【丸五】なんと、ハズレがイヤなら買うしかない!image_maidoya3
もう老舗といっていいだろう。あるいは大御所。紅白で言えばあまたの共演者のステージが終わって、最後に出てくる大物中の大物。トリを務めるからには経験も実力も抜きんでているのは当たり前。その上で誰もが無条件で安心できる信頼感と華やぎが必要。そして、そんな人物は芸能界広しといえどもそうザラにはいないから、結局、毎年同じ人物が最後に歌うことになる。
  安全スニーカーを選んでいて迷った時。サポートセンターに相談してくるお客さまが、結局、最後はマルゴに落ち着くケースが多いのは、そんな紅白の法則と基本的にまったく同じ。新興メーカーもよさそうだけど、画面で見ただけじゃ、やっぱり不安。ならば誰もが認める実力ブランドを。安全スニーカーの元祖、本家本元の人気アイテムを。マルゴにしときゃ、とりあえず間違いがない上に華もある。ハイスペックという実もきっちり取れる。現場に行っても安心できる。これ以上悩んで何になる?
  実際、業界広しといえどもこのブランドに並び立つような経験と実績があるものは見当たらない。そのマルゴがまたまた新しいコレクションを発表したと聞いた。まだシューズ選びに困っている諸兄には朗報だ。レポートを読み終わる頃には迷いが完全に消え去っているハズだから。
 

丸五
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ミッドソールから空気を取り入れ、ムレを防ぐ『737』
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軽量スリップオン『767』(手前)と女性用『507』(奥)
自慢の新商品を用意して集まってくれたのは、FW商品管理部の為房(ためふさ)さん、大橋さん、そしてFW営業部の内田さん。今回は商品開発に携わったということで、為房さんが代表してインタビューに応じてくれた。ではさっそく、4月下旬発売予定となっているピッカピカの新商品3アイテムをご紹介いただくとしよう。
  まず1つ目。「通気性の良さでイチ押し!」と、為房さんが力強く断言する、マンダムセーフティーシリーズの新商品『737』(JSAA A種認定品)。「通常、シューズ内の通気性を向上させるにはアッパーのメッシュ部を増やすなどの方法を取りますよね。ですが、これをやりすぎると、耐久性が落ちたり、水やホコリが入りやすくなったりする。こうしたデメリットを出さずに通気性を高められたら・・・。そう考えた我々は、発想を変えてみたんです。シューズ内でいちばんムレるのは足の裏。ココの風通しを良くすることでシューズの中を快適にしようって」。
  写真を見るとお分かりいただけると思うが、この『737』はミッドソールに開けた穴がミソ。この穴から外気を取り入れ、シューズ内を循環させるという仕組みで、履いて足を動かすだけで新鮮な空気が靴の中をグルグル回る。しかも、動かずに止まっていても、風さえ吹いてくれば自然に外気がシューズ内に入ってきて、爽やかでいられるのだ。カカト部分は、丸く仕上げたドライビングシューズ仕様。運送業に就いている人たちのことを考え、アクセルワークにストレスがかからないよう配慮されている。「長距離ドライバーの方は、長時間履きっぱなしなのでムレるんですね。でも、『737』なら足元に流れるエアコンの風を取り込んで、快適に履いていただけます。実際にドライバーの方に履いてもらって検証したところ、『今までより足が臭くならない』と好評で、手ごたえを感じています」。
  2つ目は、超軽量スリップオンタイプの安全スニーカー、マンダムセーフティーLight『767』。マルゴには、この15年で累計200万足を売り上げ、今も人気のスリップオンタイプ『775』がある。新モデルの『767』は、これを30%軽量化し、デザインもスタイリッシュに刷新した。『775』の進化形といえる商品だ。「この15年、ずっと『775』を超える商品を作れていなかった。せっかくスリップオンの足入れ感、フィット感に定評があるのだから、コイツにさらに磨きをかけよう!それなら、軽量化でやってみよう!そう意気込んで、片足300gを切ることを目標にしました」。
  結果、約290gと目標を達成。安全性にもこだわり、JSAA A種認定も受けている。開発にあたって苦労した点、工夫した点を尋ねてみると・・・「シューズでいちばん重い部分は底。使うラバーの量が重さを左右するので、必要な場所のみに貼ることにしました。基本的には、体重のかかる部分だけに効率よく貼ればいいのですが、なかなか思うようにいかず、何度もやり直し。また、カカトが浮きにくい設計も、つま先に余裕をもたせ、甲の部分でしっかりホールドできるよう、チェックにチェックを重ねて検討しました。工夫した点は、通気性を高めるために、サイドにメッシュ部分を大きく取ったこと。軽さを追求すると強度が落ちますが、そこはバランスよくできたと思っています」。
  さらに、為房さんはこう付け加える。「一般的にスリップオンタイプはデザインがダサイというイメージがありますよね。そこで、若い人でもカッコよく履いてもらえるようにと、デザインにも相当こだわったんです。『えっ!これで安全スニーカー?カッコいいね!』って20代後半の人から言われた時は、ホント、うれしかったですね」。
  そして3つ目の新商品は、女性のための安全スニーカー、メダリオンセーフティー『507』。実は最近、まいど屋をご利用になるお客さまからも特にお問い合わせが多いのがこうしたレディース専用のセーフティーシューズ。男女共用のモデルはたくさんあるが、純粋に女性用につくられたアイテムは意外と少ない。女性用であっても、本当に女性らしくて可愛らしいデザインのものとなると、もっと少ない。従来のまいど屋のラインナップに不満を持っていた女性ファンにとっては、待望のニューモデルだ。「統計的にいうと、女性の足型は男性に比べて足のウエスト部分が細いんですね。つまり、女性特有の足型があるということ。なのに、従来品では単純にメンズをサイズダウンしたものしかない。一部の女性たちから『足に合わない』という声が上がり、その声に対応して作りました」。
  この『507』、シューズのウエスト部分を絞ったフォルムで、ひと目でレディースとわかる可愛いカラーリングがポイント。サイズは22.5~25cmで、ソールもラバーを貼る面積を工夫して軽量化され、カカト部分を高くすることで、女性の足がキレイに見えるように設計されている。「現在、倉庫などで働く女性は、普通のスニーカーを履いて作業することが多いようですが、軽作業、物流のピッキング作業、ドライバーなど、安全スニーカーを履く仕事に就く女性は、これからますます増えていくと思われます。我々は、このジャンルでも他社の追随を許さないリーディング・ブランドになりたいんです。今後、ラインナップを充実させていきますので、ぜひ期待していてください」。
  以上3アイテムがマルゴの今年春の新商品。本来、このレポートはここで終わるところだが、まいどファンのために為房さんが「是非に」とご紹介したい商品がもう一つあるという。それが2012年9月にデビューしたマジカルセーフティー『690』(JSAA A種認定品)だ。「今、ウチのコレクションの中で一番勢いがあります。写真を見るだけではこのシューズのよさは絶対に分からないので、まいど屋さんのお客さまにポイントをお伝えしておきましょう」。
  『690』の特徴はズバリ、日本人の足型に合った、ゆったりワイドなつま先設計だと為房さんは解説する。サンダルのクロックス、あの丸く斜めになったつま先の形を思い浮かべていただければ、そのフォルムがイメージできるかと思う。「日本人の足の形は、7~8割が親指がいちばん長い“エジプト型”だといわれています。これまでエジプト型の足に合う安全スニーカーはあまりなくて、親指が先芯に当たる、小指が当たる、といったユーザーは、指が当たらないように大きいサイズを買うんですね。でも、それでは指が芯に隠れないので安全面に問題がある。だから、ちゃんと自分の足に合った適正サイズの靴を履いてもらって、確実に指を保護していただこうと考えたわけです」。カラーはウェアに合わせやすいブラック、ブラウンの2色。発売以来、好評を博し、これまでシューズ選びに困っていたお客さまから「一度履いたら手離せない」との声が多数寄せられているそうだ。
  通販で安全靴を買うのはちょっと不安だなぁ。そんな保守的なひとに、まいど屋はマルゴをオススメする。スペックとデザインにはこだわりたい。そんなマニアなひとにだって、やっぱりマルゴがいいと言っておく。性能面での絶対的な安心感とマニア心をくすぐるワクワク感。二つを見事に調和させられるのは、もうかれこれ100年近くにわたって働くひとの足を見続けてきたマルゴの伝統と技術を置いて他にないのだから。
 
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左からFW商品管理部の為房さん、大橋さん、FW営業部の内田さん
 

    

先進スペックをカジュアルに履きこなせ!斬新なデザインと高性能を融合させた安全スニーカー

足裏の風通しを良くしてムレを解消!履いて足を動かすだけで、風が吹くだけで、シューズ内に空気が入ってさわやかに。カカト部分を丸く仕上げたドライビングシューズ仕様。グリップ力が高い耐油底。JSAA A種認定品。カラーはホワイト、ブラックの2色。


手軽に脱ぎ履きできるのが魅力!スリップオンタイプの安全スニーカー

累計200万足を売り上げた人気のロングセラー『775』は、通気性にも優れた穴あき鋼鉄先芯入り。片足約290gと超軽量の『767』は、通気性を考慮したサイドメッシュ採用、JSAA A種認定品。