まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。6月といえばホタルにアジサイ。春夏シーズン真っ盛り!と言いたいところですが、寒い日が続いて季節感が全くない今日この頃。せっかく春夏もののユニフォームを新調したんだけど、まだまだ秋冬ウェアの出番が多いなぁ---まいど屋でユニフォームをそろえたお客さまからも、そんなボヤきが聞こえてきそうです。
まいど屋サポートセンターにいると、お客さまの揺れるキモチが伝わってきます。ちょっと暑くなるとご注文が急激に増えだし、寒いと減る。やっぱり、皆さんも春夏ものに切り替えるタイミングを慎重に見極めているんですね。衣替えはいつにしようかなぁ。なんて迷ったときは思い切って、カレンダーに従ってみては。6月が来たら、ウムを言わさず一斉に制服をチェンジ。中学生のころから毎年やってきたことです。昔、キャンディーズも歌ってたじゃないですか。思いきって、コートを脱ぎ捨てようって(若い読者の方には、きっと意味不明ですね、ゴメンナサイ)。

春夏商品の在庫状況に異状アリ
各メーカー、今期はかなり生産を抑えている様子。まいど屋でもうまく商品が入荷してこないケースが出てきています。お客さまには出来るだけご迷惑をおかけしたくない!でも、入ってこないものはどうしょうもない!このままいくと今シーズンも佳境に入るころ、在庫切れでご迷惑をおかけしてしまうことになりかねない!天候不順が続きますが、暑い夏もいつかは来ます。まいどファンの皆さん、どうか、春夏商品のご注文はお早めに。

今月のテーマは医療ウェア
今回の取材で訪れた介護施設でのこと。一人のスタッフが、おばあちゃんの手を引いて施設の庭を散歩しているのが目に入りました。おばあちゃんの進むペースに合わせて、ゆっくりと、ゆっくりと歩いていきます。そこでは、「生産性」や「効率」などという言葉は意味を持たず、人としての「感受性」や「共感力」が強く求められていることがはっきりとわかりました。そんな芯の通った人間力に加え、実際の介護現場では体力もかなり使う、ハードなシーンもたくさんあると聞きます。それなのに・・・そのスタッフはすごく素敵な笑顔をしているんです。大変さなど微塵も感じさせない。仕事としての義務感とは無縁ののびやかさ。日本の介護現場は、こんなまっすぐな人たちが支えている。
まいど屋にできることは何だろう。取材から帰って、日々答えを探す努力をしています。介護現場で働くすべてのひとに役立つ存在になりたい。それぞれのお客さまの事情を理解しながら、最適なウェアを提案できるようになりたい。介護スタッフが気持ちよく働けるような質のいいウェアを少しでも安く、早くお届けしたい。そんなお手伝いを通して、少しでも介護の問題に貢献できたら。まいど屋はそう考えています。

公約違反?幻のレポート
お詫びを一つ。今回の月刊まいど屋、取材先がいつもより少ないのにお気づきでしたか?レポートがたったの2件。創刊以来、初めてのケースです。決してラクしたわけじゃないんです。実は、予定していたある病院の現場取材が先方様のご都合で急きょキャンセル。キャンセルがあったのは5月も後半で他に取材のアテもない。代替先を探したけれど、月末がどんどん近付いていって、ついにタイムアウト。何とかしようと、絶望的な努力をしている間は胃がキリキリして、まるで鳩山サンのような心境でした。「3本立て以上の誌面を作れないのは、読者に対する冒涜である」--そう思っていましたが、開き直って、結局は2本立てでの公開とします。公約(?)は守れませんでしたが、残りの2つはしっかりとした取材をしたつもりです。どうか、ご容赦くださいね。
尚、まいど屋の勝手なお願いに最後までスケジュールのやりくりをつけようとしてくれた関係者の皆さま、この場を借りて深く御礼申し上げます。涙をのんでお蔵入りとなった病院現場の企画は、先方様のご都合が付き次第、再度取材を行い、レポートをサイトにアップさせていただきます。乞うご期待!

雨のさかいめ
先日、珍しいものを見ました。昼休みにオフィスの外に出てみると、右側が雨で左側は晴れ。まいど屋物流センター前の道路も右手側だけが濡れている。路面に刻まれた雨のさかいめがあまりにもクッキリで、まるで何かの意思が描かれているようにも見えました。わずか一歩で晴れにもなるし、雨にもなる。グレーゾーンが全くない鮮やかさ。
雨のエリアにいると、さかいめに気付かない。晴れた側からみると、そこにさかいめがあったことに気付く。唐突感は境界線を越える瞬間にやってくる。何かに取り組んで、うまくいかないとき、こんなさかいめがすぐ近くにあるのかも。もう少し前進してみたら、びっくりするほど突然に何もかもうまく回りだす世界のさかいめがきっとあるのかも。さかいめはどこにあるのか分からないから、とにかく歩き続けなさい---そんな声が聞こえたような気がした昼下がりでした。