じつは大阪は「カレーの街」である。
大阪人にとって麺と言えば「うどん」なので、比較的ラーメン屋は少ない。お好み焼きは時間がかかるので店では意外と食べない。そんな事情もあって、ビジネスマンや学生のランチとしてもっとも気軽に食べられているのがカレーなのだ。インデアンカレー、サンマルコ、船場カリーなど、大阪発のカレーの店を挙げればキリがない。
では、なぜ大阪にカレーの名店が多いのか? 一説によるとインド人のおかげらしい。明治中期、繊維産業が盛んになり「東洋のマンチェスター」と呼ばれた時代に、大阪には貿易関係のインド人がたくさん住むようになった。そんなインド人たちが店を開いたり、スパイスやレシピを日本人に伝えたというのである。
今でこそ店に並ぶ光景も珍しくなくなったが、元来、大阪人はものすごくせっかちだ。基本的には「パッと食ってパッと行きたい」と思っている。しかも高級品ではなく「安くていいもの」こそが至上だと信じているのである。
その点でも「安い・早い・うまい」の三拍子がそろったカレーは彼らの気性にマッチしている。カレーとは、まさに大阪のソウルフードなのである。
そこで今回の飲食店取材では、沖縄メシ、名古屋メシなど、本誌"メシ取材"の数々をサポートしながら食レポのノウハウを学んできたという盛山氏に、出張グルメレポート(とユニフォームについてのインタビュー)をお願いした。
まず向かったのは、JR大阪駅の南側に隣接する「大阪駅前ビル」。1970年から81年にかけて建てられた雑居ビル群である。
高級ラウンジなどで有名な飲食街「北新地」は、このビルから見て国道2号線を挟んで反対側のエリアにある。そんなイイ立地にもかかわらず、駅前ビルはとても大衆的な雰囲気だ。
ビルの地下は、約100店の飲食店と一緒に、パチンコ店や雀荘、金券ショップなどが同居。ビルが竣工した1970年代から営業を続ける店が今もたくさん残っていて、地下街独特のたたずまいとともにレトロな雰囲気を醸し出している。目まぐるしい再開発が進む大阪駅前エリアとは思えない不思議な空間なのだ。
そんな「超一等地の下町」で彼は何を食べるか? 1軒目は、やはりカレーに決まったようだ。
大阪人にとって麺と言えば「うどん」なので、比較的ラーメン屋は少ない。お好み焼きは時間がかかるので店では意外と食べない。そんな事情もあって、ビジネスマンや学生のランチとしてもっとも気軽に食べられているのがカレーなのだ。インデアンカレー、サンマルコ、船場カリーなど、大阪発のカレーの店を挙げればキリがない。
では、なぜ大阪にカレーの名店が多いのか? 一説によるとインド人のおかげらしい。明治中期、繊維産業が盛んになり「東洋のマンチェスター」と呼ばれた時代に、大阪には貿易関係のインド人がたくさん住むようになった。そんなインド人たちが店を開いたり、スパイスやレシピを日本人に伝えたというのである。
今でこそ店に並ぶ光景も珍しくなくなったが、元来、大阪人はものすごくせっかちだ。基本的には「パッと食ってパッと行きたい」と思っている。しかも高級品ではなく「安くていいもの」こそが至上だと信じているのである。
その点でも「安い・早い・うまい」の三拍子がそろったカレーは彼らの気性にマッチしている。カレーとは、まさに大阪のソウルフードなのである。
そこで今回の飲食店取材では、沖縄メシ、名古屋メシなど、本誌"メシ取材"の数々をサポートしながら食レポのノウハウを学んできたという盛山氏に、出張グルメレポート(とユニフォームについてのインタビュー)をお願いした。
まず向かったのは、JR大阪駅の南側に隣接する「大阪駅前ビル」。1970年から81年にかけて建てられた雑居ビル群である。
高級ラウンジなどで有名な飲食街「北新地」は、このビルから見て国道2号線を挟んで反対側のエリアにある。そんなイイ立地にもかかわらず、駅前ビルはとても大衆的な雰囲気だ。
ビルの地下は、約100店の飲食店と一緒に、パチンコ店や雀荘、金券ショップなどが同居。ビルが竣工した1970年代から営業を続ける店が今もたくさん残っていて、地下街独特のたたずまいとともにレトロな雰囲気を醸し出している。目まぐるしい再開発が進む大阪駅前エリアとは思えない不思議な空間なのだ。
そんな「超一等地の下町」で彼は何を食べるか? 1軒目は、やはりカレーに決まったようだ。
カレーショップ ミクロ
店先に並ぶおいしそうな食品サンプル
胃に優しい「パパイヤカレー」
●ガッツリ! なのに財布にやさしい
やってきました大阪! なんたって食い倒れの街だからね。さぁ、ウマいもん食べまくりまっせ! と意気揚々、ホームに降り立つ。
それにしてもJR大阪駅の変わりようったらビックリ。北側にあったJR西日本の土地がどんどん商業施設やホテルにさま変わりしていて……、おお、なんとアイススケートのリンクまでできている!
このリンク、期間限定で毎年冬に出現するらしくて、その名も「つるんつるん」。よく滑りそうな、大阪らしいネーミングに感嘆しつつも、こちとら今から、すべらない大阪メシだもんね! と足を速める。
じつは、今回は仕事ついでのグルメレポートなのだ。夜はすぐそこの北新地で一杯やるつもりだけど、まだ時間が早すぎるなぁ。それにしても、さっき昼飯を食べたばかりだというのに、なぜかもう小腹がへってきたぞ。ここらで軽くいっとくか――。と、地下のれん街を徘徊していると、ちょうどいい感じの店に出くわした。
外から見てすぐそれとわかるカウンターのみのオープンな店。店外の通路には写真付きのメニュー看板と食品サンプルがあり、何がいくらで食べられるか、パッと見るだけでわかる。店の入口には食券販売機が設置されている。
幸運にも夕方になる前の暇な時間帯のようで、お客さんも少ない。ついでに話も聞けたらラッキーじゃん? そんなノリで店に入ることに。
そう、この店こそカレー激戦区・大阪駅前ビル地下で、名年にわたって愛されてきた名店「カレーショップ ミクロ」だ。長年、忙しいビジネスマンの胃袋と財布に「早い・うまい・安い」で応え続けきている。
席はカウンターのみ。親子(母娘)だけで切り盛りする小さな店だ。サラリーマンがふらっとやってきてサッと食べていくという感じの店だが、料理のクオリティーはあなどれない。
もともと喫茶店を営んでいたお母さんのカレー好きが高じ、カレーショップに転向してしまったというだけあって、ここのカレーはウマい。しかも安い。
なんと、閉店時間の午後8時半を待たずして「売り切れ御免」で閉店することもよくあるというから、期待が高まるじゃないか!
●名物「パパイヤカレー」にチャレンジ
プレーンカレーは600円。これにトッピングが加わるごとに値段は上がるけれど、一番高いメニューでも1000円ちょっと。同じ大阪駅エリアの中でも、ひときわ財布にやさしい。安くてウマい大阪といえど、新規オープン店が多い他のエリアではありえない価格帯だ。
一番人気は「とんかつカレー」750円。100gの豚肉をのばし、わらじサイズのとんかつにしてカレーにトッピングしたボリューム満点のメニューだ。もっといろいろ載せたいな~、という欲ばりさんには、「ミックスフライA(チキンカツ・えびフライ・目玉焼き・チーズ)」990円や「ミックスフライB(豚カツ、えびフライ、目玉焼き、チーズ)」1050円がある。どちらもご飯が隠れるくらいの「盛り」で、ガッツリ食べたい! という輩の胃袋を満たしてくれる。
……と、ここまでは、どこのカレーショップにもあるトッピング。今回は、どうせならと「カレーショップ ミクロ」ならではのトッピングで自慢のカレーを味わってみることにした。
「名物のアレをお願いします!」
しばらくして出てきたのは、一口大にカットされたパパイヤがご飯の上にゴロゴロのった「パパイヤカレー」700円。その柔らかな黄色がカレーの濃いブラウンと真っ白なご飯に映えて、食欲がそそられる。
はやる気持ちを抑え、まずは自慢のカレールーをご飯に絡めてシンプルに味わってみる。ほどよい辛さのフルーティーなカレーソースである。
次にパパイヤのみを一口いってみる……と、爽やかな甘みがジュワッと広がってカレー風味の口の中がリセットされた。今度はご飯とパパイヤにカレーを絡めてパクリ。カレーにパパイヤの甘さがマッチして、想像以上にイケる。もう一口パパイヤを絡めていってみる。ウマい! やっぱりウマい! 頭の中で「ウマい!」の言葉がリフレインする。
その後もプレーン、パパイヤのせと変化を楽しみながら味わい、最後にデザート代わりに残しておいたパパイヤ2切れを頬張って完食した。
ミクロのカレールーは、自家製の鶏がらスープをベースにして、26種類ものスパイスをブレンドしたオリジナルのもの。パパイヤをのっけるくらいだから、きっと、ルーにもたくさん果物を使っているだろう、と思って聞いてみたが、意外にも使っていないとのこと。いや、正しくは、以前はフルーツを入れていたこともある、という答えだった。入れなくなった理由は、果物が入っているとルーが出来上がった後も熟成が進んでしまい、味が変化してしまうからだという。そのため、今はもっぱら玉ねぎを使って甘みとコクを出している。つまり、とっても手の込んだルーなのだ。
それにしても、なぜカレーのトッピングにパパイヤなの?
聞いてみると、20年ほど前、体調の悪いお客さんに消化酵素の豊富なパパイヤをカレーにのせてあげたところ喜ばれたことから、メニューに加えたという。
最近はパパイヤが手に入りにくくなってきたため、市場に入荷したら即、確保してもらい、食べ頃になるまで店で追熟させて出しているとか。パパイヤは熟成管理が難しい果物だが、この店では、苦みが出ているものは使わないなど、品質管理を徹底しているため当たり外れがない。
パパイヤのトッピングは一年を通して提供できるわけではない。それにもかかわらず、このメニューを目当てに長年通い続けるファンも多いという。
カレーに乗せるものといえば、イチに揚げ物、せいぜい生卵といったイメージがあるなか、「パパイヤカレー」はとってもオリジナリティのある看板メニューといえる。
●ウェアは素材より動きやすさで
訪問した時間帯は、二人の娘さんが店を担当していた。
家族経営の気取りのない店でもあり、見たところ決まったユニフォームはなさそうだったが、仕事着についてたずねてみた。
「普段着にエプロン着用です。特にこだわりはありませんが、素材よりも動きやすいものが一番いいですね」
カレーといえば、やはり服の汚れが気になるもの。その点で気を付けているポイントはないのだろうか?
「エプロンは汚れが目立たない黒が多いですね。もちろん、衛生面を考えて、毎日洗濯していますけれど。あと、店を切り盛りしていると長時間立ちっぱなしになるので、靴は軽くて履きやすいものを選んでいます」
最後に、大阪のおすすめスポットを聞いてみた。
「長年、大阪駅に近いこの場所でお店をしているので、お客さまにもときどき聞かれます。そんなときは、私たちも大好きな『デパ地下』をおすすめしているんですよ」
デパ地下って、ここからすぐじゃないですか!
「阪神百貨店はややコンパクトですが、全体的にものが買いやすい雰囲気がありますね。一方で、阪急百貨店は売り場も広く、最先端の流行がここにある感じ。スイーツのトレンドなども、ここが参考になりますよ」。
なるほど、オフの時間は歩いてすぐのデパ地下で買い物を楽しむ、と。
「でもね、いろいろ見て回るんだけど、それで何を買うかっていうと、いつも同じものになっちゃうのよねえ。551の豚まんやら、サザエのおはぎやら」。
そういって、顔を見合わせてフフフっと笑う娘さんたち。
これからも、お母さんの味を伝えて、長くこの場所で頑張って! そう心でつぶやきながら店を後にしたのだった。
【店舗情報】
店舗名:カレーショップ ミクロ
住所:〒530-0001 大阪市北区梅田1-3-1-B200 大阪駅前第1ビル地下2階
電話:06-6346-0396
営業時間:11:00~20:30(売り切れ次第閉店)
定休日:日曜日
アクセス:
JR 大阪駅 徒歩5分
地下鉄御堂筋線 梅田駅 徒歩7分
地下鉄谷町線 東梅田駅 徒歩7分
JR東西線 新地駅 徒歩3分
阪急線 梅田駅 徒歩10分
阪神本線 梅田駅 徒歩3分
やってきました大阪! なんたって食い倒れの街だからね。さぁ、ウマいもん食べまくりまっせ! と意気揚々、ホームに降り立つ。
それにしてもJR大阪駅の変わりようったらビックリ。北側にあったJR西日本の土地がどんどん商業施設やホテルにさま変わりしていて……、おお、なんとアイススケートのリンクまでできている!
このリンク、期間限定で毎年冬に出現するらしくて、その名も「つるんつるん」。よく滑りそうな、大阪らしいネーミングに感嘆しつつも、こちとら今から、すべらない大阪メシだもんね! と足を速める。
じつは、今回は仕事ついでのグルメレポートなのだ。夜はすぐそこの北新地で一杯やるつもりだけど、まだ時間が早すぎるなぁ。それにしても、さっき昼飯を食べたばかりだというのに、なぜかもう小腹がへってきたぞ。ここらで軽くいっとくか――。と、地下のれん街を徘徊していると、ちょうどいい感じの店に出くわした。
外から見てすぐそれとわかるカウンターのみのオープンな店。店外の通路には写真付きのメニュー看板と食品サンプルがあり、何がいくらで食べられるか、パッと見るだけでわかる。店の入口には食券販売機が設置されている。
幸運にも夕方になる前の暇な時間帯のようで、お客さんも少ない。ついでに話も聞けたらラッキーじゃん? そんなノリで店に入ることに。
そう、この店こそカレー激戦区・大阪駅前ビル地下で、名年にわたって愛されてきた名店「カレーショップ ミクロ」だ。長年、忙しいビジネスマンの胃袋と財布に「早い・うまい・安い」で応え続けきている。
席はカウンターのみ。親子(母娘)だけで切り盛りする小さな店だ。サラリーマンがふらっとやってきてサッと食べていくという感じの店だが、料理のクオリティーはあなどれない。
もともと喫茶店を営んでいたお母さんのカレー好きが高じ、カレーショップに転向してしまったというだけあって、ここのカレーはウマい。しかも安い。
なんと、閉店時間の午後8時半を待たずして「売り切れ御免」で閉店することもよくあるというから、期待が高まるじゃないか!
●名物「パパイヤカレー」にチャレンジ
プレーンカレーは600円。これにトッピングが加わるごとに値段は上がるけれど、一番高いメニューでも1000円ちょっと。同じ大阪駅エリアの中でも、ひときわ財布にやさしい。安くてウマい大阪といえど、新規オープン店が多い他のエリアではありえない価格帯だ。
一番人気は「とんかつカレー」750円。100gの豚肉をのばし、わらじサイズのとんかつにしてカレーにトッピングしたボリューム満点のメニューだ。もっといろいろ載せたいな~、という欲ばりさんには、「ミックスフライA(チキンカツ・えびフライ・目玉焼き・チーズ)」990円や「ミックスフライB(豚カツ、えびフライ、目玉焼き、チーズ)」1050円がある。どちらもご飯が隠れるくらいの「盛り」で、ガッツリ食べたい! という輩の胃袋を満たしてくれる。
……と、ここまでは、どこのカレーショップにもあるトッピング。今回は、どうせならと「カレーショップ ミクロ」ならではのトッピングで自慢のカレーを味わってみることにした。
「名物のアレをお願いします!」
しばらくして出てきたのは、一口大にカットされたパパイヤがご飯の上にゴロゴロのった「パパイヤカレー」700円。その柔らかな黄色がカレーの濃いブラウンと真っ白なご飯に映えて、食欲がそそられる。
はやる気持ちを抑え、まずは自慢のカレールーをご飯に絡めてシンプルに味わってみる。ほどよい辛さのフルーティーなカレーソースである。
次にパパイヤのみを一口いってみる……と、爽やかな甘みがジュワッと広がってカレー風味の口の中がリセットされた。今度はご飯とパパイヤにカレーを絡めてパクリ。カレーにパパイヤの甘さがマッチして、想像以上にイケる。もう一口パパイヤを絡めていってみる。ウマい! やっぱりウマい! 頭の中で「ウマい!」の言葉がリフレインする。
その後もプレーン、パパイヤのせと変化を楽しみながら味わい、最後にデザート代わりに残しておいたパパイヤ2切れを頬張って完食した。
ミクロのカレールーは、自家製の鶏がらスープをベースにして、26種類ものスパイスをブレンドしたオリジナルのもの。パパイヤをのっけるくらいだから、きっと、ルーにもたくさん果物を使っているだろう、と思って聞いてみたが、意外にも使っていないとのこと。いや、正しくは、以前はフルーツを入れていたこともある、という答えだった。入れなくなった理由は、果物が入っているとルーが出来上がった後も熟成が進んでしまい、味が変化してしまうからだという。そのため、今はもっぱら玉ねぎを使って甘みとコクを出している。つまり、とっても手の込んだルーなのだ。
それにしても、なぜカレーのトッピングにパパイヤなの?
聞いてみると、20年ほど前、体調の悪いお客さんに消化酵素の豊富なパパイヤをカレーにのせてあげたところ喜ばれたことから、メニューに加えたという。
最近はパパイヤが手に入りにくくなってきたため、市場に入荷したら即、確保してもらい、食べ頃になるまで店で追熟させて出しているとか。パパイヤは熟成管理が難しい果物だが、この店では、苦みが出ているものは使わないなど、品質管理を徹底しているため当たり外れがない。
パパイヤのトッピングは一年を通して提供できるわけではない。それにもかかわらず、このメニューを目当てに長年通い続けるファンも多いという。
カレーに乗せるものといえば、イチに揚げ物、せいぜい生卵といったイメージがあるなか、「パパイヤカレー」はとってもオリジナリティのある看板メニューといえる。
●ウェアは素材より動きやすさで
訪問した時間帯は、二人の娘さんが店を担当していた。
家族経営の気取りのない店でもあり、見たところ決まったユニフォームはなさそうだったが、仕事着についてたずねてみた。
「普段着にエプロン着用です。特にこだわりはありませんが、素材よりも動きやすいものが一番いいですね」
カレーといえば、やはり服の汚れが気になるもの。その点で気を付けているポイントはないのだろうか?
「エプロンは汚れが目立たない黒が多いですね。もちろん、衛生面を考えて、毎日洗濯していますけれど。あと、店を切り盛りしていると長時間立ちっぱなしになるので、靴は軽くて履きやすいものを選んでいます」
最後に、大阪のおすすめスポットを聞いてみた。
「長年、大阪駅に近いこの場所でお店をしているので、お客さまにもときどき聞かれます。そんなときは、私たちも大好きな『デパ地下』をおすすめしているんですよ」
デパ地下って、ここからすぐじゃないですか!
「阪神百貨店はややコンパクトですが、全体的にものが買いやすい雰囲気がありますね。一方で、阪急百貨店は売り場も広く、最先端の流行がここにある感じ。スイーツのトレンドなども、ここが参考になりますよ」。
なるほど、オフの時間は歩いてすぐのデパ地下で買い物を楽しむ、と。
「でもね、いろいろ見て回るんだけど、それで何を買うかっていうと、いつも同じものになっちゃうのよねえ。551の豚まんやら、サザエのおはぎやら」。
そういって、顔を見合わせてフフフっと笑う娘さんたち。
これからも、お母さんの味を伝えて、長くこの場所で頑張って! そう心でつぶやきながら店を後にしたのだった。
【店舗情報】
店舗名:カレーショップ ミクロ
住所:〒530-0001 大阪市北区梅田1-3-1-B200 大阪駅前第1ビル地下2階
電話:06-6346-0396
営業時間:11:00~20:30(売り切れ次第閉店)
定休日:日曜日
アクセス:
JR 大阪駅 徒歩5分
地下鉄御堂筋線 梅田駅 徒歩7分
地下鉄谷町線 東梅田駅 徒歩7分
JR東西線 新地駅 徒歩3分
阪急線 梅田駅 徒歩10分
阪神本線 梅田駅 徒歩3分
店を切り盛りする娘さんたち
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気軽に立ち寄れる雰囲気
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汚れが目立ちにくい黒に、耐久防汚加工をオン!清潔感を大切にする飲食店にオススメのブラックエプロンシリーズ しつこい油汚れもカンタンに落ちる耐久防汚加工を施したブラックエプロン。素材は丈夫で、イージーケアなポリエステル100%制電ギャバ。5-751は肩ヒモの長さを3段階に調節できるボタン付き。5-761はヒップラインをカバーする前結びタイプ。長め丈のサロンエプロン9-471はスリット入りで足さばきよし。 |
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