【クロダルマ】クロダルマ=女子高生論image_maidoya3
ハデではない。どちらかというと目立つ存在ではない。どこにでもいそうで、印象もあまり残らない。名前さえも思い出せないけれど、なぜか心のどこかにずっと引っ掛かっている。。。高校のクラスには、そんな子が一人はいるものだ。ある日、ふとしたキッカケでその子と付き合うようになる。毎日一緒にいることで、少しずつ見えてくる彼女の良さ。偶然だと思っていた出会いが必然だったことも、名前も知らないうちから彼女のイメージが心のどこかに引っかかっていたワケも、深く付き合うようになって初めてわかる。。。ドラマでよくあるパターン。現実離れした、ありえないストーリー。
  クロダルマのユニフォームを着ているユーザーは、そんなめったにない話の主人公かもしれない。一見、どこにでもありそうな、オーソドックスなシルエットの裏に潜む非凡な機能性。袖を通して初めてわかる身体馴染みの良さ。作業服店の店頭で、あるいはまいど屋の画面で、初めて見たときには何となく通り過ぎてしまったけど、どこか心に残っていたのは、きっとそんなワークウェアとしての奥行きの深さが自然とにじみ出ているから。例えばいつでも新品のようなハリ感が持続する形状記憶素材を使ったカーゴパンツ。または、ストレッチを効かせてフィット感を高めたスラックス。またあるときは常識はずれの8Lサイズまで用意する作業ブルゾン。どれもパッと見ただけではその魅力に気付かない。付き合って初めて気付くかけがえのなさ。
  今シーズンのクロダルマも、きっといつものようにさり気なく、とびきりのウェアを用意しているに違いない。そしていつものように、私たちは虜になっていく。気付かずに通り過ぎるのはもったいない。さあ、クロダルマのウェアを試してみよう。

クロダルマ
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イヤなニオイがこもらないW消臭シリーズ。
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広々としたショールームには2011-2012アイテムがズラリ。
広々としたショールームで取材に応じてくれたのは、取締役兼ユニフォーム事業部長の馬屋原知定(うまやはら・ちてい)さん。例年通りの妥協のない新作コレクションを前に、かなり自信がある様子。早速、今シーズンイチ押しの新商品から紹介してもらう。
  「今夏出してよく売れたので、秋冬バージョンでも出すことにしたのがコレ。Wの消臭効果で快適に着られるシリーズ(型番:32583ほか)です。抗菌・防臭効果のある国産生地を使用し、さらに気になる部分に消臭テープを施した“二重の消臭対策”がウリです」。昨今、消臭テープを採用した製品は割と多く出ているが、脇の下に限定して使用したものがほとんど。しかし、クロダルマでは、脇を含めて袖の付け根全体にぐるりとテープを回し、首が触れる衿裏や、スラックスの股の部分にまで付けている。手間もコストもかかった丁寧な作りがいかにもクロダルマらしい。これだけの対策をしてあれば、ニオイの気になるひとは特に安心だろう。
  そしてもう一つ、馬屋原さんが強力にオススメしてくれたのが、動きやすさを追求したストレッチシリーズ(型番:32732ほか)。さりげなく差し色を効かせ、見た目もかなりイケている。「動きやすくて、価格もリーズナブルでしょ。実は2年前からいつくかの店舗で実験的に限定販売していたんです。あまりに評判が良いので、今シーズンからカタログに載せて大々的に展開することになりました。まいど屋さんのお客さまにもきっと気に入ってもらえると思いますよ」。
  馬屋原さんに勧められ、実際に着用してみると、フィット感の良さがハッキリわかる。しなやかなサージ素材が身体に馴染む。適度なストレッチ性があるから、体の動きもかなりスムース。土木建築業など身体を動かす業界関係者によく売れているというのも納得できる。メッシュの肩当てや携帯電話の落下を防ぐ専用ポケットなど、コワザも充実していて、初めから正式デビューしなかったのが不思議なくらいの完成度だ。
  この他、新商品ではないが、全アイテムで一番よく売れているという銀ナノ抗菌・ソフトツイルのシリーズ(型番:32491ほか)と形状記憶ユニフォーム(型番:32581ほか)もここで紹介したい。馬屋原さんもお気に入りの商品だそうだ。「銀ナノ抗菌は生地がウリですね。着やすくてリーズナブル。最近は外国人の方も多いので、体格もさまざま。ですからジャンパーはSから8Lまで10サイズを用意しました。スラックスやカーゴパンツはウエスト70センチから150センチまで17サイズ展開しています」。扱いがラクで、手間のかからない形状記憶ユニフォームについては、国内の高度な加工処理で品質を高めたことで、ユーザーの信頼を勝ち取ったという。「製品をハンガーにかけ、霧状の薬剤を吹きかけて形状記憶加工をしています。薬剤は非常に粒子が細かいので蒸気で蒸すような感じで糸の一本一本までに染みていく。だから半永久的に効果が持続するんです」。この加工方法を採用して12年。価格は若干高くなるが、リピーターが多く常に安定して出ているとのことだ。
  最後にクロダルマの商品開発について尋ねてみたところ、こんな答えが返ってきた。「我々の商品は営業マンが集めた情報から生まれてくる。いろいろな分野にアンテナを向け、全国を回って開発のヒントになるものを拾ってくるんです。それを企画にぶつけ、営業と企画が一緒になって商品開発をしていく。2012年で創業70周年。長年ワークウェアをやってきましたが、やりたいことはまだまだたくさんある。今年は中国に2つの自社工場を構えたので、今後はそれを活かして製品づくりをしていきたいですね」。
  どれもさりげないのにしっかりとファンがついているクロダルマの商品。着ればわかる商品の確かさは、長い経験と実績に裏付けられたもの。以下で詳しく紹介するので、興味があるひとはチェックしてみてほしい。高校時代のあの子に再び出会えたような、予想外のトキメキが待っているかもしれない。
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取締役兼ユニフォーム事業部長の馬屋原さん(右)と営業の豊原さん(左)。
 

    

◆ストレッチ性と機能性でワーカーを強力サポート! 32732シリーズ

しなやかでフィット感のいいストレッチサージ(ポリエステル100%)を使用し、スムーズな動きをサポート。メッシュの肩当てや携帯電話入れ付きポケットなど、便利な機能を随所に装備。さりげなく刺し色を効かせてスタイリッシュに。


◆形態安定でいつでもパリッと着こなせる! 32581シリーズ

洗濯してもシワにならず、ノーアイロンで手間いらず。綿50%・ポリエステル50%のミラクルケア制電チノの新たなる進化形。優れた形態安定性、吸水・速乾性により、洗う、干す、着るの3ステップで現場にGO!