【サンエス】確信犯的に語る空調服の話image_maidoya3
またもや空調服である。三年連続の特集となると、もう言い逃れはできない。確信犯だと言われたって構わない。月刊まいど屋編集部は一切の弁明を放棄し、真正面から正々堂々と、今夏も空調服をレポートの対象に選ぶことにする。他にも夏の作業服はいくらでもあるだろう。やっかみ半分の外野席からは、そんな声も聞こえてくる。確かにありきたりの作業着なら、他にいくらでもある。トップページの商品ジャンルから作業着を選び、「春夏」で絞り込み検索をすれば、それこそイヤになるほど春夏作業服が表示される。だが、これに代わる商品はどこにもない。他に代替しようのない、唯一無二のサマーギア。もはや夏の現場の風物詩といっても過言ではない空調服シリーズに待望の新商品が多数ラインナップした。
  それじゃあ特集した理由になってないじゃない。確か、去年もそんなふれこみのレポートだったよね。毎年毎年、空調服の特集を読まされる身にもなってほしい。そう文句を言う読者の皆さんがいたとしたら、編集部も素直に申し訳ないと思う。なかなか納得してくれないひとには、もう少し正直に話そう。今回の取材で編集部を突き動かしているのは敗北感だ。実は過去二年、あれほど気合を入れて特集したはずの空調服が、シーズンが始まった途端にほとんど売り切れてしまい、多くのお客さまの期待を裏切ってきた。まいど屋は無責任だと散々お叱りを受けた屈辱の二年にリベンジしたい。三度目の正直。ホトケの顔も三度。二度あることは三度あるじゃすまされない。そう肝に銘じてまいど屋始まって以来の規模で大量に在庫を積み増した。今シーズンもまた欠品でご迷惑をお掛けするようなことがあれば、まいど屋を見限ってもらって構わない。三年連続の特集の裏には、そんな悲壮感が隠されている。まいど屋にはまいど屋の都合がある。それに、まいど屋をここまで追い込んだ責任の一端は熱烈に空調服を支持してきた読者の皆さんにもある。皆さんはこのレポートにつきあう義務がある。今回のインタビュー相手はユニフォーム事業部 生産管理課の桐島係長。これが最後だと思って、空調服の全てについて思う存分に語ってもらうことにする。
 

サンエス
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新型バッテリーケース(左)と旧バッテリーケース(右)
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大胆な迷彩柄がカッコいいKU91310
「商品は去年の11月頃から順次出来上がってきています。今シーズンは昨年の倍量で臨んでいますが、去年買えなかったからと2月頃から予約される方もいて、動きが早まっています」。挨拶もそこそこにまいど屋にそう警告する桐島係長。大丈夫。去年までの反省を生かし、それこそサンエスさんの在庫をすべて引き取るくらいの覚悟で、オーダーをかけておきましたから。まいど屋の発注数量を伝えると、桐島係長はホッとしたようにつぶやく。「それは良かった。今年も在庫がいつまで持ってくれるのか、生産管理課としても気が気じゃないんです」。空調服がデビューして10年。当初は物珍しさだけで注目を集めたが、震災のあった2011年にブレイク。以後、倍増、倍増でニーズに応えてきたが、それでも早々に売り切れてしまい、追加生産しようにも生地もオーダーのため、手の打ちようがなかったのだという。
  ところで、空調服って?お決まりの質問で申し訳ないが、ひょっとして知らない方がいるかもしれないので。この際だから、ぜひ桐島係長から!と、説明をお願いした。「空調服は、汗が蒸発する時の気化熱を利用して体温を下げるウェアです。単に風を通すだけで十分涼しく、冷却装置を使わないので冷え過ぎることもありません。ただ、それなりに限界もあって、特に高湿度な環境はNG。それでも一定の範囲内なら十分効果があり、作業環境の適温範囲を4~5度ほど広げられます」。
  実は桐島係長、バッテリーやファンのクレーム担当を1年間務めた経験の持ち主。さぞかしタイヘンだったと思うが、クレームはユーザーの声をダイレクトに聞けるチャンスでもある。そのあたりを突っ込んでみると・・・。「クレームで圧倒的に多いのが“動かなくなった”です。主な原因は2つで、ひとつは高湿度でホコリだらけといったハードな作業環境。もうひとつは誤って落とした時の衝撃です。クレームなのでお怒りの方が多いのですが、 一方で、“これを使ってから、翌日疲れが残らなくなった。ありがとう!”“疲労で病院に行くことが少なくなった”といった言葉をくれるひともいる。ホント、うれしいです。メーカー冥利に尽きますね」。
  さて、話を商品に戻そう。年々進化を遂げている空調服。今季の主な改良点、変更点は以下の通り。
 
  ●バッテリーケース
  ヨコ入れからタテ入れタイプに仕様変更。上部にカバーが付いた。
 
  ●リチウムイオンバッテリー
  予備に、買い替えに、バッテリー単体(RD9340A)を新発売。手持ちの充電機がそのまま使える。
 
  「バッテリーケースの上部カバーはホコリを防ぐためというより、プラグを守るため。これまでは、誤ってバッテリー本体を落とした時、コードに引っ張られてプラグに負荷がかかっていたんです。そこでプラグ上部にカバーを付け、ショックを分散・吸収するようにしました。また、バッテリー単体は、予備にしていただくためと、買い替え需要に応えるために出しました。リチウムイオンバッテリーセット(RD9340)を出して3~4年。電池の中のセルの寿命が2年ぐらいなので、そろそろ買い替え時期かと。もちろん、セルの寿命は使用頻度や環境によって異なってきますが・・・。それとバッテリーの揃え方ですが、建設現場など屋外で作業する方は近くに電源がないのでセットで2コ買いして、夜に両方一遍に充電するというのが一般的です。充電したバッテリーを二つ持って現場に行き、一つを電池切れのときの予備にとっておくわけです。一方、工場など近くにコンセントがある方は作業中に予備を充電できるので、セット1コと単体1コでOKです」。
 
  ●バッテリーポケット
  ウェア内側のバッテリーポケットを、ソフトケース付きのまま入れられるように改良。ちなみに昨年までは裸の状態でしか入れることができなかった。
 
  ●調整ヒモ
  衿の内側にある調整ヒモを、左右2本のヒモを結ぶタイプから、より簡単に調整できるボタン留めに変更。
 
  「ウェアに付いている調整ヒモは、首元と空調服の間に空気の通り道を確保し、より涼しく空調服を着こなすためのものです。これまで左右2本のヒモを結んで調節するようにしていたのですが、使い方が分からなかったり、誤った使い方をする方が多く、何のためのヒモなのか十分に伝わっていませんでした。それで、分かりやすく確実にとボタン留めにしました」
 
  ウェアの機能的な改良点は以上だが、今シーズンはシリーズ構成にも大きな変化が。もっとシャレた雰囲気の空調服はないのか?というお客さまの声に応え、また、店頭でも目立つようにとデザインにインパクトのある空調服がデビューしている。「ひとつは、マニアックな迷彩柄の『KU91310』。これまでになく刺激的でしょ。生地は目の詰まった高密度コットンブロード。カラーはグリーンとグレーの2色です。もうひとつは、ステッチやリベットを効かせたハード感あるデザインの『KU91400』と、それにフードを付けた『KU91410』。こちらも素材は綿100%ブロード。カラーはカジュアルのトレンドを汲んだシルバー、キャメル、チャコールの3色を用意しています」。デザインにこだわったこれらの新商品、どちらも昨年のテスト販売で好評だったため、今年から本格投入に踏み切ったもの。ちなみに、今年はテスト販売する商品はなく、来シーズンは、いきなり新作を出すそうだ。この他、空調服をより涼しく着るためのコンプレッション『KU90491』も登場。接触冷感で空調服と組み合わせることで、ひんやり感が持続するという。
  新商品が加わり、用途だけでなくデザインでも選択肢の幅が広がった空調服。従来のラインナップも改良によっていっそう快適になったことだし、ここらでもう1~2着、以下のラインナップから新調するのも悪くないかもしれない。
 
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空調服シリーズのディスプレイ
 

    

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