【ジーベック】真冬の現場をアツくする情熱防寒image_maidoya3
唐突だが、レンジャーズのダルビッシュは左でも130kmを超えるストレートを投げられるという。体のバランスを調節するために行う左投げを練習で披露すると、周りにいる人間はびっくりする。コイツは左右両投げだったのか。。。基本がしっかりできているから、気晴らしの遊びも驚くほどの水準になる。並外れた実力の持ち主だから、何をやらせても見ているひとを唸らせる。
  ジーベックの防寒コレクションを見ていると、そんなダルビッシュの多芸多才ぶりを思い出す。日本を代表するワーキングウェアメーカーとして培った圧倒的な実力。真冬のほんの2、3か月だけ需要が盛り上がる防寒服という一ジャンルに、敢えて専用カタログまで用意する懐の深さ。本格派の防寒ギアが高水準に仕上がっているのは言うまでもない。このブランドの本当のスゴみは、肩の力が抜けた、一見イージーで遊び心満載のウェアにまで、われわれの期待をはるかに超えるスペックが維持されているところ。
  これだけ有名なメーカーのコレクションなら、今さら特集しなくたってみんな知ってるよ。そんな読者の皆さんの声も聞こえてきそうだが、今少しお付き合いいただきたい。ダルビッシュが7色の変化球を投げ分けるように、ジーベックの防寒着も種類が多い。以下のレポートを読んでみれば、あなたが知らないウェアが一つや二つはきっとある。本格的なウインターシーズンを前に、同社の広島本社で詳しくお話を伺ってきたので、防寒選びの参考にしてもらえればと思う。
 

ジーベック
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カタログを手に熱っぽく語る営業の宮宗さん
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202シリーズ、元気カラーの赤が印象的
「防寒着って、作り手としてすごく楽しい分野なんですよ。寒くてしょうがないときに着るでしょう?すると体がすぐに温まる。通常のワークウェアよりも、目的とその効果がはっきりしてる。お客さま一人ひとりの笑顔が想像できるんですよ」。ジーベックはなぜこんなに防寒の種類を増やしているのかとの質問に、営業担当の宮宗さんはそう言って笑う。「防寒着を着るシーンって、実はバリエーションがすっごくあるんです。それぞれの場面で、ユーザーが重視する要素もはっきり違う。東京の街中で着るものと、寒さが厳しい北国のひとが使うものが同じでいいわけがない。雪や雨のような悪天候でも大丈夫なものが必要なひともいる。よく動き回る仕事なら、反対に、重防寒のようにあまり本格的なものより、手軽に羽織れる軽防寒タイプが好まれるときもある。いろんな人たちのいろんな現場を想像しながら、こんなときにはこういうウェアがあったら喜ばれるかもとイメージがどんどん膨らんでいく。それで種類が増えちゃいます」。
  今シーズンのジーベック防寒カタログの表紙を飾る新作の201シリーズは、サークルなどのチームウェアを想定したタウンユース。赤や青、緑といった華やかなカラー展開がパッと人目をひく。シルエットは、腕や裾の締め付けがきついと感じられないようなゆったり目。一体、どんなユーザーを想像したのだろう。「動きやすいので、屋外での軽作業にちょうどいいです。ビビッドなカラーは、お客様に声をかけられやすいサービス業にも向いてますね。デザインもツートンにしてスポーティーなイメージを強調しました。30代以下の若いひとたちを意識しましたが、意外と高い年齢層の方にも好評だと聞いて、正直、びっくりしてます。もともとの想定と違うひと達にも使ってもらえる。これも防寒を作る楽しさです(笑)」。
  新作とは別に、従来のシリーズからオススメの軽防寒を取り上げるとしたら、反射テープ付きの242軽防寒ジャケットが面白い。作業に支障が出ない手軽さと軽さ、そして着心地のよさで人気のロングセラーだ。「これは夜間も目立ちますよ。それにフードは襟元に収納できるようになってるんです。急な天候の変化や、気温の調節に便利でしょう?」そう言いながら、宮宗さんがくるりと手際よくフードをしまう。他に注目したいのは262軽防寒ブルゾン。拍子抜けするほど軽いのに着るとしっかり暖かいのは、太陽光を熱に変える先進素材を使っているから。メタルな素材感とスポーティーなデザインで、タウンユースとしての評価も高い人気商品だ。
  本格的な重防寒をお考えなら、悪天候に強い591シリーズあたりがオススメ。北風が吹きつけても、強い雨や雪に降られても、しっかり防寒して身体を守る防風防水仕様。密封性が高く、保温力に優れているにもかかわらず、ウェア内の湿気は外に逃がして快適性をキープする透湿性能も自慢のアイテムだ。その他、防水性が強化された601シリーズ、スポーティーなデザインながらしっかりと暖かい中綿入りの191シリーズなど、詳しくご紹介したい商品は山ほどある。詳細はこのレポートの後にある個別の商品紹介欄に譲るとして、ジーベックの防寒着を検討中の月刊まいど屋読者に、防寒に対する彼らの思いや考え方をメッセージとして伝えてもらおう。「ジーベックでは、防寒着をユニフォームとして捉えてほしい、と考えています。寒くなると防寒着を社員全員で揃えて着る。会社の顔として、自社のイメージや仕事の内容に合ったものをみんなで着れば、会社の印象もよくなるし、職場の雰囲気も明るくなります。そんなスタイルを当たり前のものにしたいんです」。
  確かに防寒着というと、ダウンジャケットやダッフルコートなど、好みに合わせて個人的に用意することが結構多い。「冬になると上に防寒着を羽織るので、作業服や事務服をユニフォームで揃えても外部からは分かりません。それなら、防寒着もユニフォームにしないとあまり意味がありませんよね」。なるほど、言われてみるまで案外気が付かないが、重要なことだ。そして、様々な職種のユニフォームとなるには、それだけたくさんの商品展開が必須となる。ジーベックの防寒コレクションが他を寄せ付けないほど充実しているのは、防寒着に対するそんな彼らの考え方も影響しているのだろう。
  生地が厚いながらも軽く羽織れるブルゾン、高機能インナーと組み合わせて使うとちょうどいい薄手のジャケット。カタログをめくる宮宗さんの表情は、まるで集めたカードをノートにコレクションしてページをめくる小学生男子のように楽しそうだった。そしてそんな姿を見て、業界内でも防寒着のジーベック、と言われているワケがはっきりとわかった気がした。それは単に圧倒的な商品アイテム数があるからだけではない。防寒着に対する純粋な思い入れが他のどのブランドよりも強いからではないのか。以下、宮宗さんが月刊まいど屋読者のために選んでくれた今期のイチオシアイテムを紹介しよう。彼らの情熱と工夫が、画面を通して伝わることを願っている。
 
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鮮やかなカラー展開が魅力的な202シリーズ
 

    

手軽に羽織れて、しっかり暖かい!反射テープで夜間の視認性も確保した242軽防寒ジャケット

腰が隠れる長めの丈が、寒さをしっかりガード。襟元に隠されたフードは、必要に応じてさっと取り出せる頼もしい味方。SSから5Lと幅広いサイズ展開も魅力的。


太陽光を熱に変える先進素材で暖かさが断然違う!アクディブな活動派にオススメの262軽防寒ブルゾン

暖かい素材の高機能インナーと組み合わせて軽やかに。袖口やウエストがしっかりとゴムで絞られているから、短めの丈でも熱を逃さない。つややかな光沢が高級感も演出。