向転換を支えてくれる卓越したグリップ力。例えば無理な負荷がかかったときのしなやかな屈曲性。自分が思った通りの働きをしてくれるシューズに出会ったとき、人は自分の可能性を強く信じ始める。
  アシックスの安全スニーカーには、スポーツで培った歴史、ノウハウ、全てが詰まっている。コンマ1秒の能力アップを追い求めて蓄積された、圧倒的な技術に裏打ちされた性能がある。これだけの資産を、日々、真剣勝負の現場に向かうワーカーたちが生かさない手はないハズだ。
  アシックスのセーフティーシューズを身に着ける。人間工学に基づいた緻密なデザインが可能にするフィット感。足が違和感なく包まれ、それだけで、自分の技能がレベルアップしたように感じてしまう。さあ、アシックスを履いて現場に出よう。そして、自分の可能性が、はるか上まで伸びていることに気づいてみよう。
 

アシックス
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アシックスの2012コレクションカタログ
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スポーツ工学を元にして生まれたワークシューズ。写真にはイチロー選手モデル(非売品)も。
最初にお詫びをしておきたい。今回のインタビュー記事は諸事情により、相手のお名前を明かすことが出来ない。ただ、アシックスのワークシューズについてお話を聞くには最適な人物であるということだけは保証する。読者の皆さんには大変申し訳ないが、このレポートでは仮にA氏とし、以下、お付き合いいただけばと思う。
  インタビューは、いきなり興味深い話から始まった。アシックスの安全スニーカーの先進性をまいど屋のお客さまにわかりやすく説明してほしいとのお願いに、A氏はこんな答えを返してきたのだ。「東京スカイツリーで働く職人さん、いわゆる鳶さんたちの間で、ちょっとしたブームがあったらしいんです。彼らが朝礼で集まると、アシックスの靴ばかりがやたらに目につく。最初は熱心な愛用者だけが履いていたようですが、時間が経つにつれて一人二人と増えていき、最後は現場おそろいの指定靴みたいになっちゃった。聞くところによると、建設会社から特に指示があったわけではなく、現場作業を通じて職人さんたちの間で自然に広まっていったようです。1人5足ぐらい持っている人もいたというんですよ」。
  地上634m。世界一の高さを誇る自立式電波塔『東京スカイツリー』は、この2月末に無事竣工を迎えたばかりだ。最先端の工法を駆使ながら、地上600m以上という、誰も経験したことのない厳しい現場で作業を進めた日本トップクラスの職人たち。彼らが惚れ込んだのが、アシックス作業用靴『ウィンジョブ』だったというワケ。道具にこだわるスゴ腕の職人たちは安易に回りの流行に流されたりはしない。そんな彼らの間でブームが起きたのは、ウィンジョブの並外れたハイスペックが、ウワサ通りであることの証だろう。
  アシックスのワークシューズが持つ異次元の性能は、スポーツをする人たちや歩く人たちのことを考えて培った技術を徹底的に活用して生まれてきたとA氏は言う。「もともとアシックスのシューズは、『足をいたわる』ことと、走る、止まる、ジャンプするといった『パフォーマンスをサポートする』ことに重きを置いています。もちろん、ワークの分野では、この2点に加えて安全性と機能性がキーワードに加わってくる。先芯、耐滑性のあるゴム底、帯電防止仕様など、個々の作業現場で求められるスペックを、必要に応じて移植していきますが、足への負担を可能な限り和らげ、作業者のパフォーマンスを向上させるという点では、スポーツシューズのコンセプトと基本的に全く一緒なんです」。
  シューズの快適性をとことん引き上げて着用者の運動能力の向上を図る。その考え方の代表的な例が、ウィンジョブ33L(型番:FIS33L)、41L(型番:FIS41L)など多くのモデルに搭載されている衝撃緩衝材『αGEL(アルファゲル)』だ。これは、競技スポーツの分野では衝撃緩衝材の代名詞となっているもので、10mの高さから卵を落としても割れない、あの素材のことである。「“歩く”“走る”という動作には、必ず突き上げを伴います。通常の歩行で体重の約3倍、走ると約8倍の負荷がかかる。そこで、最も体重のかかりやすいカカト部に『αGEL』を搭載し、足への衝撃をやわらげる。だから、長く履いても疲れにくいし、膝への負担もかかりにくいんです」。
  また、『ダブルラッセルメッシュ』など、通気性に配慮した『メッシュ』使いが多いのもアシックスのワークシューズの特徴。不快なムレを軽減し、足が臭くなるのを抑えてくれるという。
  「東京スカイツリーの職人さんたちは、同じ『ウィンジョブ』でも夏はメッシュ、冬は人工皮革と使い分けていました。地上600m以上ともなると、冬の寒さは非常に厳しいですから。でも、通気性が良いからといってどの仕事でも夏はメッシュがいいというわけでもない。水を使うガソリンスタンドや薬品を使う作業の場合は人工皮革がいい。また、ミドルカットか、ローカットか、という点も作業内容によって適、不適がある。重いものを押して動かす作業では、ホールド力のあるミドルカットのほうが力が入るし、しゃがんで作業する場合は、ローカットのほうが足首が回って動きやすい。アシックスの場合、職種に合ったワークシューズがいろいろあるので、環境や作業内容に合わせて選んでいただけると思いますよ」。
  A氏によると、作業用靴選びのポイントは、1)人工皮革かメッシュか、2)ヒモかベルトか、3)ローカットかミドルカットか、の3点。これを順に検討していけば、おのずと商品が絞られてくるので、あとはデザイン・カラーで選べばよいそうだ。「マラソンでも、3km、10km、フルマラソンと、走る距離によって、それぞれ適したシューズがある。また、タイムを追求するなら軽いものですし、走破が目的ならクッション性の良いものがいい。それと同じで、ワークでも目的によって求められるものが違うんです」。
  ワークの分野では後発組のため、まだまだ知名度が低いと謙遜するA氏。そんな中でも最近は確かな手ごたえを感じているという。「徐々に人気が高まってきています。子供の頃にサッカーをやっていた、中学・高校で野球をやっていた、バレーをやっていたなど、かつてスポーツで慣れ親しんだファンがアシックスのワークシューズの存在に気付き始めたんです。一人が試して、これはいいとなると、周りの人たちもどんどんお客さまになってくれる。そして一旦快適な靴に慣れると、なかなかレベルを落とせなくなる。お客さまが離れないんです」。
  最後に、A氏が声を大にして言いたいというのがコレ。プロテクティブスニーカーの規格である『JPSA』が、まだまだ認知されていないことだ。「安全靴は、アッパーが天然皮革、アウターソールがゴムで、『JIS規格』に合格したもの。これに対し、プロテクティブスニーカーは、アッパーが人工材(人工皮革・合成繊維)というだけで、あとは安全靴と同じ。規格は『JPSA規格』になりますが。JISもJPSAも適合品であれば安全性能は何ら変わりない。この点をもっともっと知っていただきたいですね」。
  アシックスのセーフティーシューズは全てJPSA仕様。そしてアスリートも納得する快適性、一流の職人も唸らせる作業性を備えている。子供のころにスポーツをしていた人。そうでない人。どちらでもいい。まだアシックスを試したことのないひとがいたら、一度一流を味わってほしい。きっと、自分の仲間にも教えたくなるハズだ。あの、スカイツリーの職人たちのように。
 
 
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東京スカイツリーの工事現場ではアシックスのワークシューズが大活躍した
 

    

◆スポーツ生まれの快適性と耐久性!ヒモタイプの安全スニーカーシリーズ

スポーティーなデザインとカラフルなラインナップで人気の33Lは、耐油ラバー、αGELを搭載したJPSA B種認定品。新たにレッド×イエロー(2304)が加わり、早くも人気沸騰!同じくB種の32Lは、クッション性に優れたローカットタイプ。さらなる機能性を求めるのなら、51S(A種認定品)がオススメ。ハードな現場に適した人工皮革アッパー。ヒモとマジックベルトのW使いでホールド性もバッチリ!


◆ブレとパワーロスが少ないベルトフィッティングタイプの安全スニーカーシリーズ

着脱しやすいベルトタイプは面倒くさがりの方にオススメ。オレンジ×ブラックが超人気の41L(JPSA B種認定品)は、耐油ラバー、αGEL、ダブルラッセルメッシュの快適仕様。より安全性・作業性を求めるのなら、人工皮革製の52S(JPSA A種認定品)をどうぞ!