月刊まいど屋 --特集-- 2009年10月号[セロリー]1ページ

　今期のクレッセは、使うひとのことをより明確にイメージした商品づくりがコンセプト。たとえば・・・
「医療事務に向けたオフィスウェアを考えていったらどうかと企画を模索して来ました。医療系ではパステル系の明るい色合いの柄物か、シック系の色合いの柄ものの二つの傾向があります。それを踏まえて商品企画したものが、今期のイチオシです。また、通常価格帯の凝った素材のものもあれば、低価格で提案できる海外縫製の商品もある。通常の売れ筋のベストが1万５千円、スカート1万２千円のところを、ベストの上代で1万円、スカート９千円の低価格で設定したラインの商品もご用意しています。コスト的に安いものを探しているお客さまに応えていく事が、今期のテーマの一つでもあります」（東京支店チーフ、難波宏行さん）
　デザイン面ではパステルカラーのブラウス、シックで落ち着いたベスト等、相変わらず魅力的な商品が多いが、技術面にも大きな変化が。「全体的にお客さんの着用期間が長くなって来ているんです。なので、例えばベストに関して言えば、オールシーズンでも着られるように、シンプルで季節感がないものを意識するようにしました。また、ファブリックにも気を使っています。例えばスーツ、下着、航空機のシートなどで使用されている「TioTio」という消臭抗菌効果の高い素材がある。それをベスト、ブラウス、スカート等に加工してオフィスウェアの定番カタログ商品で提供できるのは弊社だけです」。長期間使用可能な商品は、シンプルである分デザイン的な差は少なくなる。そこに素材の機能性という付加価値を加えていくのがクレッセの魅力といえそう。
最後にクレッセの、もの作りへのこだわりについて伺ってみると・・・「国内に自社工場を持ち、品質クオリティーの管理には自信アリです。お客さまにはより質の高い商品を着ていただきたい。お客さま一人ひとりの魅力を輝かせること竏停・それが私たちの仕事ですから」。