【韓国料理ソウル・梅田本店】味の冬季五輪 金メダルは「純豆腐」!image_maidoya3
大阪に着くやいなや「ミクロ」名物のパパイヤカレーを平らげた盛山氏。
   さぁ、次はどこへ向かうのか? いよいよ北新地か、いやミナミで黒門市場という手もあるぞ……と思ったら、なんとまだ大阪駅前ビルの地下街にいた。というのも、
  「まだ大阪駅前ビルの店をほとんど体験してないからね」
   とのことである。
   そう、さっきカレーを食べた「ミクロ」は第1ビルの地下。大阪駅前ビルは第1から第4までが地下でつながっており、地下1・2階の飲食店の数は100を超えるという。中には昼間から飲める店もあり、巷では「はしご酒の聖地」とも言われている。つまり大阪駅前ビルは一軒入ったくらいでは、序の口もいいところなのだ。
   さらに、この巨大な飲食街には、公式ウェブサイトや案内パンフレットといった生易しいものは存在しない。そのため、訪問者にできることは迷路のような通路を歩き回って自分の目で探すだけ。まさに「足で探す飲食街」なのである。
   しかも、第1ビルから第4ビルまで、地下フロアの雰囲気がそっくりなのも非常にツライ。大阪人でも、歩き回っているうちに、自分がどのビルの地下何階にいるのかすら、わからなくなってくる。
   ところが、さすが「予習してきた」という盛山氏である。第1ビルを出ると地下街を迷うことなく歩き出した。お目当ては、大阪在住の友人おすすめの店だという。
  「この寒さ! それに今は平昌冬季オリンピック開催中だよ!」
   冬季五輪とメシに何の関係が? と思う編集部をよそに、軽い足取りで地下街をぐいぐい進んでいくのだった。
 

韓国料理ソウル・梅田本店
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オーナーシェフの阿部貴子さん
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ランチで人気No.1の「純豆腐定食」
●煮えたぎるスープが冷えた体にしみる
 
   大阪と言えば韓国料理! この地下街なら本場の味が安く味わえるんだから、行かない手はないでしょ?
   友人おすすめの店は、駅前ビル群の中で一番新しい第4ビルにあった。地下へ行く階段を降りると、目を引く黄色い看板が出てくる。その名も「ソウル」。メッチャわかりやすい!
   店の外には韓流スターのポスターと料理写真が所せましと貼られ、いかにも韓国らしい庶民的な雰囲気を放っている。それでは、のれんをくぐって、いざ、臨まん!
  「いらっしゃいませー」。
   明るい声とともに現れたのは、細い! 白い! きれい! なママさん!!
   店内にはテーブル席とカウンター席があり、合わせてざっと30席ほど。狭すぎず、広すぎずで居心地もよさそうだ。
   たくさんある料理の中から選んだのは、ランチで一番人気の「純豆腐定食」。さらに、せっかくだからと、夜の単品メニューでもっとも人気のある「海鮮ちぢみ」もオーダーしてみた。
  「純豆腐」は、あさりや魚介のダシがきいた辛めの海鮮スープに、豆腐や野菜、卵が入っている。
   運ばれてきたとき、真っ赤なスープがぐつぐつ煮えたぎるのを見て、一瞬、腰が引けたのだが、思ったほど辛くはない。とろりと溶け出す卵が味をまろやかにしてくれる。
   なにより、やわらかな豆腐やシャキシャキ野菜がスープとからんでウマい! 冷えた体があったまるし、メシもガンガン進む。それに、定食に付いてくる3種類の小皿がちょうどいい箸休めとなって飽きさせない。
   なお、この日注文したのは海鮮の純豆腐だが、ほかにも牛すじ、豚キムチの純豆腐があるという。
   自慢の「海鮮ちぢみ」は、表面はカリッと香ばしく、中はふわっとしている。ボリュームがあるので食べきれるか不安だったが、食べだしたら止まらなくなり、完食してしまった。
   もう一品、5種類のナムルがのった「石焼きビビンバ」も押さえておきたかったが、もはや胃袋は限界……。その代わりといってはなんだが、熱い石鉢をジュージューいわせながら、いい感じでおこげになったご飯をハフハフ食べるビジネスマンの姿が見受けられたことを付け加えておこう。
 
  ●本場ソウルのレシピで勝負!
 
   オーナーシェフの阿部貴子さんはソウル出身。日本での仕事が多かった父親の影響で、日本の話をよく聞いて育った。日本の街のきれいさや、そこに住む人の親切なことを何度も聞いているうちに、いつか日本に行ってみたい、暮らしてみたいと思うようになり、18年前に来日した。
   降り立ったのは神戸の街だった。父親から聞いていた通りのきれいな街並み、優しい人たち……、すぐに日本が好きになった。
   当時、日本は韓流が一大ブームになっており、韓国料理にもスポットが当たっていた。それを見て、自分も店をやろうと決意する。もともと料理好きな貴子さん、どうせやるなら祖母や母から教わった家庭料理で勝負しようと、ここ大阪で店をオープンさせた。
   せっかく韓国の家庭料理を紹介するのだから、食材には気を遣う。料理の決め手になる食材や調味料は韓国から取り寄せ、テールスープを自分で煮込み、豆乳やおからまでつくる。もちろんコチュジャンも自家製。貴子さんの肌のきれいさは、豚足やテールスープのコラーゲンのおかげだそうだ。
   この時期におすすめの料理は? と聞いてみると、よく出るのは「ソウルなべ(ホルモン)」とのこと。また、若い人には「プデチゲ(ハムやソーセージ、しめにラーメン)」が人気で、最近始めた「チーズタッカルビ」は、特に若い女性に人気があるという。
   家庭料理の伝統を守りつつ、流行を採り入れたメニューで大阪人の心をつかんでいる。
 
  ●機能性+お店の人に見えること
 
   それでは、ここでユニフォームの話を聞いておこう。
   この日の貴子さんの装いは、白いシャツと黒いパンツ。飲食店によく見られる清潔感があってキリッと見える組み合わせだ。仕事着について尋ねてみたところ、特に決まったユニフォームはないとのこと。とはいえ、厨房とホールの両方を切り盛りするので、それなりに見た目や機能などを考えて選んでいるという。
  「清潔に見えるように上は白。下は汚れが目立ちにくい黒が多いですね。調理をするので、素材は耐火性があって、防水性もあるものを選ぶようにしています。それと、立ち仕事なので足元はやっぱりスニーカーかな」
   客層は高校生から50代ぐらいまで。意外にも女子率が高めなので、清潔感や見た目の印象は特に大切にしている。さらに、決まったユニフォームはないにしろ、お客さまにひと目で店のスタッフとわかる服装であることも重要という。その点、貴子さんの出で立ちは理にかなっている。
   食べ終わって、貴子さんが推す大阪のおすすめスポットを聞いてみた。
  「お気に入りはやっぱり四天王寺」
   JR天王寺から歩いて数分の四天王寺界隈は、貴子さんが大阪で最初に住んだ街。天平の昔からずっとそこにあって、戦禍を免れた伽藍や庭は、いつ訪れても大きくゆったりと迎えてくれる。そんな雰囲気が好きだという。
   美人ママとしてお店の口コミでもよく登場するという貴子さん。その素の表情が少しだけ見えた気がした。
 
  【店舗情報】
  店舗名:韓国料理 ソウル梅田本店
  住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビルB1
  電話:06-6342-0557
  定休日:日曜日
  https://umedaekimae-seoul.gorp.jp/
  https://r.gnavi.co.jp/kag9300/
  アクセス:
  JR 大阪駅 徒歩5分
  地下鉄御堂筋線 梅田駅 徒歩5分
  地下鉄谷町線 東梅田駅 徒歩2分
  JR東西線 新地駅 徒歩3分
  阪急線 梅田駅 徒歩7分
  阪神本線 梅田駅 徒歩5分
 
 
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夜の単品メニューで一番人気の「海鮮ちぢみ」
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親しみやすい雰囲気のお店

    

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