商品検索がサクサク早い!image_maidoya3
今回のバージョンアップの目玉は「スピード感」を大きく改善したことだ。例えば商品検索。「機能」や「素材」、「メーカー別」、またはそれらを組み合わせて商品検索をしてみるとよくわかる。これまでは検索結果が表示されるのに一呼吸かかっていたが、検索ボタンを押した瞬間に検索完了。ストレスを感じずに目的の商品を探すことができる。またその他の画面表示でも、全体的に高速化を実現。単純にサイト全体で3倍程度の高速化を体感してもらえるだろう。

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新しくなった高速検索画面。
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商品検索をかけた状態。「条件を絞り込む」の枠の下中、システムが検索している間、青い半円がクルクル回る。
まいど屋の一般スタッフの間では、これまで、サイトの速度が特別に遅いと感じることはなかった。多くのユーザーもそうだと思うのだが、開発者の視点から見ると、改善点は山のようにあるらしい。「商品絞り込み検索の早さを、これまでと比較にならないほど高速化しました。今までは速さよりも機能を追求している状態で、スピードに関する見直しは甘かった。今回改めて確認し、見直しをしたところ、システムレベルで10倍縲鰀20倍くらい高速化が実現出来たんです(笑)。商品画像の表示方法自体は同じなんですけど、内部で行う処理はグッと早くなった。今まで最大で10秒かかって表示されていたところが、1秒くらいで出たりとか」(開発担当・福島氏)。
   高速化にあたって、システムのロジック自体を見直したと言う福島氏。ロジックの組み合わせ方自体を変えて、なるべく速い組み合わせを見つけていくという、緻密で気の遠くなるような作業を行ったようだ。取扱商品についても熟知している福島氏でなければ開発はなかなか進まなかったかもしれない。「検索一つとっても、絞り込みした順番によって、システム内部で処理する対象が1000件になったり100件になったり変わってくるんです。対象が100件の方が、当然次の検索も速く処理できる訳です」。 さらに、画面表示のスピードをアップするカギは他にもあるという。「検索機能で今回難しかったのは静的なページから動的なページに切り変える部分です。今までは検索したらページごと変わっていたのが、今回から検索部分だけ書き換える形になりました。一部分だけが書き換わることで、データー量も減らす事が出来たんです。また、画面の切り替え頻度を減らすことで、外部の検索エンジンから、まいど屋内部の商品がヒットしやすくなっています」。
  高速化以外にも、ユーザーのストレスがなるべく軽くなる工夫がちりばめてある。「例えば商品の絞り込み検索をすると、結果が表示されるまで若干の待ち時間があります。今回はその間アニメーションをいれたり、一度に商品が出てくるのでなく、上から一つずつ商品が出てくるよう工夫してみたり、お客さまの待ち時間のストレスを軽減するように努めました。まいど屋ではワーキング・ウェアなどをメインで扱っているので、お客さまは仕事で疲れていたり、お時間もあまりないと思うんです。そんな中でいかに快適に使っていただけるかを考えながら作っていきました」。
  遊び心を生かしながら、サービス精神あふれる発想で一層パワーアップしたまいど屋画面。開発担当の福島氏が全身全霊をかけて構築したシステムの快適性を、読者も是非、体験してほしい。
 
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検索結果がずらっと表示され、半円が真ん丸に。この間何秒かかるでしょう?