クレヒフクのツナギ服は一味違う。シルエットや素材に大胆なヒネリを加えることで、「油にまみれるメカニックの作業服」的なイメージが強かったツナギ服に新たな可能性を切り拓いた。例えば、F1のピットクルーをイメージした「ピットスーツ」。デニムやアーミーカラーが定番のCATシリーズ。その他、オックスやヘリンボン素材といったカジュアル色の強いマテリアルを使って自然な風合いを楽しむシリーズなど、変幻自在のバリエーションを紡ぎだす。全てに共通するのは、素材と色使いの妙。そして、豊富なカラーバリエーションと絶妙のシルエット。
機能性に優れたプロ仕様アイテムからカジュアルにキメるファッション性の高いアイテムまで、幅広いラインナップでユーザーをトリコにしてきたクレヒフク。今回のインタビューでは営業部の川合さんにご登場いただき、いま最もホットな売れ筋アイテムとその人気の秘密について、お話を伺ってきた。
機能性に優れたプロ仕様アイテムからカジュアルにキメるファッション性の高いアイテムまで、幅広いラインナップでユーザーをトリコにしてきたクレヒフク。今回のインタビューでは営業部の川合さんにご登場いただき、いま最もホットな売れ筋アイテムとその人気の秘密について、お話を伺ってきた。
クレヒフク
つなぎ服のこだわりを説明してくれる川合さん
豊富なラインナップと多彩なカラーリングで、多くのファンの心を掴んで放さない
「定番なものから、カジュアルなものまでを揃えている。それが、当社の強みなんですよ」。そんな言葉から、川合さんのインタビューは始まった。仕事着として使える品質を高いレベルに保ちながら、個人の趣味に合わせて着る楽しさの追求も忘れない。そんなコダワリが、展示室に一同に並べられたツナギ服から感じられる。事実、お客さまからまいど屋に届く声も、「厚手の生地を使用していて、丈夫だ」「バラエティに富んでいて、幅広いシーンでの着こなしに対応できる」「サイズ展開が豊富」というように、プロユースから普段着まで、シーンを問わずに評判がよい。「今までは車や鉄鋼業といった本格的な作現場の需要がメインだったのですが、芸能人がテレビで着ていたのをまねる人がいたり、学園祭での衣裳としての問い合わせがあったりと、ツナギ服が活躍する場面は徐々に増えてきているように感じます」と、川合さん自身も手応えを感じているようだ。
そんな同社の商品の中でも、ひときわ目を引くアイテムがあった。それは、スポーツタイプのツナギ服(719 KR-SPORTS)。スポーツウェアをイメージさせるスタイリッシュなデザインに、まるでジャージ素材のように伸縮性のある作業用ポリエステルが100%使用されている。動きやすさと安全性をしっかりと兼ね備えた、今までありそうでなかったスタイルだ。生産は困難を極めたようで、特に生地の選定には頭を悩ませたという。「強度と動きやすさといった、相反する機能を共存させるのに苦労しました。さまざまな生地で何度も何度も試作しては着用し、細かなシルエットの修正を重ねました。完成したときは、今までの疲れが一気にやってきましたよ」。苦労を懐かしむ話しぶりからは、商品に対する自信が窺える。
それ以外にも、車業界をターゲットに開発されたツナギ服『IRサーキット』の売れ行きも好調ということらしい。「もっとカッコよく着れるツナギをイメージしたんです。お客さまの声を販売先の担当者から集めて、順次改良を加えてきました。その結果、遊園地のスタッフウェアに採用されたりと予想外の結果も生まれたんですよ。当社の服作りは一見、奇をてらっているように思われるかもしれません。しかし、やっていることはお客さまの予想する水準を、どうすれば越えることができるかの追求だけなんです。作業服の市況は、この不景気の中では特に厳しい。仕事が減り、働く人が減ると、必然的に作業服の需要は少なくなりますから。そんな状況下でも、ツナギ服はさらに特殊なジャンル。より少ないパイの競い合いになる中で、新しい企画力が何よりも大切になってくるというのが私たちの信念です。だからこそ、他社がやっていない服づくりを真っ先に手掛けていく。それに、作業着って1日の中でいちばん長く着るものです。だったら、なおさら楽しく着ることができないと意味がないと思いませんか?」。笑顔で問いかける川合さんを前に「確かに」そう感じた瞬間、同社の服づくりの姿勢は正しいんだなと思うことができた。
そんな同社の商品の中でも、ひときわ目を引くアイテムがあった。それは、スポーツタイプのツナギ服(719 KR-SPORTS)。スポーツウェアをイメージさせるスタイリッシュなデザインに、まるでジャージ素材のように伸縮性のある作業用ポリエステルが100%使用されている。動きやすさと安全性をしっかりと兼ね備えた、今までありそうでなかったスタイルだ。生産は困難を極めたようで、特に生地の選定には頭を悩ませたという。「強度と動きやすさといった、相反する機能を共存させるのに苦労しました。さまざまな生地で何度も何度も試作しては着用し、細かなシルエットの修正を重ねました。完成したときは、今までの疲れが一気にやってきましたよ」。苦労を懐かしむ話しぶりからは、商品に対する自信が窺える。
それ以外にも、車業界をターゲットに開発されたツナギ服『IRサーキット』の売れ行きも好調ということらしい。「もっとカッコよく着れるツナギをイメージしたんです。お客さまの声を販売先の担当者から集めて、順次改良を加えてきました。その結果、遊園地のスタッフウェアに採用されたりと予想外の結果も生まれたんですよ。当社の服作りは一見、奇をてらっているように思われるかもしれません。しかし、やっていることはお客さまの予想する水準を、どうすれば越えることができるかの追求だけなんです。作業服の市況は、この不景気の中では特に厳しい。仕事が減り、働く人が減ると、必然的に作業服の需要は少なくなりますから。そんな状況下でも、ツナギ服はさらに特殊なジャンル。より少ないパイの競い合いになる中で、新しい企画力が何よりも大切になってくるというのが私たちの信念です。だからこそ、他社がやっていない服づくりを真っ先に手掛けていく。それに、作業着って1日の中でいちばん長く着るものです。だったら、なおさら楽しく着ることができないと意味がないと思いませんか?」。笑顔で問いかける川合さんを前に「確かに」そう感じた瞬間、同社の服づくりの姿勢は正しいんだなと思うことができた。
専門的な製品特性を分かりやすく解説する川合さん
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アメリカンカジュアルタイプ 腰上はタイトに、腰から下に広がっていくアメリカンシルエットが特徴。ワークシーン以外にもアミューズメントやデリバリースタッフなど、多彩な用途で人気が高い。肘・膝などの破れやすい部分は共布で保護し、さらに強度を高めるなど、プロ仕様としても細部までのこだわり抜いたウェア。 |
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プロタイプ サーキット場などで見かけるような、本格派のツナギ服。高い機能性、快適な着心地、どれをとっても死角のないシリーズ。 |
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