月刊まいど屋 --特集-- 2009年10月号[ボンマックス]1ページ

　今期のボンマックスのビッグニュースは、新開発された業界初の温度調整素材「アウトラスト」。レーヨンの中に温度調整するワックスが埋め込まれ、それが気温によって解けたり固まったりして、体温を調整してくれる。実際、NASAの宇宙服のグローブにも使われている素材をオフィスウェアに取り入れたという超先進技術らしい。「デザインにおいては各社流行を追いますので、今期は主に素材で差を付けています。最近、お客さまからは長期間着られる服への要望が大変強い。この温度調節素材であればオールシーズンでも着られます。また、リーズナブルな値段でケアも楽なポリエステル100パーセントの秋冬商品ラインも充実させています」（営業ニ課マネージャー、大井享司さん）。その他、ナノダイヤモンド素材（ダイヤモンドの微粒子を盛り込んだ抗菌防臭素材）などのハイテク素材も取り入れるなど、素材の探求はかなり積極的な様子。
　シーンに応じてイメージにぴったりのブランドが用意されているのもBONの魅力。例えば「プレジール」はモノトーンでコーディネート出来る、受付けや接客業務系の制服。「ボーテ」は素材の軽量感があり、防シワ加工が施してあったり、黒に見える深いネイビー色を使用したりと微妙な部分までこだわりを感じさせてくれるデザイン。
それぞれのブランドに個性はあっても、全体的に落ち着いた華やかさを感じさせる雰囲気は共通している。「特に今期は落ち着いた色を使っています。受付や接客業務まで、ユーザーさんも多様化されていますが、どんなコンセプトのウェアであっても、基本的には、女性らしいデザインに気を使っています。最近はオフィスウェアも一般のアパレルのデザインを取り入れていかないとユーザーさんのニーズには応えられない。どこまでがオフィスウェアで、どこまでが一般服かというのは微妙なラインですが、その中で華やかさがないと女性の心を掴むのは難しいんです」。
BONの制服を着て街をあるく。クチュール感が強いBONなら、違和感も全くない。今期は特にブラックやダーク・ネイビーが要チェック。シックで女性的な華やかさが際立つBONに、今から目が離せない。