世の中、星の数ほど飲食店があるが、特別な日を飾るにふさわしい食事の場となると、選択肢はそれほど多くない。めったにないハレの集まり。例えば赤ちゃんのお食い初めや七五三のお祝い。喜寿、米寿のお祝い会。あるいは法事。家族・親族の会食の場として。また、忘新年会や歓送迎会、懇親会といった会社や地域の行事の場として。ありきたりな所では芸がない。何か会を催すときに「ああ、あそこね」と誰もが認め、納得する店。いけす料理「やま幸」(岡山県倉敷市)は、地域の人々の、そんな特別な日の思い出があふれる料理店だ。
最大200名の宴会に対応できる広い店内。中央の巨大ないけすには、瀬戸内海で水揚げされたたくさんの魚が泳ぐ。居酒屋感覚で利用できるカウンター席やテーブル席のほか、大小の座敷も多数揃っている。
同店の料理を一手に担う厨房スタッフは、決して表に出ることはない。裏方に徹し、もてなしの心を味で表現する板前さんたちは、どのような仕事着で調理に臨んでいるのだろうか。やま幸にお邪魔し、社長の山本修さんと板前の青山浩平さんにお話を伺ってきた。
最大200名の宴会に対応できる広い店内。中央の巨大ないけすには、瀬戸内海で水揚げされたたくさんの魚が泳ぐ。居酒屋感覚で利用できるカウンター席やテーブル席のほか、大小の座敷も多数揃っている。
同店の料理を一手に担う厨房スタッフは、決して表に出ることはない。裏方に徹し、もてなしの心を味で表現する板前さんたちは、どのような仕事着で調理に臨んでいるのだろうか。やま幸にお邪魔し、社長の山本修さんと板前の青山浩平さんにお話を伺ってきた。
いけす料理「やま幸」
大きな“いけす”を設けた広い店内
取材に応じてくれた板前の青山さん
「飲食店のユニフォームは清潔で仕事がしやすいのが第一。調理衣に限らず、すべての仕事服は“いでたち”であり“戦闘服”だと思っています」。そう話すのは三代目社長の山本修さん。ユニフォームは店のイメージを左右するものと位置づけ、接客を担うホールスタッフには、黒子に徹するように店の風景に馴染むウェアを採用。一方、裏方の厨房スタッフには衛生面を最優先し、それぞれ仕事内容に合ったユニフォームを着てもらっている。ホールスタッフのウェアも気になるところだが、今回は食品白衣関係の特集ということで、厨房スタッフのユニフォームに焦点を当てて話を伺った。
厨房スタッフは、板前5人、盛り付け担当の調理補助3人、洗い場2人の計10名。団体客が重なった時は、これでも足りないほど忙しい。戦場のような慌ただしさの中で、厨房スタッフとホールスタッフが連携し、手際よく、そしてタイミングよく次々と料理を出していく。しかも、会の目的や進行に合わせて微妙にペース配分を調整しながら。
板前さんたちの戦闘服は、白の調理衣(メーカー:サンペックス、型番:FA313、FH1108)に丸帽(FH20)。これに防水ロング前掛けを併用する。着心地については入社4年目、この道12年の板前・青山浩平さんが答えてくれた。「長く使っていてもヘタリが少ないから、いつ着ても気持ちいいです。それに形も気に入っている。前に勤めていた店では、揚げ物の油ハネが危ないからと長袖でしたが、ウチは七分袖。毎日のように魚をさばいているので、袖が短いほうが邪魔にならないんです」。よく見ると、襟もとからTシャツが覗いている。興味本位で尋ねてみると、調理衣の下に着るウェアは各人自由とのこと。青山さんの場合、長袖Tシャツを愛用していて、作業内容によってさらに袖を短くしたいときには、調理衣とTシャツの袖を一緒にたくし上げる。こうすることでTシャツの袖がスベリ止めになり、袖のズリ落ちを防いでくれるそうだ。
糊付けされた白い調理衣をパリッと着こなす青山さん。だが、毎日のように魚をさばくとなると、当然、袖以外も水濡れするし、汚れもつく。白いウェアだけにさぞかし汚れが目立つのではないだろうか。「最も汚れるのは腹の部分です。常に魚をさばいているので大量の水を使いますし、大きな鍋を抱える時は腹部に鍋のススがつくんです」。こうした水濡れと汚れを防ぐために着用しているのが幅90cm、長さ100cmの防水ロング前掛だ。「前掛けが長いと足さばきが悪くなって歩きにくいんです。それで、ウエスト部分を折り返して自分なりに丈を調整しています」。ここにも快適に着こなすための工夫がある。
やま幸では、毎年、新年を迎えると、板前さんたちに新しい調理衣一式を支給する。元日は新しい仕事着に袖を通し、凛とした気持ちで初仕事にかかれるように。「背筋が伸び、“今年も頑張ろう!”という気になります。この正月に支給されたものを加えると、計6着。普通のお店では3~4着といったところなので、多いですね」。なお、1日の仕事を終えた調理衣は、店でまとめてクリーニングに出す。山本社長の「仕事着は戦闘服」という言葉にあるように、クリーニング店から糊付けされて戻ってくる調理衣は、衛生面だけでなく、板前さんたちの仕事に対する意識を高めるのにも役立っていることだろう。
素材と対峙し、その持ち味を最大限に活かすために格闘する“調理場”という戦場。日々の戦闘を支えるには、自分なりに納得できるウェアが絶対に必要だ。気に入った仕事着を着て青山さんが気持ちよく調理に専念できるように、モチベーションを高めてくれるウェア選びは想像以上に重要だ。まいど屋にはそんな特別な商品がきっとある。数ある中から、以下、ほんの一部を紹介してみるので、興味がある方はチェックしてみてほしい。
いけす料理「やま幸」(やまこう)
〒701-0112 岡山県倉敷市下庄140-1
TEL:086(462)2241
FAX:086(463)5454
HP:http://ikesu-yamakou.net/
厨房スタッフは、板前5人、盛り付け担当の調理補助3人、洗い場2人の計10名。団体客が重なった時は、これでも足りないほど忙しい。戦場のような慌ただしさの中で、厨房スタッフとホールスタッフが連携し、手際よく、そしてタイミングよく次々と料理を出していく。しかも、会の目的や進行に合わせて微妙にペース配分を調整しながら。
板前さんたちの戦闘服は、白の調理衣(メーカー:サンペックス、型番:FA313、FH1108)に丸帽(FH20)。これに防水ロング前掛けを併用する。着心地については入社4年目、この道12年の板前・青山浩平さんが答えてくれた。「長く使っていてもヘタリが少ないから、いつ着ても気持ちいいです。それに形も気に入っている。前に勤めていた店では、揚げ物の油ハネが危ないからと長袖でしたが、ウチは七分袖。毎日のように魚をさばいているので、袖が短いほうが邪魔にならないんです」。よく見ると、襟もとからTシャツが覗いている。興味本位で尋ねてみると、調理衣の下に着るウェアは各人自由とのこと。青山さんの場合、長袖Tシャツを愛用していて、作業内容によってさらに袖を短くしたいときには、調理衣とTシャツの袖を一緒にたくし上げる。こうすることでTシャツの袖がスベリ止めになり、袖のズリ落ちを防いでくれるそうだ。
糊付けされた白い調理衣をパリッと着こなす青山さん。だが、毎日のように魚をさばくとなると、当然、袖以外も水濡れするし、汚れもつく。白いウェアだけにさぞかし汚れが目立つのではないだろうか。「最も汚れるのは腹の部分です。常に魚をさばいているので大量の水を使いますし、大きな鍋を抱える時は腹部に鍋のススがつくんです」。こうした水濡れと汚れを防ぐために着用しているのが幅90cm、長さ100cmの防水ロング前掛だ。「前掛けが長いと足さばきが悪くなって歩きにくいんです。それで、ウエスト部分を折り返して自分なりに丈を調整しています」。ここにも快適に着こなすための工夫がある。
やま幸では、毎年、新年を迎えると、板前さんたちに新しい調理衣一式を支給する。元日は新しい仕事着に袖を通し、凛とした気持ちで初仕事にかかれるように。「背筋が伸び、“今年も頑張ろう!”という気になります。この正月に支給されたものを加えると、計6着。普通のお店では3~4着といったところなので、多いですね」。なお、1日の仕事を終えた調理衣は、店でまとめてクリーニングに出す。山本社長の「仕事着は戦闘服」という言葉にあるように、クリーニング店から糊付けされて戻ってくる調理衣は、衛生面だけでなく、板前さんたちの仕事に対する意識を高めるのにも役立っていることだろう。
素材と対峙し、その持ち味を最大限に活かすために格闘する“調理場”という戦場。日々の戦闘を支えるには、自分なりに納得できるウェアが絶対に必要だ。気に入った仕事着を着て青山さんが気持ちよく調理に専念できるように、モチベーションを高めてくれるウェア選びは想像以上に重要だ。まいど屋にはそんな特別な商品がきっとある。数ある中から、以下、ほんの一部を紹介してみるので、興味がある方はチェックしてみてほしい。
いけす料理「やま幸」(やまこう)
〒701-0112 岡山県倉敷市下庄140-1
TEL:086(462)2241
FAX:086(463)5454
HP:http://ikesu-yamakou.net/
和の趣を大切にした風情ある店構え
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◆やま幸でも大活躍のFA-310シリーズ 毎日着るから、良質なものを選びたい!スタンダードな定番シルエットをキチンと丁寧に作り込んだ襟付きタイプ調理衣を長袖、七分袖、半袖で。シャリ感のある肌当たりと吸汗性の良さに加え、適度なハリ・コシ感で着心地快適なポプリン素材を採用。雑菌の繁殖を防ぎ、イヤなニオイを抑える抗菌加工付き。 |
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◆まいど屋で人気ナンバー1の調理白衣310-30シリーズ 和食系調理衣のベストセラーを、男性用・女性用、襟付き・襟なし、長袖・七分袖・半袖のオールタイプでラインナップ。着心地、機能性、クオリティー。どれをとっても不足なし!しなやかで上品な風合いのブロード素材。袖を通すたびに背筋が伸びる、プロ御用達の一着。O-157対応の制菌加工付き。 |
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