【ジーベック】力量が生む唯一無二の個性image_maidoya3
この居心地のよさはどこから来るのだろう。仕事着でありながら、リビングルームでくつろいでいる時のような、リラックスした気分になれるのはなぜなんだろう。ジーベックのウェアを身にまとうときの安心感。どんなにハードな現場でも、疑うことなく身を任せられる信頼感。長年付き合ってきた大親友のように、無条件に信用できるワークウェアがあるとしたら、それはジーベックを置いて他にない。
  大向こうを唸らせるような派手さとは違う。一切の妥協を拒み、ちいさな工夫を積み重ね、丁寧に作り込んでいくことによってのみ生まれてくる唯一無二の個性。ジーベックのウェアには、仕事に真剣に向き合う人たちへの敬意と愛情がちりばめられている。例えば彼らの代名詞ともいえる「プリーツロン」。肩口に伸縮性のあるマチをつけて腕のツッパリ感を解消することで、ウェアの動きやすさと作業性が飛躍的に向上した。しっくりと身体に馴染んでいく生地自体の質感や、耐久性も決して期待を裏切らない。長く付き合えば付き合うほど、その力量がわかってくる。まさにプロのためのプロフェッショナルウェア。
  今回の取材は、ジーベックの広島本社にお伺いし、彼らのワーキングウェアに対する考え方をしっかりと聞いてきた。以下で、ジーベックブランドの魅力を改めておさらいしてみたい。

ジーベック
image_maidoya4
まさにGジャン。充実機能にスマートさをプラスした新商品8720
image_maidoya5
ズラリと並ぶジーベック自信の商品
「ユーザーの皆さんにとって着心地がいいもの、使い勝手がいいものは何かを常に追求しています。展示会でのお客さまの反応や営業からの意見を参考に、あれこれ考え続けている。でも、そうした意見は既存のトレンドの延長が多くて、本当に新しいアイデアはなかなか出てこないんですよ」。ジーベックのウェア作りで最も重視していることは何かとの問いに、企画部課長の出原さんは笑ってそう答えた。「基本的にはソウゾウすること。イマジネーションの『想像』です。ユーザーにとって、こういうのがあったら便利ではないか?こうしたら着やすいのでは?ということを自問自答しながら形にしていく」。
  「今回の新商品も、あったら便利だな、という新しい機能を取り入れています。ほら、これを見てください」。そう言って、出原さんが手に取ったのは、ノータックスラックス(型番:8722)。一見、ごく普通だが、このスラックスには仕掛けがある。「ウエスト部分を引っ張ると、片側だけで3~5cmほど伸びるんです。これは、この秋から採用された新仕様で、“ピタリティ”って言います。実用新案も取ってるんですよ」。
  通常のシャーリングスラックスは、ウエスト部分にゴムを入れることで伸び縮みさせるが、身ごろ部分にシワが入って見た目が良くない。脇ゴムズボンに見えないスマートなシルエットのまま、シャーリングパンツの持つウエスト周りのゆとりも持てないか。そう考えて工夫したのがこのピタリティ。難題はウエスト部分を筒状にし、裏側にゴムを入れることで解決した。これなら、スタイルにこだわって脇ゴムズボンを敬遠していたユーザー層も、抵抗なく着用できそうだ。「ピタリティは、立ったり座ったりが多い運送業をはじめ、多くの業界の方から注目されています。また、食後はどうしてもお腹が出たりしますが、これなら苦しくないと好評なようです」。
  ユーザーが喜びそうな新機能はこれだけではない。たとえば、同じシリーズのブルゾン(型番:8720)の袖部分。「作業をするうえで、動きやすいように、袖つけに工夫をしました。このブルゾンの場合、通常袖底にある縫い目を作らないことで、厚みが出ず、腕の上げ下げが格段にスムースになっています。従来のワークブルゾンでもバンザイカットを採用するなど、カッティングに工夫をして作業性を高めてきましたが、今回はさらに上を行っている」。また、このブルゾンについては、肩の部分に搭載した携帯電話収納ポケット(実用新案)にも注目したい。「スマートフォンユーザーが増えていますから、そういった端末が余裕で入る大きさにしています。中で蓋をするような構造になっているので、中身が落ちません。蓋には伸縮性のあるゴムを採用しました。これで携帯が簡単に取り出せるんですよ」。
  実用新案を満載した今シーズンのニューコレクションは、ラフなアメリカンテイストのGジャン風スタイル。トレンドに敏感な若い世代から特に支持の高いノータックのパンツと合わせると、カジュアル感が一層際立つ。カラーは上着が6色展開、パンツは4色展開。上下同じ色で合わせるのが基本だが、上下の色を変えて楽しんでもらってもいいというジーベックのメッセージが明確に伝わってくる構成だ。
  新商品を開発する過程では、試作品を社員が試着して意見を出し、時間をかけて改良を重ねていくそうだ。そして、商品が出来上がった後も、やっぱり社員が実際に着用して着心地を確認し、次の商品開発に生かしていくという。平凡な意見が画期的なアイデアに昇華されるまで、何度も何度も、そのプロセスは繰り返される。そういえば、まいど屋に足を運ぶジーベックの営業マンも、スーツ姿は見たことがない。いつも自社のワークウェアを着てまいど屋に来る。「自分たちのつくった作業服に責任を持つということは、そういうことなんだと思います」と出原さんは笑う。
  最後に、今後の展望を聞くと、「作業着メーカーとしての責任を持って、お客さまが求めている作業服を作り続けていくだけ」と答えてくれた。この短い言葉こそ、ジーベックの真摯さ、堅実さを物語っている。以下に新商品から人気の商品まで、彼らの今シーズンイチオシをラインナップしてみた。たっぷりとご堪能いただきたい。
image_maidoya6
企画部課長の出原さん(左)と営業の宮宗さん(右)
 

    

◆角田もナットクの究極ウェア! 8880シリーズ

K-1角田信朗が手掛け、究極のワークスタイルを実現。土木建築、運送、農業など幅広い層から支持される人気商品。適度なストレッチやプリーツロンの採用で、作業性も良好。帯電防止機能付き。


◆イージーケア性と肌当たりのよさが大好評! 1240シリーズ

ポリエステルと裏綿素材が実現したイージーケアとソフトな着心地は、毎日着る作業服にウレシイ機能。特殊カッティングと肩口プリーツロンで作業時の腕の上げ下げもしっかりサポート。夜間作業に欠かせない、視認性を高める胸ポケットの反射テープも要注目。