防寒着は冬の主役である。某メーカーのカタログにもちゃんとそう書いてある。そしてそのコピーはもう何十年も変わらずに使われているところを見ると、それなりに説得力をもって人々の心に届くのだろう。だが、そのカタログを作っているメーカーが意図しているにせよ、あるいは無意識のままでいるにせよ、主役と銘打ったカタログを見て一番共感する人々は、実はユーザーではなく販売業者である。作業服業界に身を置く者なら誰でもそう感じる。読者の皆さんには今一つピンと来ないかもしれないけれど。
なぜ防寒着が冬の主役なのか。そりゃ、販売店にとって、ウインターシーズンの集客の目玉になるからだ。しかも単価が高いから売り上げも稼げる。皆さんがよく行く近所の作業服店にとってみれば、防寒着はまさに冬の間の売り場の主役なのである。作業服店のオヤジさんは冬の主役と印刷されたカタログが届くとシーズンの到来を感じて胸を躍らせる。さあ、この冬はどんな防寒服を仕入れようか。。。
おっと、他メーカーの話をしている場合じゃなかった。今回の話の主役はクロダルマである。クロダルマと作業服店の相思相愛物語。ネット通販の特集記事でリアル店舗の話をするのも気が引けるが、そうすることでクロダルマの防寒服の出来栄えのよさを一番うまく読者の皆さんにお伝えできると思い、あえてこのまま話を進める。
先ほど、防寒着はお店にとって冬の主役であると書いた。ならばお店のオヤジさんがその冬に売り場に並べる防寒服を選ぶのは、宝塚の雪組トップを選ぶのと同じくらい真剣な作業であるはずだ。しかもリアル店舗はネット通販と違い、店舗スペースという制限がある。まいど屋のように全メーカーの全防寒着を取り扱うことなどできっこないから、なおさら主役選びは慎重になる。求めているのはキックのあるイケメンなデザイン。品質の確かさと機能性。そして値頃感があればいうことはない。
さて、いよいよ冬本番である。今年も決して少なくない数の読者の皆さんが、既に近所の作業服店でクロダルマの防寒着を目にしたことだろう。その防寒着はきっと、店内の一番目立つ場所にあったはずだ。それはお店のオヤジさんが皆さんには決して告げることなく、心密かに主役と決めた防寒着だ。経験豊富な作業服の目利きが、真剣に吟味して選んだ渾身のキャスティングだ。これが何を意味しているか、賢明な読者の皆さんにはもうお分かりだろう。今回の話の主役は、クロダルマだ。
なぜ防寒着が冬の主役なのか。そりゃ、販売店にとって、ウインターシーズンの集客の目玉になるからだ。しかも単価が高いから売り上げも稼げる。皆さんがよく行く近所の作業服店にとってみれば、防寒着はまさに冬の間の売り場の主役なのである。作業服店のオヤジさんは冬の主役と印刷されたカタログが届くとシーズンの到来を感じて胸を躍らせる。さあ、この冬はどんな防寒服を仕入れようか。。。
おっと、他メーカーの話をしている場合じゃなかった。今回の話の主役はクロダルマである。クロダルマと作業服店の相思相愛物語。ネット通販の特集記事でリアル店舗の話をするのも気が引けるが、そうすることでクロダルマの防寒服の出来栄えのよさを一番うまく読者の皆さんにお伝えできると思い、あえてこのまま話を進める。
先ほど、防寒着はお店にとって冬の主役であると書いた。ならばお店のオヤジさんがその冬に売り場に並べる防寒服を選ぶのは、宝塚の雪組トップを選ぶのと同じくらい真剣な作業であるはずだ。しかもリアル店舗はネット通販と違い、店舗スペースという制限がある。まいど屋のように全メーカーの全防寒着を取り扱うことなどできっこないから、なおさら主役選びは慎重になる。求めているのはキックのあるイケメンなデザイン。品質の確かさと機能性。そして値頃感があればいうことはない。
さて、いよいよ冬本番である。今年も決して少なくない数の読者の皆さんが、既に近所の作業服店でクロダルマの防寒着を目にしたことだろう。その防寒着はきっと、店内の一番目立つ場所にあったはずだ。それはお店のオヤジさんが皆さんには決して告げることなく、心密かに主役と決めた防寒着だ。経験豊富な作業服の目利きが、真剣に吟味して選んだ渾身のキャスティングだ。これが何を意味しているか、賢明な読者の皆さんにはもうお分かりだろう。今回の話の主役は、クロダルマだ。
クロダルマ
高機能素材をふんだんに使った防水防寒の新作『54200』シリーズ
イベントなどにもオススメの超撥水ハーフコート『54202』
「まいど屋さん、ウチのこと、どう思ってます?」。挨拶を済ませてインタビューを始めようとした時、逆にそう問いかけられた。相手はユニフォーム営業1部 企画課の杉原課長。ウチのことどう思うって、なんだか初々しいカップルの会話みたいだなと思いながら、言葉を選んで慎重に答える。店頭向きのいい商品が揃っていると思っていますよ。デザインがアカ抜けているし、値ごろ感もある。クロダルマさんはそこら辺のバランス感覚が非常にいいのかな。きっと、お店に買いに行くユーザーの気持ちをよくわかってらっしゃるんでしょうね。
インタビューする側がメーカーの特徴を話して聞かせるのも妙な感じだが、とりあえず安い割に見栄えがするということを、遠回しな表現で伝えておく。実際、業界に身を置く者なら皆、クロダルマのことをそう思っている。だからこそ、多くの販売店がクロダルマの商品を主役と認めて取り扱っているのだろう。だが、杉原課長はそんなまいど屋のホメ言葉に首を振ってこう答える。「安くていいねって言ってくれるのは、それは嬉しいんですが、ウチはそれだけじゃないんです。ハイエンドタイプから低価格のものまで、それぞれのジャンルでできるだけ裾野を広げてユーザーに選択肢を提示したい。予算に限りのあるひとにはその範囲でできるだけクオリティーを上げたものを。多少値が張っても高スペックを求めるひとには思い切り高品質のものを。せっかくクロダルマに期待しているひとに向かって、ウチはこの路線しかやりませんってことは言いたくないんですよ」。
ようやく杉原課長の質問の意図が見えた。確かに、最近のクロダルマは従来よりワンランク上の高性能な商品をかなり積極的に出してきているように見える。毎シーズン送られてくるカタログをチェックしてなんとなくは気づいていたのだが、その裏にはっきりした意思が隠されているのだとは、たった今、杉原課長に言われるまで思い至らなかった。彼らは本気なのだ。例えば、今シーズン当初からクロダルマが押しに押している新作の防水防寒、『54200』シリーズを見てみよう。「耐水圧10,000mm、透湿性4,000 g/24hの防水防寒で、国産のいい表地、国内加工のいいコーティング、いい中綿、あったか裏地と、高機能な良質素材を惜しみなく使っています。これだけスペックを上げれば、そこら辺の雨合羽を着るよりも雨雪をしのげるし、着心地も断然快適になるんです」。
表地は、しなやかで織り密度の高い『ウェーブロンダイヤ』。これに防水性、透湿性に優れたコーティング『ネオゾイックドライ』を施し、雨や雪の浸入をガードしながらウェア内の湿気を外へ放出する。そのため、作業中でも汗でウェア内がムレたり、汗が冷えて寒くなったりする心配がない。「中綿は軽くてあったかい『シンサレート ハイロフト』。綿がコイル状になっていて、弾力性がある。綿の密度が高いので空気が溜まりやすく、保温性がいいんです。裏地は背当て部分に蓄熱保温ニットの『ソーラーセンサー』。これも日本の技術で、遠赤外線と光のエネルギーを熱に変える」。アイテムはジャンパー、コート、パンツの3種類。着脱式フード、内ポケット、パンツのスルーポケット、ウエスト調節マジックテープ等々、細部の仕様も充実し、非常に使い勝手がよさそうだ。
「ここまでの機能は求めないから、もっと手軽なのはないの?」という向きには、イベントのチームウェアにもオススメの超撥水ハーフコート『54202』がある。今季の新商品で「人気なので早めにゲットしないと、在庫切れするかも?!」という注目アイテムだ。「価格は先ほど紹介した『54200』の半分ぐらい。超撥水のPVCコーティング生地ですが、シームテープを施していないので縫い目から水が入ってくる可能性はあります。それでも一般的なウェアに比べれば防水レベルは格段に高い」。中綿入りで衿と背裏にはやはり蓄熱保温の『ソーラーセンサー』付き。何度も言うが、多少の雨や雪なら超撥水で撃退できるから、軽量な分、逆に現場では重宝するかもしれない。
さて、このレポートのテーマに沿って、再び高品質モデルの紹介に戻ろう。クオリティーの高さを話題にするのなら外せないのが、寒冷地での作業性を考え、あえて軽く動きやすく仕上げた軽量防水防寒コート『54198』とパンツ『57198』のシリーズだ。「耐水圧10,000mmでシームテープを貼っているので先ほどと同様、かなりレベルの高い防水仕様です。でも、着てもらうとわかるけど、メチャ軽い。北海道などでは、ごつい重防寒でなきゃダメと思いがちですが、必ずしもそうじゃない。たとえば雪下ろし作業では運動量もハンパなく、しっかり汗をかくので、『54198』のように薄くて動きやすいものの方がいいんです」。
水を寄せつけない強力な撥水性と、摩擦にも強いしなやかさ、そして軽さ。これらを実現するために何度も何度も試験を繰り返したという。なお、内側は中綿入りのキルト。水よけ付き前立て、モノが落ちにくい逆玉縁ポケット、格納式フード、夜間の視認性を高める反射テープ付きと至れり尽くせり。これなら「動きにくいし、水が浸みてツライよね」なんてコトもなく、作業がガンガンはかどる。
そして最後は、ちょっと目先を変えて、冬の立ち仕事やスポーツ観戦にありがたいベンチコートを紹介しておこう。中綿入りの『54185』と裏ボアの『54061』だ。「お子さんはスポーツブランド。応援する親はこういうの。バックプリントしてチームで揃えるお客さんも多いです」。
中綿入りの『54185』はスリムタイプ。熱処理でポリエステル生地の目をつぶしているので光沢があり、防風性、撥水性に優れる。前ファスナーは上下どちらからでも開閉可。座る時に下を少し開けば脚が自由になり、リラックスした姿勢で着座できる。一方、裏ボアの『54061』はゆったりタイプ。表地はナイロン100%のサテン地、裏の下部はキルティング仕様となっている。「中綿入りか、裏ボアかは、好み。パッと着たときはボアの方があったかく感じるし、中綿はサンドイッチ構造なので保温性がいい。いずれにしろ、暖かくしすぎて汗をかかないように。後で冷えますから(笑)」。
この時期、近所の作業服屋さんで主役を張っているクロダルマの防寒ギアコレクション。このレポートでルックスと値段だけが取り柄の、単なる流行りモノでないことがお分かりいただけただろうか。彼らの実力は本物だ。だからこそ、お店のオヤジさんもホレ込んでいる。残念ながら本文中では数点しか紹介できなかったので、その他の人気アイテムは以下で詳しく説明しておこう。
インタビューする側がメーカーの特徴を話して聞かせるのも妙な感じだが、とりあえず安い割に見栄えがするということを、遠回しな表現で伝えておく。実際、業界に身を置く者なら皆、クロダルマのことをそう思っている。だからこそ、多くの販売店がクロダルマの商品を主役と認めて取り扱っているのだろう。だが、杉原課長はそんなまいど屋のホメ言葉に首を振ってこう答える。「安くていいねって言ってくれるのは、それは嬉しいんですが、ウチはそれだけじゃないんです。ハイエンドタイプから低価格のものまで、それぞれのジャンルでできるだけ裾野を広げてユーザーに選択肢を提示したい。予算に限りのあるひとにはその範囲でできるだけクオリティーを上げたものを。多少値が張っても高スペックを求めるひとには思い切り高品質のものを。せっかくクロダルマに期待しているひとに向かって、ウチはこの路線しかやりませんってことは言いたくないんですよ」。
ようやく杉原課長の質問の意図が見えた。確かに、最近のクロダルマは従来よりワンランク上の高性能な商品をかなり積極的に出してきているように見える。毎シーズン送られてくるカタログをチェックしてなんとなくは気づいていたのだが、その裏にはっきりした意思が隠されているのだとは、たった今、杉原課長に言われるまで思い至らなかった。彼らは本気なのだ。例えば、今シーズン当初からクロダルマが押しに押している新作の防水防寒、『54200』シリーズを見てみよう。「耐水圧10,000mm、透湿性4,000 g/24hの防水防寒で、国産のいい表地、国内加工のいいコーティング、いい中綿、あったか裏地と、高機能な良質素材を惜しみなく使っています。これだけスペックを上げれば、そこら辺の雨合羽を着るよりも雨雪をしのげるし、着心地も断然快適になるんです」。
表地は、しなやかで織り密度の高い『ウェーブロンダイヤ』。これに防水性、透湿性に優れたコーティング『ネオゾイックドライ』を施し、雨や雪の浸入をガードしながらウェア内の湿気を外へ放出する。そのため、作業中でも汗でウェア内がムレたり、汗が冷えて寒くなったりする心配がない。「中綿は軽くてあったかい『シンサレート ハイロフト』。綿がコイル状になっていて、弾力性がある。綿の密度が高いので空気が溜まりやすく、保温性がいいんです。裏地は背当て部分に蓄熱保温ニットの『ソーラーセンサー』。これも日本の技術で、遠赤外線と光のエネルギーを熱に変える」。アイテムはジャンパー、コート、パンツの3種類。着脱式フード、内ポケット、パンツのスルーポケット、ウエスト調節マジックテープ等々、細部の仕様も充実し、非常に使い勝手がよさそうだ。
「ここまでの機能は求めないから、もっと手軽なのはないの?」という向きには、イベントのチームウェアにもオススメの超撥水ハーフコート『54202』がある。今季の新商品で「人気なので早めにゲットしないと、在庫切れするかも?!」という注目アイテムだ。「価格は先ほど紹介した『54200』の半分ぐらい。超撥水のPVCコーティング生地ですが、シームテープを施していないので縫い目から水が入ってくる可能性はあります。それでも一般的なウェアに比べれば防水レベルは格段に高い」。中綿入りで衿と背裏にはやはり蓄熱保温の『ソーラーセンサー』付き。何度も言うが、多少の雨や雪なら超撥水で撃退できるから、軽量な分、逆に現場では重宝するかもしれない。
さて、このレポートのテーマに沿って、再び高品質モデルの紹介に戻ろう。クオリティーの高さを話題にするのなら外せないのが、寒冷地での作業性を考え、あえて軽く動きやすく仕上げた軽量防水防寒コート『54198』とパンツ『57198』のシリーズだ。「耐水圧10,000mmでシームテープを貼っているので先ほどと同様、かなりレベルの高い防水仕様です。でも、着てもらうとわかるけど、メチャ軽い。北海道などでは、ごつい重防寒でなきゃダメと思いがちですが、必ずしもそうじゃない。たとえば雪下ろし作業では運動量もハンパなく、しっかり汗をかくので、『54198』のように薄くて動きやすいものの方がいいんです」。
水を寄せつけない強力な撥水性と、摩擦にも強いしなやかさ、そして軽さ。これらを実現するために何度も何度も試験を繰り返したという。なお、内側は中綿入りのキルト。水よけ付き前立て、モノが落ちにくい逆玉縁ポケット、格納式フード、夜間の視認性を高める反射テープ付きと至れり尽くせり。これなら「動きにくいし、水が浸みてツライよね」なんてコトもなく、作業がガンガンはかどる。
そして最後は、ちょっと目先を変えて、冬の立ち仕事やスポーツ観戦にありがたいベンチコートを紹介しておこう。中綿入りの『54185』と裏ボアの『54061』だ。「お子さんはスポーツブランド。応援する親はこういうの。バックプリントしてチームで揃えるお客さんも多いです」。
中綿入りの『54185』はスリムタイプ。熱処理でポリエステル生地の目をつぶしているので光沢があり、防風性、撥水性に優れる。前ファスナーは上下どちらからでも開閉可。座る時に下を少し開けば脚が自由になり、リラックスした姿勢で着座できる。一方、裏ボアの『54061』はゆったりタイプ。表地はナイロン100%のサテン地、裏の下部はキルティング仕様となっている。「中綿入りか、裏ボアかは、好み。パッと着たときはボアの方があったかく感じるし、中綿はサンドイッチ構造なので保温性がいい。いずれにしろ、暖かくしすぎて汗をかかないように。後で冷えますから(笑)」。
この時期、近所の作業服屋さんで主役を張っているクロダルマの防寒ギアコレクション。このレポートでルックスと値段だけが取り柄の、単なる流行りモノでないことがお分かりいただけただろうか。彼らの実力は本物だ。だからこそ、お店のオヤジさんもホレ込んでいる。残念ながら本文中では数点しか紹介できなかったので、その他の人気アイテムは以下で詳しく説明しておこう。
中綿入りベンチコート『54185』。モデルは営業の渡邊さん
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悪天候をものともしない!雪が降ろうが、雨になろうがしっかり防寒、だけど着心地はめちゃソフトな54200シリーズ 耐水圧10,000mmの優れた防水性で風雨や雪からしっかりガード。透湿性4,000 g/24hで、汗をかいてもウェア内の湿気をすばやく放出。中綿は『シンサレート ハイロフト』、裏地背部分は蓄熱保温ニット『ソーラーセンサー』でポッカポカ。再帰反射材採用。パンツはウエスト調整ができるマジックテープ、右脇スルーポケット付き。 |
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超撥水防寒で真冬の現場から身を守る!軽快かつ快適、スポーティーなルックスも魅力の54202 手頃な防水防寒として着るならコレ!PVCコーティングの高い撥水性、防風性に、中綿入りのサンドイッチ構造と、衿・背裏の蓄熱保温ニット『ソーラーセンサー』で高い保温力をキープ。スポーティーな切り替え配色を引き締める、反射テープ付きの縦ファスナーポケットが心ニクイ。この機能、このデザインにして、こなれた価格も超ウレシイ! |
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