【杉政建設】建設業の必需品、気力と体力と雪国美人image_maidoya3
土木系ガテン女子。ときたまテレビなんかで特集やってたりするらしいけど、イマイチイメージが湧かないなぁ。ごっつい体格で筋肉隆々。自分のコトをオレとか言っちゃう男まさり。オトコ社会の荒波にもまれた、逞しい女性なんじゃない?な~んて思っている方、その認識、間違ってます!そんな世間一般のイメージからかけ離れた、清楚な雰囲気の女性たちが、バリバリ現場で活躍しているんですよ。
  例えば今回の取材で出会った池田さん。このひと、男性同様にカラダも動かすが、女性ならではの気配りもあって、それが会社の大きな戦力になっている。現場写真の撮り方がきめ細かくていいとか、現場がキレイになるとか、コミュニケーション上手で地元の人とすぐに仲良くなって仕事がスムースにはかどるとか、トラブルやクレームも少なくなるとか・・・。とにかく会社にとって、イイコトづくしらしい。「建設業を、サービス業としてやるには、女性の力は絶対必要」と、会社の専務さんも絶対の信頼を寄せるこの女性、果たしてどんなひとなんだろう?そして、そんな彼女が愛用しているワークウェアとは?興味津々で出掛けた新潟県上越市。現場で一日取材をしたその顛末を以下に報告しよう。
 

杉政建設
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現場作業をする池田さん
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みんなで採用を決めた明るいカラーの作業服
新潟県上越市に本社を構える株式会社杉政建設(すぎまさけんせつ)は、住宅や店舗・オフィスの設計・施工、リフォーム、設備工事、一般土木工事、不動産取引などを手掛ける地元の総合建設業者。今回お話を伺ったのは、社員20名の中の紅一点、土木主任の池田美保さん。小学4年生のお嬢さんをもつ、ママさん社員だ。
  この日、用水路にU字溝を埋め込む作業をしている池田さんを訪ね、向かった先は、雪の残る山から冷たい風が吹きおりる、だだっぴろい田んぼの真ん中。取材者を見て手を振って駆け寄ってきたその女性は、意外にも小柄できゃしゃな美人さんで驚いた。挨拶もそこそこに「現場で作業をしている写真を撮りたい」とお願いすると、おもむろにヘルメットをかぶり、スコップを手に、冷たい水の中にバシャン!あっという間にショベルカーのところまで走っていって、U字溝に落ちた泥をスコップですくいあげるという作業を見せてくれた。「測量をしたり、現場の写真を撮ったり、スコップを持って作業をしたり、なんでもやります。現場監督もしますし。チームで仕事をするのが好きなので、オフィスより現場の方が楽しいんです。女性は1人だけですが、みんないい意味で女扱いをしないでくれるので、とても仕事がしやすい。みんな、見た目は怖いですが、やさしい人ばっかりで・・・(笑)」。
  池田さんが、現在の職に就いたいきさつはこう。高校卒業後、ホテル関係の会社に就職。19歳で緑化事業部に移り、土木の仕事も任されるように。そして、24歳でスギマサに転職。その後、結婚、出産、子育てで7年のブランクを経て、そろそろ仕事をと思っていた矢先、会社から「ちょっと手伝ってほしい」と声がかかり、復帰することとなった。即戦力として期待されて呼び戻されただけあって、与えられた仕事は最初からハードそのもの。「朝、6時~6時半くらいに家を出て、8時に現場到着。17時ぐらいまで作業をして、そのあと事務所に戻って写真の整理や報告書作りをするので、家に帰りつくのは21時くらい。ですから、小4の娘の面倒は、同居している両親に任せっきりです」。
  年度末の繁忙期には、仕事終わりが深夜2時になるときもあり、少しでも睡眠時間を確保するために現場近くのカプセルホテルに泊まることも。そんなときも、娘さんに電話すると、「大丈夫だよ」と言ってくれるのだとか。「私、調理師の資格ももっているのですが、娘にご飯を作ってあげられるのは、休みの日くらい。それでも娘は、がんばっている私の姿を見て、いつも応援してくれるので、とてもありがたいです。授業参観には、現場を半日だけ抜け出して、作業着のまま観に行くんですよ。忙しいときは、仲間に悪いなと思いますが、みんな気持ちよく“いいよ、やっとくから行っておいで!と言ってくれて、理解ある仲間や会社にとても感謝しています」。
  そんな池田さんの仕事を支えるウェアは、アイトスの長袖ブルゾン(型番:6321)とカーゴパンツ(型番:6324)。このウェア、動きやすい3D設計のムービングカットと10色展開の豊富なカラーバリエがウリで、土木や製造業などの現場用として人気が高い。その中で、スギマサが採用しているのは、明るい色目で華やかさが感じられるマスタード×オリーブ。「この作業服は4~5年前にみんなでカタログを見て決めたんです。決め手は、現場で目立つ色であることと、泥がついても目立ちにくい点。その他、ポケットが多いところも気に入っちゃて。自分用の携帯、会社用の携帯、手帳、カメラ、鍵、クレヨンなど、持ち歩くものがたくさんあるので、収納が多いととても便利なんです」。右胸ポケットの内側に携帯電話専用ポケット。左胸には胸ペン差しとサブポケット。配色部分には、メモや小物の出し入れに便利なポケットがあり、池田さんはここに手帳を入れている。このほか、袖にはペンさし。脇には中身の飛び出しを防ぐ、フタ付きのポケットがある。
  シリーズは男女ペア企画でレディースパンツも用意されているが、池田さんはあえてメンズのMを使っている。ワケを聞くと、「冬の間は作業服の下にも上にも、いっぱい着込んで作業するので、男性サイズで丁度いいんです。下なんて5枚くらい重ねてるんじゃないかな(笑)。北風で肌がボロボロになるので、ネックウォーマーも必需品。いつも鼻のところまで引っ張り上げています。もちろんホカロンも貼ってますけど、すぐに温かくなくなっちゃって。最近は、ウエットスーツ素材の防寒用のインナーロングソックスのようなものもあるので、とても助かっています」。
  会社から年に2着支給してもらって、毎日洗って交互に着ているという池田さん。何か不満はないかと聞いてみると、「使い勝手がいいんで大体満足しているんですが」と言いながら、遠慮がちに続ける。「そういえば、作業服って、1年くらい着ていると、ズボンのファスナーがだんだん壊れてくるんですよね。私も一度、気が付いたら開きっぱなしになってたことがあって(笑)。そこは、改良してもらえると嬉しいですね。あとは、ポケットにファスナーが付いているところと付いてないところがあるのですが、全部ファスナーだと嬉しいかな。携帯を入れていて、落としてしまうことがあるので」。なるほど。ズボンのファスナーと、ポケットのファスナー。ここはひとつ、まいど屋としてメーカーに進言しておこう。
  じっと座っていることが苦手で、身体を動かす今の仕事が性に合っている。現場では、男性と同じように動き回りながら、女性の自分にしかできないことも丁寧にこなしていきたい。楽しそうにそう話す池田さんは、「建設業を、サービス業としてやっていく」という会社にとって、なくてはならない存在になっている。以下は、そんな彼女と同じように、土ボコリが舞う現場が大好きな土木系ガテン女子の皆さんにオススメの厳選コレクション。どれも動きやすくて快適で、レディース専用のボトムスも揃っている。今着ている作業着と比較してみて、よさそうなものがあったら、是非、まいど屋サポートセンターに問い合わせてみてほしい。皆さんの愛用の1着が見つかるよう、精一杯お手伝いをしたいと思う。
 
  ●株式会社 杉政建設
  〒942-0051 新潟県上越市大字下源入154
  TEL:025-544-6508
  FAX:025-544-2389
  http://www.sugimasa.biz/
 
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専務取締役 吉村 康和さんと事務所前にて
 

    

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