【エルモチェーロ】人気のイタリアンは演出上手image_maidoya3
荻窪に本格的な窯焼きピザが食べられるイタリアンレストランがあるという。その名は「トラットリア・エルモチェーロ」。実はこの店、まいどスタッフの中でも1、2を争うグルメ女子が通い詰めている店だ。「ピザがおいしいお店があるんですぅ。今度の月刊まいど屋、レストラン特集だって聞いたんですけど、よかったら私に任せてくれませんかぁ」。仕事を振られそうになると巧みに身を隠して難を逃れる才能がある彼女が自らそう言って手を挙げたのだから、これは期待が持てるのかもしれない。イタリアン通であるかもしれないが、やはり1、2を争うほど仕事嫌いである彼女が本当にまともなレポートを書けるのか一抹の不安は残るが、やってみる価値はある。ダメだったところで、それほど実害はないのだ。まともじゃない文章を読まされる読者の皆さんの精神的苦痛を除いては。
  ピザの取材じゃないことはわかっているよね。インタビューではちゃんとシェフのユニフォームをチェックしてお話を聞いてくるんだよ。話を聞き出すコツはかくかくしかじかと注意事項を伝え、彼女を送り出す。そしてインタビューからちょうど一週間後、彼女がにっこり笑って提出してきたのが以下のレポートだ。当然のようにお店の領収書を添付して。そういえば、彼女はスタッフの中でも1、2を争うほどしっかり者であることを忘れていた。やれやれ。
 

エルモチェーロ
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熱々のピザを焼くピザ釜
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自慢のワインセラーでワインを選べる贅沢を味わえる
荻窪駅から徒歩3分。おしゃれな雰囲気のさまざまな店が立ち並ぶ一角に「トラットリア・エルモチェーロ」はある。イタリアンレストランということで、恰幅のいい陽気なおじさんが迎えてくれると思ったら大間違い。このお店でいつも変わらぬ笑顔でお客さんを迎えてくれるのは若いイケメンの店長菊池健さん。あ、イケメンなんてコトバを使うと、私の年齢がバレちゃうよね。それにあまり容姿について書くと、次回からお店に行きにくくなるし。だからもう言わない。気になるひとは、以下の写真をチェックしてみて。
  なにはともあれ、いつものように挨拶を交わしてから来意を告げる。当たり前だけど、いつもと違ってテーブルには案内されない。「すみません。もう少しでランチの営業時間が終わるので、少しお待ちください」とのこと。それならばと、スタッフに断わって、店の中をぐるりと探検してみることにした。
  入口を入ってすぐはテラス席。夏は扉も天井も全開にし、オープンカフェ風に利用されているらしい。その横にはこの店自慢の大きなピザ窯がある。近寄ってみると火の入った窯は何しろ熱い。その温度は何と450度にもなるんだって。夏は強力なエアコンを使用しても汗が噴き出してくるほどの暑さだそう。「お客さまにおいしいピザをお出しするためですから」。私の気ままな店内散策に付き添ってくれた若いスタッフが元気よく答える。あ、若いなんていうと私の年齢が。。。今のは訂正。忘れてください。。。それにしても、さっきから気になっているのは、窯の前に並んだ3枚のピザ。視線に気付いたのか、「あ、それはスタッフのまかない用です」。昼ごはんを食べていないことを急に思い出してお腹が鳴った。
 
  しばらくすると「お待たせしました」の声と共に、ランチ営業を終えた菊池さんが出てきてくれた。「で、今日は何の取材でしたっけ?事前に質問を送っていただいていましたが、意味がよくわからなかったんです。ユニフォームの取材なんて初めてですし・・・」。そりゃそうですよね。ウチはグルメ雑誌じゃなくて、月刊まいど屋ですから。編集長からもピザの取材はしてくるなと釘をさされているので、仕方なくユニフォームについて質問することにする。
  菊池さんが着ている白衣は、キッチンスタッフ用のコックコート。白地で長袖、スタンドカラーのコックコートは、襟、前端、ポケットに茶色のパイピング、透け感のある同色のボタンが施されている。「ヒロミチナカノというブランドなんです。胸にエンブレムを縫い付けて当店だけのオリジナルにしました」。長目のサロンエプロンは、パイピングとボタンの茶色に合わせて、濃い茶色。全体を引き締めていい感じだ。
  ここはピザもすごくおいしいですけど、スタッフの皆さんのユニフォームも素敵ですよね。菊池さんの着こなしも、すごくかっこいいです。私みたいな女性客って、そういうところもしっかり見ているんですよ。ご自身でも気に入って着ているんですか?そう話をふると、菊池さん、少し照れながらこう答える。「着始めはちょっとごわごわした感じでしたけど、何度か洗っているうちに馴染んできました。ただ、丈が微妙に短いんです。接客のためにサロンに出ることもあるので、お客さまの目にだらしなく映らないか、ちょっと心配です。せっかくのユニフォームなのに、店のイメージを悪くしたら悲しいですから」。やっぱり店長任せられているだけのことはある。ピザの味だけじゃなく、ユニフォームにもちゃんと気を使ってるんだ。菊池さんの言葉に、ユニフォームのことにかけては日本一こだわりをもつまいど屋の一員として、すごくうれしくなる。
 
  ホールスタッフ着用のユニフォームは、グレーの細いストライプに襟と袖が白のシャツ。薄茶色のサロンエプロンには少しフレアがあって、女性らしさを演出している。「とっても着心地がいいんです。ブランドですか?モントブランクです」。え?モントブランク?ひょっとして、モンブランですか?お願いしてタグを見せてもらうと、やっぱりモンブラン。確かにアルファベットは「montblanc」だけど(笑)。「やだぁ」。屈託なく笑う女性スタッフに親近感が湧く。菊池店長によると、料理はもちろん、空間やユニフォーム、そしてスタッフの全てが、「トラットリア・エルモチェーロ」という店を演出する大切な要素なのだそう。そのなかでもユニフォームは視覚的にお客さまに与える印象が強いから、特に気を付けているのだとか。それなら、今度ユニフォームを新調するときは、ぜひまいど屋に任せてほしいです。「まいど屋では、お客さまの職業を演出するためのユニフォームを各種取り揃えております!」と、店長に伝えたところで、取材終了。ちゃんと営業もしたし、あとはディナーの時間まで時間をつぶして、しっかりピザをいただこう。帰りには領収書をもらうのも忘れずにね。それにしてもお腹すいた。あの、ちょっとでいいですから、まかないのピザ、味見させてくれませんか!?
 
 
  【店舗情報】
  TRATTORIA Elmo Cielo(トラットリア・エルモチェーロ)
  住所 
  〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-22-9 藤ビル1F電話:03-6276-9560
  (ぐるなび) http://r.gnavi.co.jp/fe9fccp90000/
  17:00~23 :00
  ランチ:11:30~15:00 (L.O14:30)
  *不定休日あり
 
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渡辺店長(右から二人目)と明るいスタッフたち
 

    

エルモチェーロ風に装うなら、洗練されたこんなスタイルで!エプロンとコックシューズはカラーバリエーションも◎

コックコートは衿回りに施した配色パイピングテープに同色のダブルボタンがめちゃオシャレ。汚れが付きにくく落ちやすい防汚仕様と、もちろん、機能にも手ぬかりはなし。ロングエプロンはコックコートとコーディネートできる豊富なカラーバリエーション。機能性、安全性、共に抜群のシェフメイト「コックシューズα-100」を合わせて。


エルモチェーロのホールスタッフが身につけているシャツはコレ!まいど屋アレンジを加えた洗練おしゃれスタイル完成!

シャツのストトレッチ素材は、「何しろ動きやすい」とスタッフが口を揃えるほど。パンツとの組み合わせならスタイリッシュに、スカートならより女性らしく。コーディネートも自由自在。落ち着いたカラーと美しいシルエットが女性らしさを演出するサロンエプロンや疲れないワークシューズと合わせて!