【希友建設】現場監督は異能のプロファイラー?image_maidoya3
 現場取材をしていると、常識を超えた能力を持つプロフェッショナルに出会う事がある。今回の希友建設の社長、加藤氏もそんな一人。7月号で紹介した鳶職の「アクティブ興業」さんともよく一緒に仕事をするという加藤氏は、現場の監督として建設物の耐久性をX線のように見通してしまう眼力を持っている。総合建築という、鳶さんのような職人とは一味違う現場との関わりをしてきた加藤氏に、監督職にとって現場とはどういうものか、そしてそこで求めている作業服とは何なのかをお聞かせいただいた。実際に作業する職人さん達とはまた違った現場感をお楽しみ下さい。

希友建設
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加藤代表。温和そうに見えますが、建物を見る眼力には圧倒されます。
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希友建設、外観。葛飾柴又帝釈天の近く。
 創業は平成18年。総合建築会社としては比較的新しい希友建設。そもそも総合建築とは基礎、外構工事、外向リフォームから新築まで、建物に関する事全てをまかない、職人さん達に指示を出す仕事である。代表の加藤氏は元々大工さん。建築に関する全てを知っているプロフェッショナルだ。「現在創業して5年目ですが、だんだん地元にも根付いて来ました。信用第一ですから。うちの場合、材木は通常の1、5倍使って構造的にも頑丈ですし、鉄筋も通常より多めに入れたりして、耐震性や強度に強い工法に切り替えています。昔のハウス・メーカーさんなんかがやっていた工法のいいものを取り寄せて、独自でやっているんです。建築士とは違いますが、自分が元大工で何十年もやっているので、どこがどの程度強度があればその建物がどの位持つのか、見た目と長年培って来た感覚で分かるんですよ。もちろん建築基準には従います。ただ、説明しづらいんですが、自分の目で見る感覚の方が確かだと感じる事が多いですね。現実のものと計算とは絶対に合わない」。実際加藤氏は、今まで50棟近く建設に携わって来たが、1件も問題が出た事はないという。現場のプロの感覚はここまで研ぎすまされるものなのだ。それが希友建設の信用に繋がっている。
   では、現場で図面を見ながら指示を出す総合監督職の現場でのこだわり、また現場で求める作業着などはどんなものだろう?「皆の怪我に一番気をつけていますし、現場を綺麗にしておく気配りも大事です。工具は持ちますが、基本は普通の作業着ですね」。そんな希友建設が選んだ制服はジーベック。怪我防止を考えても、袖などが締まっている一般的なタイプがよいとの事。現場監督をする総合建築職では、個性やカッコ良さよりも、一般作業着の方がマッチするのだ。能力のある現場監督には、わざわざ個性を表現する必要すらないのかも知れません。
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一般的な作業着姿。社内で図面を検討する姿は真剣そのもの。この服装で現場にも出ます。
 

    

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