【田中美也子さん】転ばぬ先の作業服image_maidoya3
東大阪での街でよく見かける、ちょっと変わったナンバープレート。「東大阪オリジナルナンバープレート」だ。ラグビーの聖地・花園ラグビー場があることでも有名な東大阪。この花園へ、2019年に開かれるラグビーワールドカップ日本大会の会場を誘致する事業の一環として作られた。
  今回取材をお願いしていた方のスクーターにも、それがついている。よく見ると、ナンバープレートはラグビーボールの形。隅っこには東大阪の町工場が制作に関わったという、小型衛星「まいど1号(SOHLA-1)」のイラスト入り。おお、まいどの名。親近感がわく~。しっかり写真に収めておいたからご覧あれ。ちなみに今回のレポはナンバープレート、ではなくワークウェアだからご安心を。
 

田中美也子さん
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愛車とともに美也子スタイルでキメ!
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お気に入りの長袖ジャンパー(自重堂/型番:55700)
ご登場願ったのは、東大阪在住の田中美也子さん。こうした公の場であまり言いたくはないが、編集長の個人的な知り合いである。個人的な知り合いを引っ張り出さなければならないほど取材先に困っているなんてことは読者の皆さんには何の関係もないことなのでここでは特に申し上げないが、とにかく彼女は大阪在住の普通の女性だとだけ言っておく。では、なんで編集長の知り合いの普通の女性がワークウェアの特集に出てこなきゃいけないんだと突っ込みを入れてくる読者諸氏がいるかもしれない。まあまあ、話は最後まで聞くもの。実は田中さん、義理のお母さんが入院し、介護のために病院通いをすることとなった。近かったこともあり、スクーターで通っていたのだが、遠方に転院となったため、小型バイクの免許を取ったのだ。教習の際に教官が言った。乗る時は、長袖・長ズボン。夏でもですよ。転んだ時のケガが防げるから覚えておいて。田中さん、その時は、へぇ~くらいに聞いていたのだが、なぜかずっと心に残っていたのだとか。
  田中さんは言う。「実際、家族も、スクーターからバイクにすると言ったら、とても心配してね。確かに、飛ばしてもせいぜい速度30kmのスクーターと比べて、小型バイクはゆうに70km出ますから危険も大きいんですよね」。家族には安心してもらいたいが、ライダースーツを着る度胸はない。だって、病院に行くだけなのに、いかにもって感じで大げさだもの。どうしよう~と思っていると、田中さんの視線の先を、ワークウェアを着た男性がバイクに乗って走り過ぎていく。田中さんの心にピピッと電灯がともった。そっか。仕事中の人は作業服を着て乗る。その手があったか。作業服なら目立たなくてイイ。せっかくだからと、オシャレな作業服を探し始めた田中さんだった。
  ネットでいくつか気に入ったものを見つけたけれど、自分に似合うか自信が持てない「着たら、どんなシルエットになる?後ろ姿はどうなの?って気になって」。実店舗では、田中さんが思っていたような、女子が着てもしっくりくるオシャレ作業服は、なかなか置いていない。どれも一長一短、ようやく候補を絞った時には、8軒めを回っていたとか。お疲れさま。結局、ワークウェアの専門家を自認する編集長の助けを借りて、やっとたどり着いた作業服は、自重堂の長袖ジャンパー(型番:55700)。ディーテールにまでこだわりが感じられる、シルバーカラーのカッコいいウェアだ。
  吟味に吟味を重ねてチョイスしたこの一着。なぜ、このジャンパーだったのか?田中さんは、その魅力を、女性ライダーならではの厳しいセレクト基準とともに話してくれた。
 
  ◎脇裾を2つボタンで絞れるタイプであったこと。
  ・着用時に裾がズリ上がってこない。
  ・裾ゴムタイプのように太って見えない。
  ・裾の絞り具合が調節できるのでインナーの重ね着ができる。
 
  ◎デニム調の生地であったこと。
  ・涼しげで爽やか。
  ・インナーを選ばずバランスよくコーディネートできる。
 
  ◎背中の両サイドにメッシュ仕様のマチ(ノーフォーク)付き。
  ・走行中に風が入って涼しい。
  ・インナーを重ね着してもマチのゆとりでカバーでき、着ぶくれしない。
 
  ◎ファスナーが軽く、動きが滑らか。
  ・バイクに乗っている最中でも、片手で上げ下げ自在。
 
  ◎後ろ姿に女性らしさが感じられるシルエット。
  ・一般的な作業服の場合、髪をまとめてヘルメットをかぶると、後ろ姿で男女の見分けがつかない。
 
  ◎縫製がしっかりしていて、洗いやすく乾きもよい。
  ・忙しい毎日。洗濯耐久性、乾きの良さは必須条件。
 
  ・・・と、チェックポイントは多々あったが、そんな中でも最も気に入った点は、「作業服でありながら、オシャレ着のようなスタイル」。そこには、ライダージャケットにはない、さりげなさと日常生活とのなじみの良さがある。
 
  作業服でバイクに乗るようになったある日、田中さんはスクーターの事故を目の当たりにする。ライダーは20代男性。頭部こそヘルメットで防護して無傷だが、体は半袖半ズボンの無防備さ。当然、腕も足も傷だらけ。そうだ、教官が言っていたのはこれなんだ!と実感した。耐久性も備えた作業服、やっぱりライダーにもってこいだ。
  今日も田中さんは55700のジャケットを着て颯爽とバイクに乗る。そして、秋冬シーズンに向けて次なる一着をゲットすべく、現在、厚手作業服を物色中だそう。きっとそのうち、編集部に電話がかかってくるだろう。私に似合うくらいカッコがよくって、動きやすいウェアを探しといてって。取材に応じてくれたお礼じゃないが、とりあえず先手を打って以下に商品をリストアップしておきます。次の通勤着はここから選んでね。こう見えても、編集部はあなたの長電話に付き合っていられるほどヒマじゃないんだから。
 
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東大阪オリジナルナンバープレート
 

    

田中さん愛用の作業着はコレ!エッジの効いたデザイン性でスタイルを極めた55700シリーズ

ブロークンドビー素材使用の高い耐久性でハードな作業現場にもってこい。一目見て、心を奪われるカッコよさは、普段着にも◎。抗菌消臭効果のあるDEO+テープ付き。細身なつくりは女性にもおススメ。


カッコいいのに超安い!着るひと全てを美しく見せるワークウェア6081シリーズ

体のラインをきれいに見せるデザインとバックシルエットがGOOD。トレンド感のあるスタイリッシュなデザインは、おしゃれに作業着を着こなしたい人におすすめ。しかも着やすくてリーズナブルということなし。制電機能はJIS T 8188適合。