【□住商モンブラン株式会社】「白衣の天使と厨房の戦士たち」image_maidoya3
日本の医療シーンで洗練されたファッション性を表現し続けてきたモンブランのメディカルウエア。ユニフォームは、「患者に対してより心のこもったサービスを提供するためのコミュニケーションツールである」、との思想は同社を日本のトップベンダーに押し上げてきた。
 また、食の分野でも、同社のウエアは高い機能性とクオリティーが、料理人たちの圧倒的な支持を集めている。ただひたすらに腕を磨き、技を身につけたものだけが辿り着く、シェフという職人の極み。絶品を生み出すシェフにふさわしいのは、着るだけで上質感と気品が溢れる極上のウエアだ。
 今回はそれぞれのシーンに適した機能性に、心地よいクオリティーがブレンドされた、人気商品の誕生秘話を伺ってみた。
 

□住商モンブラン株式会社
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このISOは、衛生管理に常に高い意識を持っている証です
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医療の現場で一度は目にする白衣は弊社の商品かもしれません。
多くの人に愛され、信頼される医療スペシャリストを象徴する白衣やナースウェアに、快適に働くための着心地のよさと機能性を組み合わせた、住商モンブランのメディカルウェア。素材・機能・デザインに工夫を重ね、着る者にはもちろん、見る者にもやさしさが伝わってくる。そんな同社のウェアに新たな概念をもった商品が誕生しているとの情報を入手し、生産企画部 生産企画課長の添田 知之さんにお話を伺ってみた。
  「チーム医療という、アメリカで誕生した概念を取り入れてウェアの生産をはじめました。それは、医師から看護士まで全員で力を合わせて治療をしていこうという考えです。今までのメディカルウェアには、担当領域の違いでウェアの色も違うといった状況がありました。しかし、治療ということに対しては、医師にも看護士にも違いはない。そういった意識はこれからの医療において重要な要素ではないかと思い、ウェアにもできることがあるはずだとチーム医療の概念を取り入れることにしました」と力強く語る添田さん。さらに、SEK加工という制菌加工を施したり、汗や透けに強い素材を用いるなど、そのこだわりは細部に至って突き詰められている。
  同じように、食分野におけるウェアに対しても興味深い話を聞く事ができた。「食の安全性に対して、現在さらなる衛生管理が求められます。そんな中、私たちはRETAIL HACCP(リテールハセップ)という概念を取り入れました。RETAIL HACCPとは、NASAが考案した衛生管理の考え方。小売店(RETAIL)での調理や販売時に顧客が注ぐ、安全安心(HACCP)への目にアピールする概念のこと。製造の全工程を管理し、製品の安全性を保証するのが狙いです。制菌や防汚機能をもった制服や、エプロン、マスク、手袋、帽子の着用で、お店の衛生管理への信頼を深めることができるウェアを提案しています」とのこと。
  2008年にはアシックスと共同開発の、機能性をさらに進化させたウェアを発売する予定があるなど、常に現場に関わる人たちのことを第一に考え生み出されているウェアの数々。今後も、同社の同行からは目が離せそうにない。
 
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医療や食品衛生のウエアに対し、高い見識を持つ生産企画課長の添田さん
 

    

コックコート(七分袖・男女兼用)

デパートの地下などで人気のお惣菜屋をはじめ、全く新しいスタイルのショップに向けた、衛生的で新鮮な印象のウエア。袖の内側にネットがついており、制服内側からの異物の落下を防ぐHACCPデザイン。防汚加工付き。


パンツ・ノータック・両脇ゴム(男女兼用)

男女兼用。両脇がゴム仕様で動きやすく、シルエットも美しいノータックパンツ。