まいど通信


        

まいど!まいど通信編集長の田中です。暑くてヘバってます。暑いって言葉を口にするだけでゼイゼイするほどしんどいです。いつもの夏なら気温が高いほど身体のキレがよくなってくるのに、千年猛暑の今年に限っては毎日二日酔いのような気だるさで、キーボードを叩く指にも力が入らない。頭の中がエンストして動かないから、仕事もアスファルトに貼りついたガムみたいに全く先に進まない。体育会系通販を自認するまいど屋の一員として、こんな体たらくは許されない。
いくら苦しくても根性で乗り越える。男は黙って勝負する。女も耐えて一人泣く。イイワケ厳禁。問答無用。ヤル気のないものは去れ。いつも編集部員にそう言っている手前、自ら範を示さねば。そうだ、まずは熱中症一歩手前のこの体に水分補給。で、コンビニへ。オフィスに戻って買ってきたスポーツドリンクをごくごく飲み干すと、腹がタポタポして気持ち悪い。仕事に差し支えるから、涙をのんで少し休憩。でも、ただ休むだけじゃ編集部員への示しがつかないので、不本意ながらもモバゲーの画面を開く。だって、ゲームは脳の活性化にいいんだって。それで、十分リフレッシュしてようやく気分が乗ってきたところで、パソコンからポロロンとメール着信のメロディーが。開けてみると、どこかの会社のダイレクトメール。そういえば、最近メールフォルダーの整理をしてないなぁ。大事を成す前に小事を片づけるのは基本中の基本。仕方がないから、迷惑メールフォルダーの中身を一つ一つ削除して、やれやれこれで仕事ができる。あ、その前に、タバコを一服。なんといっても、ニコチンを入れれば能率が違うから。吸い終わると何だかノドが渇いてきた。で、水分補給のためにコンビニへ。ああ、気がつけば、もう夕方。アスファルトのガムみたいに、朝から一歩も前に進んでない。。。

今月のテーマはまいどズラ
ダラダラしたオープニングでしたが、ここから気を取り直してギアを上げます。そうしなきゃいけない理由があるんです。体中のアドレナリンを残らず絞り出して、針が振り切れるほどテンション高めて、編集者としての全人格を賭けて読者の皆さんにお伝えしたいことがある。皆さんも背筋を伸ばして居住まいを正し、一語一句に神経を集中して、よおく聞いてくださいね。これから話すのは、まいど屋が社運をかけて開発を進めていたあのまいどズラのこと。遂に販売を開始したんです。
「あの」って言ってもピンとこないまいど初心者の方に簡単に解説すると、まいどズラはまいど屋のキャラクターであるまいど君の髪形を再現したかつらです。いや、単に「かつら」と呼ぶには語弊がある。まいどズラは普通の商品ではありません。羨望、嫉妬、慕情、敬意、優越感。そして安らぎ。そこにはありとあらゆる人間の感情と人生のエスプリが詰まっている。
なぜまいど屋がズラに執着するのか。まだまいどズラのプロジェクトが公にされていないころ、知人にそう聞かれたことがあります。どうしてって、そこにズラがあるからだよ。登山家のマロリーが答えたように、ほとんど反射的にそう説明したことを思い出します。或いはズラは文化だから。昔、石田純一がテレビで叫んでいたように、そう言いました。まいど屋にとって、ズラは一々理由を探す必要がないもの。当然のようにそこにあるべきものだったからです。
特集では、まいどズラが誕生するまでの経緯や、産みの苦しみ、そして海外からの反応などを3部構成にしてレポートしました。まいど屋の熱い想いが読者の皆さんに少しでも伝わればうれしく思います。なお、ズラの入り口はトップページの右端に目立つように配置しました。クリックすれば、そこには皆さんが体験したことのない世界が広がっています。そこにあるだけで誰もが幸せになれるもの。親から子へ、そして孫へと引き継がれるような一生モノ。まいど屋が1年かけて作り上げたフラグシップアイテムをどうか存分にご堪能いただければと思います。

初めまして新画面
ズラの陰に隠れて、あまり目立たなくなってしまいましたが、今月はまいど屋と全国のまいどファンの皆さんにとって、もうひとつ大きな前進があるんです。こちらも一年かけて開発した渾身の新企画。かん口令付きの極秘プロジェクトでしたので、やはり本邦初公開です。目ざといひとならもうお気づきですよね。トップページの右上にある、見慣れない「ステキな画面」のボタンに。
試しにクリックしてみると、なにやらイケてる感じの見知らぬショップが出てきます。そう、それはまいど屋の次世代画面。今風のデジタルな感性にマッチした、洗練されたスタイリッシュ系画面。ただ、あまりにこれまでのまいど屋のイメージと違うので、古くからのお客さまに気に入っていただけるのかどうか、いまいち確信が持てないんです。まいど屋らしい、コテコテ感がなくなって、流行りもののような薄っぺらい印象をもたれたらどうしよう。操作性が進歩したことで、慣れているお客さまが逆に使いづらいとお感じになったらどうしよう。正直に話すと、スタッフの中にだって違和感を訴える者が結構います。だから一気に新画面に移行するふんぎりがつかない。勇気がないからくよくよ迷って、結局、新旧の切り替えボタン方式にして様子をみることにしました。カッコがよすぎて、親しみやすさが失われてはいないですか?目的の商品を、今までのようにスムースに探すことができますか?これから時間をかけてお客さまに使い込んでみてもらい、評判がよければ新画面での運営に切り替えるつもりです。

大衆浴場と体臭欲情
まいど屋を運営する楽しみの一つは、お客さまからのご投稿をチェックすること。お客さまが感じたこと、商品の良しあし。毎日たくさんのコメントが届きますから、スタッフにとっては励みにもなるし、気も抜けない。お電話で何度もやり取りをしたあのお客さまには喜んでいただけたんだ。よかった。ああ、このお客さまはこんなところがご不満だったんだ。次回ご来店されたら、挽回できるように、しっかり対応しなきゃ。。。まいど屋はそんな風にしてお客さまに支えられ、鍛えられ、成長してきたんです。
ときたま、スタッフが、ん?と固まってしまうような書き込みを目にすることもあります。例えば先日は、「着心地のいい詐欺洋服です」ってご投稿がありました。一瞬、なにか不手際があったのかなって緊張しましたが、よくよく考えてみると、ああそうかって。スタッフ一同、顔を見合わせて安堵して、そしてサポートセンターに笑みがこぼれます。投稿文の下には早速、まいど屋のコメントを付け加えました。「<作業服>のことですよね。びっくりしました」。まいど屋はオープン以来、お客さまの書き込みには一切手を入れず、そのまま掲載しています。変換ミスや誤字脱字があってもあえて原文のままにしておけば、より臨場感がある口コミになる。そう信じているからです。

お盆休み
---誠に勝手ながら、8月10日(土)から15日(木)まで、お盆休みとさせていただきます。お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします---
日本語独特のこういうタテマエだらけの言い回しがキライです。なにがおかしいって、まず、休みを取るのはちっとも勝手ではない。国民には健康で文化的な最低限度の生活を送る権利があるって憲法にもちゃんと書いてある。だいたい、お客さまだって海や山へ遊びに行って、まいど屋なんかに用事があるはずがないから、迷惑をかけることもない。いつもホンネでお客さまに接しているまいど屋らしく、正直に生きるなら、休日の告知はこう書かなきゃ。
---まいど屋はお盆休み中は堂々と休業します。休み中にサポートセンターに電話をしても、サポートするひとは誰もいませんので潔くあきらめてください。サポート業務は16日から再開します。なお、初日はきっとスタッフのほとんどが休みボケしてまともなサポートができない恐れがあります。それでも用がある方は、運が悪かったと思って大目に見てください---
休みが近づいて調子に乗ったけど、大丈夫かな、これ。。。もう、知らないっと。