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アイズフロンティア 3420 ファンタスティックストレッチワークジャケット

作業服・アイズフロンティア 3420 ファンタスティックストレッチワークジャケットならまいど屋

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アイズフロンティア 3420

ファンタスティックストレッチワークジャケット

　十数年前、知り合いの女に言われてひどく身に堪えた言葉がある。どんないきさつかは覚えていないが、僕らは西麻布の居酒屋で、一緒に酒を飲んでいた。ふたりとも酔いが回ってそろそろ帰ろうかと思い始めた頃、女は僕にこう言った。あなたみたいな軽い人間は見たことがないわ。薄っぺらで、横にいたってひととしての温もりを感じないのよ。あなた、本当にそこに存在してんの？いるはずだ思っていたんだけど、と僕は云った。でも、僕がここにいないとすると、ここにいる僕は一体誰なんだろう？女は明らかに失望した表情になり、僕が精一杯の努力で口元に浮かべた微笑を無視してサワーをかき回し始めた。あのさあ、そういうことを聞いてんじゃないのよ、と女は云った。あなたはそこにいるのに、いないのよ。わかんないかなぁ。もちろん、僕には女の言っている意味が解らなかった。ただ、その言葉が思いもかけず、僕の肉を破って胸の内側に入り込んでいく感触があった。僕は二人分の勘定を済ませ、酔いつぶれてテーブルに伏してしまった女を残して外に出た。その日まで、多少の好意を寄せていた女をひとり残して。僕は今でもそのときのことを覚えている。軽くて薄い。存在しない。それで悪いかと悪態をつきながら、タクシーを呼びとめようと、薄暗い外苑西通りを歩き続けたときのことを。以来、その言葉は、かさぶたが癒えたちいさな傷痕の下で、しこりとなって今でも残っている。そしてそのしこりは、どうにかして肉を食い破り、再び外に出て行くことを望んでいるように思える。そう、あのとき、僕は女にこう言い返すべきだったんだ。軽いというのはいいことだ！薄いというのはもっともっといいことだ！にもかかわらず強いというのは、それに輪をかけていいことだ！ハードに扱われたって動じない。真夏のワークシーンに真価を発揮する、実用度120%のスペシャルギア。軽量、薄手、高強度のナイロンボディー。身体の動きにしなやかにフィットするストレッチモデル。肌に触れるとヒンヤリ冷たく心地よい接触冷感タイプ。

■　メーカー：アイズフロンティア

■　型番：3420

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