商品画面がワイドに見やすくimage_maidoya3
まいど屋、変わったなぁ。お客さまがまず実感するのは、商品詳細画面だろう。ひずみのない商品写真の真上に商品説明を大きく表示。商品名や価格もはっきり見やすい。もちろん、上下の注文に便利な「コーディネート」欄や、次のシーズンの購入検討に使える「反対季節」欄もこれまで同様に一画面で確認できる。素材や製品特性、カラーバリエーションなどの基本情報も同じ画面で確認しながら、間違いのない商品選びができそうだ。
 

image_maidoya4
視点を中央一点にとめたまま、商品金額、型番、写真も見られる、見やすくなった画面。
image_maidoya5
画面下にあるコーディネート欄もワイドでわかりやすい。
画面のレイアウトを変えるのは相当な勇気がいる。既に多くのお客さまにご利用いただき、大変な数のリピーターの方がいるまいど屋の場合、決断するにはかなりの覚悟が必要だった。それでもまいど屋の背中を押したのは、開発チームの熱い思い。画面変更を決めた当時を開発者の福島氏はこう振り返る。「これまでのまいど屋でも、かなり機能は多いんです。例えば商品検索も、性別、商品特性、素材、価格帯などで目的の商品を絞り込める。ネーム入れや丈詰めなどを画面上で入力できるようにし、先駆者的な試みをふんだんに取り入れた。『お客さんにとって使いやすいように』というポリシーが何よりも優先されてきたから、だんだん大規模な形になって来たんです。今回大幅リニューアルに踏み切ったのは、オープン以来多くのお客さまと接してみて、お客さまのご要望がどこにあるのか、ある程度つかめてきたから。今の画面を変えるのは確かに怖いけど、ひとつの場所にとどまっていてお客さまに置き去りにされるのはもっと怖い。そう考えて、エイヤっとガケから飛び降りた」(開発担当・福島氏)。
   まず見直したのは、最初に目に入る画面のレイアウトからだそうだ。「オープンからある程度時間が経過してから、商品画面が見づらいように感じてきました。今の画面は縦に二つに分割され、左右に分かれた商品画像、商品説明を目で追わなくてはいけない。そこで今回は一点を見るだけで、視点を動かさなくても商品情報が全て分かるようにしたんです。商品画像と商品説明と金額がなるべく上の方ですっきり見えるように変わっています。具体的なサイズに関して言えば、若干横に伸びたくらいですが、ワイドに見やすくなったと感じていただけると思う」。発想の源泉は店内配置を考えるリアル店舗の店長と同じだと福島氏は言う。「画面を目で追いすぎると、疲れるサイトになると思う。必要な情報は一目でわかりやすくしておきたい。その上で、より使いやすく、より入力しやすくしていかないと、お客さまにとって本当に便利な存在にはなれない」。
   今回のリニューアルでは画面を見やすくすること以外にも、多くの改良がなされている。詳しくは別ページでレポートするが、福島氏の言葉を借りてほんのサワリだけご紹介しよう。「検索エンジンでの検索のしやすさも課題の一つでした。大手の検索エンジンでいかにヒットしやすくするかという事が大事です。まいど屋がこれまで以上にヒット数を上げるには、サイト全体の構成を変える事が必要でした。いくら画面の使い勝手を向上させても、まいど屋というお店に来ていただかなくては、どうにもなりませんから。それが出来た上で、その後、入って来られたお客さまにストレスを与えず、いかに気持ちよく、快適に商品の購入を考えていただけるようにできるか。そのために必要だったのが今回の4つのポイント、商品画面を見やすくする事、スピード・アップする事、オーダー入力を楽にする事、サポートを迅速化する事だと思うんですね。商品画面を見やすくする事は、その第1段階。今回はカタログのページなどもページを捲るようにスライドしていく工夫がなされたりして、遊び心も加えた大々的なリニューアルと言えると思います」。
 
image_maidoya6
ネーム入れの入力画面。商品画面で商品の確認をしながら加工の入力ができる。