【ヘルメットプリント】現場の必需品。社名入り、オリジナルヘルメットimage_maidoya3
入力画面はちょいと複雑。ただし、一度マスターすれば割と簡単なので、諦めずにトライしてみよう。
 正面マーク
 「あり」にチェックを入れる。次にマークに使用する色を選択。マークに複数の色を使うこともできる。最大、5色まで使用可能だ。
 天井十字
 別名、玉掛。クレーン下の作業に従事する人などには必須の加工。加工する場合は「あり」にチェックを入れるだけ。
 着後/着左/着右
 一般的には、後ろには氏名、血液型などを入れ、左には社名を入れることが多い。右側に入れるケースは、あまりない。
 それぞれの場所に対して、プリント「あり」にチェックを入れると、自由プリントか、定型プリントのどちらかを入れることができる。使用できる色は1色のみ。自由プリントの場合はプリントする文字を入力し、書体を選択。定型プリントなら、画面に出ているサンプルから、気にいった定型デザインを選ぶだけだ。
 ライン
 入力のシメはラインの選択だ。まず、ラインを入れるヘルメットの個数を入力。例えば、10個のヘルメットを買って、そのうちの8個にラインを入れる場合は、8と入力する。残り2つはラインなしとなる。次はラインの本数。先ほどの例で、8個のうち、5個を1本線、3個を2本線などと役職によってラインの数を分けることもできる。最後にラインの太さ、種類、色を選べば入力は完了だ。

ヘルメットプリント
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マスキングを行うベテラン職人
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工程について説明してくれた部長の大塚さん
ヘルメットには、頭部を保護し生命を守るといった必須の実用性のほかに、企業ロゴやライン、ネームなどにより、社名や社会的地位を知らせる役割も果たしている。そこでまいど屋でも、ヘルメットのクオリティはもとより、プリントにも力を入れている。
  ヘルメットのような硬く曲面で構築された物へのプリントは、ベテラン職人による手作業が欠かせない。シャープな仕上がりを求めるなら、なおさら技術が必要だ。平面ではなく、立体面へのプリントとなるため、技術者の経験則に負うところが大きいのだ。
  まいど屋のヘルメットプリント工程は、「作業現場における安全確保と防災にたいする取り組み」を経営理念に掲げる、埼玉県にある大規模な協力工場(30人体制)が担当する。選りすぐりの技術者集団だ。
  クレーンに物を、かけたりはずしたりする作業のことを、法令上の正式表記で「玉掛け」という。こうした作業に従事する人のための上面への特殊マークをはじめ、職制を示すライン、後方への氏名、血液型、側面への社名といった各種プリントに対応している。
  「オーダーから通常1週間の工程を、できるだけ短縮できるよう、スピード化にも取り組んでいます」と現在の取り組みを語る部長の大塚さん。プリント部の耐擦過性にすぐれ、ヘルメット素材自体を痛めることのない特殊塗料の選別などにもプロフェッショナルの仕事が光る。
  工業製品であるヘルメットもまた、このような熟練職人による名入れ工程を経ることで、自分だけの物となる。
 
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手作業により仕上げられた製品を1個ずつ検品する。
 

    

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