丸の内界隈を颯爽と闊歩しているビジネスマンがいたとする。そいつが突然、歩道の植え込みを飛び越え、車道で穴を掘っている道路工事のチームに加わって作業を始めたとしたら。そういう景色を想像できるか?断っておくが、YouTube用に撮影している何かのプロモーションビデオじゃないぜ。男はカメラが回っていないにもかかわらず、本気で激しく体を動かしている。実際の作業をしているのだから、現場監督というわけでもなさそうだ。男は爽やかな笑顔を浮かべながら、黙々と穴を掘り続ける。手足に力が入り、上半身が大きくひねられ、それにつれて男のビジネススーツがしなやかに身体に寄り添っているのがわかる。その様子はちょっとした見もので、ミスチルのミュージックビデオに使えそうなほどシュールでキャッチーで、現実離れがはなはだしく、それでいて胸にすとんと落ちるリアリティーがある。さて、このシーンは我々にとって、一体何を意味しているんだろう?男の息遣いは次第に熱を帯び、いつの間にか見守っている者の感情に入り込んできている。桜井のヴォーカルが耳の奥でこだましている。男が作業を終わるころ、我々は気付く。彼は俺たちの分身なんだ。こんなことができたらと心の底で思い描きながら、強固な現実に対して従順にならざるを得なかった俺たちの、押し殺されてきた願望のアイコンなんだ。スーツでガテン仕事をしちゃいけないなんて誰が決めた?例えば渉外も、大工仕事も両方こなさなきゃいけない工務店さんなどに。通常の作業着に負けないタフな耐久性とストレッチ性を備えたビジネスウェア型ワークウェア。軽量仕立て。土砂降りの雨に遭遇してもへっちゃらの特殊撥水加工付き。家庭の洗濯機で丸洗いできるウォッシャブル仕様。*3SとSSサイズは女性のボディーラインをより美しく見せるレディースシルエット仕様です。
■ メーカー:アイトス
■ 型番:AZ-162
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