【ウエアプリント】デザイン加工の王道。一度作れば、再発注も簡単image_maidoya3
最初に型代がかかるが、加工代金自体は安いので、比較的大きめのデザインを数多くのウェアに入れる場合、人気の加工法だ。一箇所のデザインに5色まで使えるので、多少複雑なデザインでも、希望通りに仕上げることができる。スタッフジャンパーなどの加工に多く使われるようだ。
 気になる入力画面だが、刺繍など、他の加工入力画面よりシンプルだ。加工する場所と色数によって金額が決まるので、入力するのはこの2つのみ。具体的なデザインは、画面にある例に従って、まいど屋サポートセンターまでデザイン版下をファックスしよう。

ウエアプリント
image_maidoya4
シルクスクリーン印刷によるウェアへのプリント工程
image_maidoya5
大型乾燥機による乾燥工程。完全に乾いた乾燥面は、引っ張っても割れることはない。
ブランド品のデザインTシャツなどでおなじみのダイレクトプリント。高級ブランドのプリントTシャツと同等のクオリティを誇る、まいど屋のウェアプリントを手掛ける群馬にある協力工場では、女性の中嶋代表による指揮のもと11人体制を取っている。専用の大型機械などを早くに海外から導入、手探り状態から10年以上をかけて完成した技術力が業界内でも高く評価されている。
  ウェアプリントの基本となるのは、アートの分野でも活用されるシルクスクリーン印刷だ。 その技法は、絹(シルク)やポリエステル・ナイロンなどの「紗」と呼ばれている布を木枠に張り付けて、ロゴや文字などの印刷部分以外に乳剤を塗布、ゴムベラ等を使ってインクを乳剤の塗布面以外に落としていく印刷方法だ。乾きの速度や発色、定着が異なるインク類の管理をはじめとして、かなりの技術力が求められる工程である。「従来品以上の発色、クオリティを出すために、本来は1回だった印刷を複数回繰り返すなど独自技術の開発にも余念がありません。私が始めたころは国内では一般的でなく、技術を教えてくれるところもありませんでした。だから何度も失敗を重ねながらここまでやってきたのです」と中嶋さん。顧客サービスを優先するため、過大なまでに品質を重視する方針は、完璧を追求する中嶋さんの気性に負うところが大きいようだ。
  最大12色を使用できる最新鋭の刺繍マシーンも完備しており、プリントとの複合などにも対応できる点も強い。
  ウェアのみながらず、女性ならではのきめ細やかな感性を駆使、高級ブティックの内・外装なども手掛けてきた中嶋さんが仕上げる、まいど屋のウェアプリント全般への評価は日増しに高まってきている。
 
image_maidoya6
パソコンなどのハイテクマシンを完備。左奥には大型プリンターが見える。
 

    

裏メッシュスタッフジャンパー(アイトス)

スタッフジャンパーなら、裏地にメッシュ付きがオススメ。長時間着用しても、サラッとした着心地が持続します。あらゆるデザインのプリントにも映える豊富なカラー展開が魅力。


5627シリーズ(ビッグボーン)

暑い夏に最適な速乾素材のカラーユニフォーム。衿のツートンカラーが印象的なシリーズ。プリントなら、反対色系の色配置で、インパクトもアップ。