まいど通信
全国7000万人のワークウェアファンの皆さん、新年あけましておめでとうございます! 新型コロナで踏んだり蹴ったりだった2020年は過去となり、本日から2021年が始まりました。年が改まっても感染拡大は止まらないし、医療機関をはじめ旅行業や各種サービス業など、大変な状況は変わりません。しかし、ひとまず心機一転。新たな気持ちで困難な状況に立ち向かっていきましょう。悪いことがあれば、必ずまたいいこともあります。今年こそ、皆さんにとって明るい年でありますように!
今回は、アメリカ大統領選挙の結果を受けた特集インタビューをお届けしました。言うまでもなく、超大国・アメリカの動向は日本人の運命を左右するもの。ワークウェアのユーザーはもちろん、メーカーやショップも無関係ではいられません。今回の特集を読めば、アメリカ政治通になれることは間違いなし。作業服の情報から国際政治までカバーする超優秀な情報参謀、『月刊まいど屋』を今年もよろしくお願いします。
●普通の冬がきた?
じつはこの原稿は2020年12月末に書いています。毎年恒例の年末進行で、朝からシコシコと原稿を書き続ける日々ですが、この冬は例年と大きな違いを感じています。ほとんど暖房をつけない仕事部屋が冷えるのはまあいいとして、空調の利いたお店で作業していても手はかじかみ足も震える……、要するに寒い。報道によるとどうやら今年はちゃんとした(?)冬になるらしく、ここ3年ほどの暖冬をイメージしてはダメなようです。
つまり、去年の「軽防寒」で乗り切れると思ったら大間違い、というわけです。編集長も慌ててクローゼットをあさって防寒アイテムを取り出しました。防風防寒レッグウォーマー、インナーダウン、防水防寒ブーツ、透湿素材のグローブ……。どれもここ数年ほとんど使わなかったようなものばかりです。去年なんか真冬の自転車でも百均のフリース手袋で余裕でしたからね。
「ハクキンカイロ」も2018年以来の登板です。これは、ベンジンやZIPPOのオイル、ホワイトガソリンをエネルギー源として化学反応で発熱するもので、アウトドア好きの間ではおなじみの防寒アイテム。20代のころから愛用していたものの、ここ数年は身に着けていると汗をかくくらいになっちゃうので使えなかったのです。
久々にスポイトで燃料を注いで、ライターで火口を炙ると発熱が始まりました。数年ぶりのハクキンカイロは想像してたより暖かい! ポケットに入れてよし、ベルトで腰や背中に当ててよしの万能アイテムですが、今年は、デスクワークの寒さ改善に使うことにしました。
近ごろお店でよく見かけるようになった、つま先を突っ込めるふかふかのクッション(「フットウォーマー」や「足ぽかクッション」と呼ばれる)に、ハクキンカイロを入れ、湯たんぽのように使ってみる。と、これが大正解でした。発熱は12時間くらい続くので、朝起きて仕事が終わるまで、ずっと足はぬくぬくです!
長年、足の冷えは辛いもののコタツだけは買うまいと決めていました。快適過ぎて寝るに決まっているからです。暖房としてのコタツが素晴らしいのは認めるけれど、仕事や家事の生産性は下がってしまう、と。
それがどうでしょう? ハクキンカイロ入りの足用クッションの使用感はコタツに近いじゃないですか。いや暖めるのは末端だけだからコタツのように眠くなることがない。在宅ワーカー歴10年にして冬の最適解を見つけてしまいました。もう、足の冷えを我慢したり、電気ストーブの連続使用でのぼせることもない。仕事部屋の防寒問題は、ついに最終解決を見たのです。
あ、ちなみにハクキンカイロは屋外ワーカーにもオススメですよ。とくに喫煙者はライターやZIPPOオイルをそのまま流用できるため、運用もスマートです。こだわり派の防寒ギアとして「まいど屋」でも取り扱ってくれないかな? と思いつつ、さっき2個目のハクキンカイロをネットショップで注文してしまいました。コロナ禍の冬は、Wカイロで体調管理して乗り切ろうと思っています。
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というわけで、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。話を聞かせていただいた村田先生にも改めて感謝を申し上げます。ではまた、来月をお楽しみに!