【バートル】あなたを夢中にさせる奇跡のコレクションimage_maidoya3
素晴らしく魅力的な女がいるとする。あなたはどうにかして彼女を手に入れたいと思うはずだ。そしてそんな素敵な女を自分のものにするために、それなりの対価を支払うことを覚悟するはずだ。汗水たらしてカネをため、必死になって男の甲斐性をアピールする。それはここに書くわずか数行の例え話には到底収まりきらないほどの苦難の道のりであるかもしれない。あなたはそれに耐えられるのか?幸せな結末に向かうためのハードルはまだある。そもそも、あなたは彼女に釣り合うほどの魅力を持ち合わせているのか?美女と野獣という組み合わせはたまに見かけることがあるにせよ、やはり美人にはイケメンというのがまずは世間一般の通り相場ではなかったか。悶々とした夜をいくつも数え、ようやくあなたも現実に向き合う時が来る。身の丈を自覚し、物分かりがよくなり、もっと手近でありふれたものの中にこそ自分の探している真実があるなどというよくある神話を、躍起になって信じ込もうとし始める。そこまでくればもうゴールは近い。あなたが無意識に作り上げたささやかな幸せという全くの虚構は、あなたの中でリアリティーを増し、テレビショッピングのプレゼンテイターのように平凡を非凡にすり替え、あなた本来の自由な精神を飲みこみ、最後はめでたくあなた自身をお望み通りの幸せ者にしてくれるのだ。
  だがしかし、世の中には奇跡のような女がごく稀に、それこそ奇跡的に存在していることがある。あなたが彼女を射止めようとして払う対価は、信じられないほど少ない。それほどの彼女に対して申し訳なく思ってしまうくらい微々たるものだ。彼女はそれでもいいと言って魅力的な笑顔をあなたに向ける。そしてそんな彼女と一緒に街を歩くとき、あなたは彼女に対して美人と連れ添っているときのある種のストレスを全く感じることなく、それどころか安らぎにも似た安心感に包まれ、心の底からリラックスしながら彼女の存在を全身で受け止める。自分が彼女に不釣合いだとも思わない。これほどの美形が、不自然な印象を醸すことなく、自分のためだけに存在していると感じさせてくれるのだ。
  作業着の話を期待してこのページに来た読者の皆さんは、もしかしたら狐につままれたような顔でこの文章を読んでいるかもしれない。前フリを長々と書きすぎたが、要するに、それがバートルだ。誰もが息をのむほどの顔立ちとスタイルのよさを持ちながら、誰にでも似合って違和感なくシーンに溶け込んでしまう。着心地はすこぶるよく、不思議な愛着がわいてくる。そして特筆すべきは、そんな特別なウェアが、信じられないほどリーズナブルな価格でラインナップされていることだ。それはほとんど、奇跡に近いことなのではないか。
  読者の皆さんにはこれからたっぷりと、そんなバートルの魅力に夢中になってもらう。話を聞かせてくれるのは、いつものように、商品企画から生産・品質管理までバートルの全てを取り仕切る大崎社長だ(*編集部注:大崎社長は専務取締役だった前回2015年11月号の取材直後、代表取締役社長に就任)。
 

バートル
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一番人気の防寒ブルゾン『7210』を紹介する大崎社長
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こんなに伸びる!軽防寒ブルゾン『7410』
「まいど屋さん、例え話がうまいですね」。そう言って大崎社長はニヤリと笑った。社長になってますます精悍さを増した表情には、日本中でバートルブームを巻き起こしている張本人であることの自信があふれているように見える。「確かに、ウチのウェアはデザインの割に敷居が低いんですよ。多人数の会社のユニフォームに採用してもらっても、意外としっくりその会社のカラーに溶け込んでしまう。なぜなんだろう?」。
  「なぜって、それを社長に聞きたいんですよ!」
  それは企業秘密なんだけどなぁ、と言って目元に悪戯っぽい笑みを浮かべ、大崎社長はまいど屋の答えを促すようにこちらをじっと見る。恐らくはものごとにこだわり抜く性格による厳しさと、他人に対する思いやりを湛えた優しさが入り混じった不思議な眼差しだ。
  「一見、とがっているような印象のデザインでも、作業着としての基本はしっかり守っているからじゃないですかね」
  「まいど屋さん、そう思ってくれますか。ありがとう。ウチが目指しているのはそこなんです。例えば身体のラインがキレイに出るようなシルエットでも、実は作業性を考えて肝心なポイントではしっかりとゆとりを持たせていたりする。そうした小さな積み重ねが、トータルになると大きな違いを生み出すと思うんです。ただ奇をてらっただけで見せかけだけのデザイン性を追求したって、ユーザーにはすぐに見破られてしまう。突飛な服で終わってしまいます。もちろん、デザインはバートルの命ですよ。納得できるまで、絶対に妥協しません。バートルが皆さんに評価していただけるのだとしたら、そして誰でも違和感なく着用してもらっているのだとしたら、それはきっと、バートルが作業着を作っていることをしっかりと自覚しながら、それでもデザイン的な洗練を諦めない執念を本気で持ち続けているからなんだと思います」
  それじゃ、具体的には?今回の取材は防寒特集だから、防寒着で何かおすすめの商品について話してもらおう。
  「現在、バートルの防寒で一番人気は『7210』です。2013年に出したアウトドア系のスポーティーなデザインの防寒ブルゾンで、1スタイルで年間5万点作って売れていく。こんな商品はなかなかないですよ。あまりに人気があるから今シーズンはコート『7211』を出しました」。数字を耳にしてもいま一つピンとこないが、大崎社長がここまで言うのだからバートルのラインナップの中でも断トツのヒット商品なのだろう。
  値段についてもかなりの自信があるらしい。「冬の屋外作業でアウターに求められるのは、“あったかい”“軽い”の2点。重いのはNGです。軽いけどあったかい、しかもバートルのこだわり抜いたデザインのハイスペックな防寒ウェアが定価で11,000円。お店で5,000円ちょっとで買えるんだから」。
  では、この『7210』、なぜ、軽いけどあったかいのか?大崎社長はこう解説する。「表地は『マイクロドットシェル』という薄くて軽くて丈夫な素材です。裏に『サーモトロン ラジポカ』という、光エネルギーと遠赤外線の相乗効果で暖かくなる全天候型保温素材を全貼りしています」。
  その暖かさは、商品に付いているタグを見れば一目瞭然。サーモグラフィーによる着用比較では、一般的なポリエステル素材が青~黄緑色と寒々しいのに対し、『サーモトロン ラジポカ』は全体的にほぼオレンジ色。しかも気温が低くても効果が発揮されるので心強い。
  注目すべきポイントは他にもある。衿は肌あたりのいいブロックフリースを採用。衿端を包むように表1cmまで回しているので衿周りがガサガサしない。袖口裏には手首が冷たくならないようにマイクロフリースを施したり、ヘルメットを着用したまま被れる大型フードを付けたりと、至れり尽くせりの仕上がりなのだ。なお、『7210』シリーズには、このほかにも防寒パンツ『7212』、新商品の防寒コート『7211』がある。コートはスーツにも合うデザインで、左袖にバートルのエンブレムワッペンが付いている。
  さて、次は動きやすさを追求した新商品、防風ストレッチ軽防寒ブルゾン『7410』について。商品名にある通りのストレッチ性に加え、確かな保温力と軽量性、防風性を兼ね備えた実用アイテムなのだが、ほとんどのひとはデザイン的な美しさにまず目を奪われるだろう。横段のステッチが入ったやや細身のシルエットに、脇にさり気なくブラックを配色。右胸には斜めファスナーポケット、肩にはマルチポケットが付いて、普段着として着ても断トツにカッコよさそう。また、背には幅30cmまでのネームプリントが入れられるスペースがあり、チームウェアにもオススメだ。
  「『7410』は伸びる防寒です。PUラミネートコーティングのフリーストレッチ素材を使用していますから、腕が突っ張らずにとにかく作業性がいいんです」。そう大崎社長が強調するように、確かに、生地は軽く引っ張っただけでグーンと伸び、見た目以上にストレッチ性がある。「表だけでなく裏も伸びる。袖裏も背もすべて伸びる。最近は見てわかりやすい機能性を持った商品が人気です。お店で見て、こんなに伸びる、とわかれば、買いやすいし、お店のひとも売りやすい。ああそうだ、機能と言えば、この防寒着はストレッチ性の他に、こんな特徴があるんですよ」。そう言うと大崎社長はおもむろにテーブルにあった灰皿にグラスの水を移し入れ、それからウェアにその水を落とし始めた。「見てください。水がはじかれるでしょう。『7410』は素材に撥水性があるので少々水がかかっても浸みこまないんです」。
  生地の上にできた水たまりは、しばらくしてもコロンと生地に乗っかったままで、まったく染みていかない。ハスの葉の上を転がる水。あれと同じだ。
  ストレッチ、軽量、防風、保温、撥水・・・。これだけの機能が揃い、そのうえハンサムでプライスもお手頃とくれば、これはかなり人気が出そう。そうそう、忘れていたけれど、右胸に斜めファスナーポケット、左肩にマルチポケット、内側にはペンポケットとレギュラーポケットが付いて収納も充実している。
  さて、ここまでアウターの話が続いてきたので、まいど屋でも特にお客さまから評判のよいバートルのインナー防寒についても話してもらおう。
  「ウチの場合はコンプレッションを『フィッテッド』と言っています。1スタイルで20万枚作っていて、現在、メンズワークウェア業界の中では最大生産、最大出荷です」。そう大崎社長が胸を張るバートルのフィッテッド。今秋冬は、より暖かさを追求した『4039』と、防風仕様の『4040』が登場した。
  目付180gの肉厚ストレッチ裏起毛素材を使ったホットフィッテッド『4039』は、これまで以上の暖かさと着心地のよさがウリ。大崎社長も自信ありげに太鼓判を押す。「ちょっとした寒さなら、これ一枚でいけますよ。しかも、汗のベタつきを抑える吸汗速乾で、脇下に消臭テープ付き。4本針の高性能ミシンで縫っているので縫い目がフラットで肌に擦れないし、仕上がりもキレイ。背中にBマークが入ってカッコイイ。今年のBマークはラメ入りです(笑)」。
  一方、防風ヒートフィッテッド『4040』は、「屋外作業で風対策したい方、郵便配達やバイク便などバイクに乗る方、水産漁業系の方にうってつけ。ゴルフに着てもいい」という商品。ボディはPUラミネートで完全防風。袖、肩、首、背の上部、脇は『4039』と同じフリーストレッチ素材。裏はすべて起毛になっている。「ネックを長くしたネックウォーム仕様にしています。折り畳まずに無造作にクシュクシュッと着てください」。
  以上、新商品を中心にバートルの防寒ギアを紹介してきた。紙数の関係上、かなりボリュームを絞って要点だけをまとめたレポートではあったが、読者の皆さんの心に響くアイテムが、きっともういくつか見つかったことだと思う。これまでバートルを使ってきた人は、まいど屋が言いたかったことを、すぐに理解してくれただろう。また、このレポートを読むまでワークウェアブランドなどにこだわっていなかった人たちにとっては、今回の特集が幸運な出会いのきっかけになるはずだと確信している。
  バートルを知った皆さんは、もう自分を欺いて意に沿わないウェアに袖を通すことはない。妥協したことを頑なに認めず、あたかも自分の意志が初めからそこにあったかのように繰り返し自分に言い聞かせる努力をすることもない。バートルは最初の出会いから私たちを虜にしてしまう、正真正銘の特別な奇跡なのだから。
 
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軽防寒ブルゾン『7410』に水を落とす大崎社長
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PUラミネートを使った防風ヒートフィッテッド『4040』

    

この冬の注目度No.1!スタイル、実力、実用性、全てにおいて断トツの出来栄え、7410軽防寒ブルゾン

軽量フリーストレッチに防風ラミネートがドッキング。軽くてめちゃめちゃ動きやすくてあったかい、レイザーシルエットのハンサム軽防寒ウェア。背には幅30cmまでのネームプリントが入れられるスペースあり。右胸に斜めファスナーポケット、左肩にマルチポケット、内ポケット、内ペンポケット付き。カラーバリエは、赤、白、ブルーなど6色。SS、Sサイズは女性もOKのユニセックスシルエット。


羨望のハイスペックをスタイリッシュに纏う!トップクラスの実用性をバートルならではの経済的な価格で提案する7210シリーズ

軽くてあったか、カッコよくてリーズナブル!表地は薄くて軽くて丈夫な素材『マイクロドットシェル』。裏地は、光エネルギーと遠赤外線の相乗効果で暖かさがアップする全天候型保温素材『サーモトロン ラポジカ』を使用。ヘルメットの上から被れる大型フード付き。ブルゾンとコートはSSとSサイズが、パンツはSサイズがユニセックス対応シルエット。