まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。相変わらず雨の日が続きます。気温が高く、ムシムシします。編集部のあるフロアの窓がときどき真っ白に曇ると、気晴らしに指で落書きをしてみます。誰も見ていないとき、誰にも言えないことを窓に書く。書いたら、タオルですぐ拭き消します。窓拭きは念入りに、丁寧に。でないと、忘れたころに文字がうっすらと浮かび上がってきて、具合の悪いことになる。きれいに曇りの取れた窓から雨に打たれるいつもの景色が現れると、不思議と心が落ち着きます。
ある雨の日、部屋の温度が上がってくると、あるスタッフの後の窓に、「あちい」って文字が現れました。拭き作業を忘れたのかな。暑いのを我慢して、がんばっているのかな。けなげだな。で、自分は何を書いてるかって?そりゃ、ひとに言えない恥ずかしいこと。知られたら生きて行けなくなるので、この辺で。

今月のテーマは春夏作業服
お待たせしました。今月のテーマは酷暑の季節も苦もなく乗り切れる春夏作業服特集。本来はもっと早めにレポートを出して、皆さんがウェアを新調する際の参考にしてもらいたかったのですが、諸般の事情で7月にズレ込んでしまいました。え?まだ決めてなかったって?よかった。ギリギリ間に合った!まいど屋は、そんな計画性のないあなたが大好きです。ノコリモノには福がある。最後まで待てば、神サマが素敵な知恵を授けてくれる。今月号の特集を読んで、信仰心に目覚めてしまう人が続出したとしたら、編集部のスタッフも大変うれしく思います。
さて、肝心のレポートに取り上げた3社。ニッチなジャンルを掘り下げて熱狂的なファンを獲得したブランドあり。私たちの要望をとことん吸い上げてこれでもかと新商品を繰り出す暴走機関車あり。はたまた品質と安心にコダワリ続ける誠実派あり。三者三様の個性を浮き彫りにした、興味深い話をお伝えできたのではないかと思います。厳しい夏はこれからが本番です。お待たせしておいて言うのも気が引けますが、もうとっとと決めちゃいましょう。早くしないと、ホントの残りものばかりになっちゃいますよ。

で、バッテリーあります
読者の皆さんにお願いがあります。今まで、お願いしたことなんてなかったまいど屋が、恥を忍んでお願いします。買って下さい、空調服のバッテリー。空調服って、何のこと?ってギモンに思ったひとは、今月号レポート本文の「サンエス」のページを熟読しましょう。特集した空調服を動かすには、バッテリーが必要です。市販の電池も使えますが、経済性や駆動時間を考えると、専用のバッテリーは必需品。バッテリーがないひとは即購入。既に持っているひとも、電池切れ時の予備として、2台目を。2台買っちゃったなら、盗難に備えて3台目。たくさん持っていれば友達が売ってくれって言うかもしれないから、さらに10台。インフレに備えた安全資産としてあと100台。
さて、本題。実は、取材を通してその空調服のあまりの素晴らしさに感動してしまい、勢い余って発注のケタを間違えました。現在、大量のバッテリーが物流センターのフロアを占領して身動きが取れなくなっています。ヤバいです。かなりヤバすぎなので、ご協力を。
毎年、夏が始まったとたんに売り切れてしまう空調服バッテリー。メーカーの倉庫ももうスッカラカンですが、今年はまいど屋に死ぬほど在庫があります。誰もが少しでも涼しくこの夏を乗り切れるようにと願いを込めた、背筋も凍る低価格にも注目です。皆さんにとっても悪い話じゃないんだから。。。なんてインチキセールスマンみたいな口上になっちゃいますが、ホント、いい話ですよ!節電にあえぐ日本を救う空調服の威力。是非、、試してみてくださいね

まいど君デビュー
今月から連載が始まった「まいど君がゆく」。見ていただけました?大騒ぎした割に、大したことないなぁ。そう思ったあなた、裏表のない、率直なご感想、ありがとうございます。それならまいど屋も正直に。皆さんにウソ偽りない態度でいられるよう、トップページにあるマンガの入口に、「悪評連載中」の看板を付けました。がっかりしたお客さまは、編集部にクレームの電話をする前に、もう一度よおく見てくださいね。ちゃんと「悪評」と書いてあるでしょ。まいど屋は誇大広告がキライです。
なお、万が一、マンガが気に入ってしまった奇特なまいどファンのため、まいど屋では素敵なプロジェクトを進行中です。まいど君の髪形を手軽に試せるまいどづら。端正なフォルムと圧倒的な存在感。ビジネスのプレゼンテーションに。彼女へのプロポーズの夜に。人生で一番大切なシーンでかぶっていたい珠玉の逸品。現在、数多くのメーカーに見積もり依頼をし、作成の準備をしています。めでたく入荷してきたら、トップページで販売しますので、楽しみにしていてくださいね。

売り切れ御免
先日、ふらりとペットショップに立ち寄ったときのこと。サークルに入れられた赤ちゃん犬の中に、ぬいぐるみみたいにかわいいヤツがいたんです。トイプードルとチワワのハーフ犬。♀です。愛らしい丸顔はほとんどプードルだけど、どことなく小さなチワワの面影もある。店員さんに断って抱かせてもらうと、安心しきった顔で首筋をペロペロなめ始める。松田聖子じゃないけど、その瞬間にビビッときて、この出逢いは運命だなんて思っちゃったりして。
忙しさであまり家にいてやれないこと。食事や散歩のこと。冷静に考えて、どうにか衝動買いを抑え、その日はいったん引き取ることに。店員さんにもらったショップカードには、インターネットでワンちゃんの様子が見られるよう、URLが書かれています。アクセスしては彼女の姿を見て安心する日々が始まりました。どうか、売れませんように。どうしても欲しかったけど心配ばかりして前に進めず、ダラダラと日が流れていく。次の休日にもう一度会いに行ってから家に連れて帰ろう。やっとそう決心してから数日後、再びワンちゃんの画面にアクセスしてみると、彼女はもういませんでした。
まいど屋で品定めをしているお客さま。お目当てのアイテムがあるならお早めに。お客さまが号泣することがないよう、在庫には気をつけていますが、それでも状況次第で悲しいお知らせをしなくてはいけないこともやっぱりあります。決心がついた時にはもう手遅れ。あの時の脱力感とむなしさを、皆さんには絶対味わってほしくないんです。

サポートスタッフが思っていること
イチローが2500本安打を達成した時。彼のコメントを聞いて身につまされました。僕は今までの二千四百何本のヒットが、今日は何の役にも立たない世界に生きている。彼が言っていること、本当によくわかります。今までまいど屋に寄せられたお客さまからのたくさんのお言葉。数え切れないくらいのありがとうのメッセージ。スタッフには大きな誇りと励みになっていますが、今日この日のお客さまとのやり取りには、実際のところ、何の意味も持っていない。今まで上手くできたからって、今この瞬間のサポート業務が完璧にできる保証はない。不注意でお客さまにご迷惑をおかけしてしまう可能性もある。昨日のお客さまには喜ばれたことが、今日は全く逆に受け取られてしまうこともある。一瞬も気が抜けない真剣勝負。出会いは一期一会であること。求められる最適なお手伝いの仕方は、お客さまによってそれぞれ全く違うこと。サポートセンターにいるまいどスタッフは全員、そんなことを考えながら、日々お客さまと接しています。